禁煙治療薬の副作用の話。

１０月からタバコが値上がりして、禁煙に挑む人が増えてるらしく、『チャンピックス錠』という飲み薬がピンチらしい...というか、全然ナイらしいです。
あと、ニコチンの貼り薬も、同じく不足。

８月は７万人分だったのが、９月には１７万人分の需要があったらしいから、不足も納得。
喫煙者の方々には、タバコの値上がりが禁煙の良い機会になったようですが、せっかくの決意も、薬がナイとの理由で、「な～んだ、じゃあ、やんぺっ。」と、決意を喪失させたとしたら、それは、すごく残念かも。

ま、救命救急センターにはどう考えても無縁の薬なので、いつものように「なんで品薄なんだ！！」と、ちゃぶ台をひっくり返すこともなく。
(ノ-"-)ノ~┻━┻
自身が愛煙家でもないので、この件については、完全に静観しております。

さて、このチャンピックス。
成分はニコチンではないのですが、禁煙に効果アリのスゴ技の持ち主。
ここで作用機序を事細かに書いてもいいのだけれど、泡吹いて倒れそうになるくらい難しいので、あえては書きませんが。

でも、私が感じたのは、とてもスマートで、シンプルで、シュールで、理に叶ったステキな薬理作用だということ。
例えるなら、両刀使い。
説明書を読んで、惚れました、マジで。

一方で気になったのは、副作用欄に書いてあった症状の一つの“異常な夢”という表記。

脳内で作用するのだから、うまく作用しなければ精神に異常を与えるのもわかるような気もするが、やはり気になる表現。

“異常な夢”って、どんな夢
正常ではない、普通と違った夢、、なんだろうけど。

昨日から、ずっと考えてるんですが、最近、全然、夢を見ないので、想像すらつきません。

はっっ（気付く）
あんまり書いても、飲んでらっしゃる人に、余計な不安を与えそうなので、この辺で。
定期的に受診するわけだし、正しい投与量なら、なんの問題もありませんから、ご心配なく。。と薬剤師は付け加えておきます！

世の中から、タバコの煙と臭いが消える日が訪れたら、それはとても喜ばしいこと。
早く、いらっしゃーい！（祈）



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