見ル前ニ跳ベ

バイきんぐ小峠の日記

「おまえ山本モナか!」

2008-08-05 14:11:38 | 日常
どうもみなさんこんにちは、解凍ルパンです。

少し前、夜中に女友達から泣きながら電話がかかってきました。

妻子持ちの不倫相手と別れたとのこと。

「おまえ山本モナか!」

と当時スパータイムリーなツッコミをしたものの当然一切笑わず。


話をきくと、そんな奴のどこがええねんていうような奴なんです

殴るんですって

妻子持ちが不倫相手を殴るんですよ

ろくでもないでしょ


前ここにも書いたんかな、俺がもし女やったら殴られた時点で”ああ、この人女を殴るような人なんや”って、きっとすぐに冷めてまうわと

その後どんなに謝られてもね、そんなん関係ない


よく訊く

「でも本当はやさしいの」「普段はとてもいい人なの」

アホちゃうかと思う

どうして殴る方を本当の姿やと思われへんねやろか


殴る奴にはね「殴るスイッチ」が付いてんねやわ

普段はオフの状態で、キレた時にそれがオンになる

殴る奴が殴らんようになるっていうのはなかなか難しいんちゃうかなと思う

そいつにはもうスイッチが付いてんねやから

殴らん人には付いてないよ、スイッチ

そやからなんぼキレても殴らん


俺はこういう男と付き合う女の心理が全く解らんから、何人かの人にこの話をして意見を聞いてみた

なるほどなという回答


そういう奴っていうのは普段はめちゃくちゃやさしいらしい

そして殴った後、めちゃくちゃ謝るのだそうな

泣いたりして

ほなら女は”この人は私がそばにいてあげないといけない”と母性をくすぐられるんだとか


そしてこういう女は依存性があったりする

そやから別れたあと、また別の男と付き合う時も結局同じような、俗に言う「ダメ男」を選んでまう


納得はいかんけど、なんとなくわかったような気がした



俺は電話の時「そんな奴のどこがええねん」と言ってやりたかったが、この女友達は別れたばかりでまだ相手のことが好きやろうし、なにより泣いていたので、話を聞いてやる事に徹したが、なんともいえない苦さがあった


「でもあれやな、不倫って先がないやろ。ほなお前がいくら彼氏がおるっていうてもそれは所詮叶わぬ恋というかな。不倫の彼氏やったら、まだ彼氏おらんほうがええやんな。だって付き合ってたらその人しか見えてないわけやから、他の人に目がいかへんやろ。勿体なくないか?だってその人とはいつか終わんねんで。そやから不倫の彼氏がおるよりは、ひとりのほうが未来があるな」


と言うたら、えらく頷いてた。


「うん、確かにそうだね。すごい!今の言葉、わたしみたいな人達に言ってあげるべきだよ!」

「全国にか?」

「そう全国に」

「全国の人が知ったらええっていうんやな?」

「そう、全国の人がみんな知ってるように」

「おまえ山本モナか!」


ここでやっと笑った


幸せになってほしいもんです