キューポラのある街(映画)
先日TVの映画番組枠での放送を、たまたま録画してあったので、懐かしく見た。ただし、この映画は自体初見。50年以上前、中学生の時に原作を読んでいる。確か読書感想画を描かされた。読書感想xxの対象図書なので、当時の私には、ある意味面白くない本だったと思う。しかし、題名と、その中のあるエピソードを覚えている。当時の私に、もっとも衝撃だったのは、主人公のジュンが初潮を迎えるシーン。キーワードは「赤いトカゲ」。感想画もこのキーワードをもとに描いて、その結果、当時の美術の先生にえらく褒められた。何を気に入ってもらえたのか聞いていないが、単純にうれしかった。なので、記憶に残っているのであろう。
録画された映画を見ようと思ったのは、この記憶があったからだ。見始めて白黒作品とわかったときに「赤いトカゲをどうやって表現するのか?!」と心配になった。そのシーンになって・・ちょっとがっかりかな。当時の中学生だった私に、果たしてあれが初潮のシーンと理解できるだろうか。
それ以外は、昭和生まれの私からすれば、素晴らしい作品と思えた。政治がらみの部分は、現代の物差しで批判したくなるかもしれない。それも含め、すべてが昭和である。あまりに凝縮されているのでヤラセみたいに見えるかもしれないが、個々の出来事は全てノンフィクションと言えよう。ちょっと暗さもあるけど、主人公のジュンの行動や言動で救われている。また、色々な言葉の端々に昭和の正義、良心も垣間見える。まじめな映画なのだ。
主人公の吉永小百合をはじめ、東野英治郎、杉山徳子、菅井きん、浜田光夫、殿山泰司、加藤武、岡田可愛、小林昭二、小沢昭一、吉行和子と私が知っているだけでも昭和のスターの名前が多数並ぶ。当時高校生の小百合さん、あまりにも可愛すぎ。有名な映画だと思うが、知らない方も増えたと思うので、ここに感想を残しておく。物欲はと関係ないけど(^-^;。
ただ一つ映画として残念なのが、音質の悪さ。歪まくっていて時々何を言っているか聞き取れない。現代の技術をもってしても、改善できないのかなぁ。
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