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バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

WILLER EXPRESS北信越 「成田シャトル」

2016年11月16日 | バス旅(乗車記)
WILLER EXPRESS北信越 「成田シャトル」
大崎駅西口バスターミナル 13時00分発




今回のバス旅は、2016年10月31日に運行を開始した「成田シャトル」。

大崎駅と成田空港・芝山町を結ぶ路線で「空港リムジン」と「東京都心~芝山町を結ぶ路線」の2つの役割を担っています。



私が乗車する13時00分発の便は、長野営業所の担当です。東京都と千葉県を結ぶ路線で長野ナンバーというのも、いささか不思議な感じですが、このような広域運用はJRバスなどでもお馴染みなところ。(運転手さんの時刻表をチラ見したら、長野を出庫して芝山に入庫する行路のようでした)



運転手さんは、床下の各トランクに”ターミナル名”を表したマグネットを掲出。「東京~長野」を結ぶ都市間バスが、空港リムジンに変わった瞬間です。

発車10分前に改札を開始。まずは予約の方からです。運転手さんは、タブレットPCで乗客の名前を確認していました。続いて、予約のない方へと移ります。ネットで事前購入する「WEB割」(※座席数限定)なら片道1000円ですが、フリーで乗車する場合は普通運賃1200円。発車20分前までネット購入出来るようなので、余裕があれば「WEB割」を活用したいところです。私は大崎駅までの電車の中で予約決済しました。

ちなみに、この便では2人の方がフリー乗車をしていました。都市間仕様車なので、運賃箱が設置されておらず、運転手さんは手書きの乗車券らしきものを発行。もしも、フリー乗車が多い日だったら、運転手さんは忙しくなるかもしれません。



座席仕様は、ウィラーのエースともいえる10列配列の「リラックス」。この路線の専用車は12列配列なので、乗りトクな便です。



驚くことに、網棚にはブランケットが用意されていました。運転手さんに使っても良いかと尋ねると、OKとの回答。空港リムジンにブランケットなんて、なんて贅沢な便でしょうか(^^)(※念のために書きますが、都市間仕様車が間合いで「成田シャトル」に入っているので、通常の便ではブランケットはありません)



13時00分、バスは定刻通りに発車しました。首都高速2号線経由で都心環状線へと出るルートです。



大崎駅から「成田シャトル」に乗るときは、進行方向左側の座席がおすすめです。東京タワーの近くを通過するので、車窓から大きな東京タワーを望む事が出来ます。この日は天気が悪かったのが残念。



夜の乗車ならば、ライトアップが見られる可能性もあります。インバウンドのお客さまには、喜ばれるのではないでしょうか。



続いて、レインボーブリッジを渡ります。ここでも左側なら、東京のベイエリアが楽しめます。画像は以前「成田シャトル」に乗車した時に撮影したもの。この日は専用車に当たりました。座席デザインは2タイプあり、これは白色タイプ。



ちなみに黒色タイプはこんな感じ。比較的所要時間の短い空港リムジンでも、座席デザインにこだわるあたりにウィラーらしさを感じました。



順調に走行し、成田空港が近づいてきました。空港内は、第2ターミナル、第1ターミナル、第3ターミナルの順に停車します。時刻表上では、大崎駅から第2ターミナルまで1時間30分。この日は渋滞区間もありましたが、それでも気持ち早着したので、時間には余裕を持っているようです。



成田空港で「空港リムジン」の役目を終えると、向かう先は芝山町。田園風景だったり、古くからの街並みだったりと、景色が様変わりしました。



私にとって、ウィラーエクスプレスは「高速道路」や「道幅の広い国道」を走るイメージが強かったので、こんな場所も走るのかと新発見です。



終点の芝山町役場に到着しました。

印象的だったのが、ご高齢の女性がバスから降りて、家族の待つ車へと歩く光景です。空港リムジンの乗客も同様なのですが、これまで「WILLER EXPRESS」を利用する機会のなかった層と、ピンク色のバスが繋がったような気がしました。

まだ運行開始から日が浅く、空いている便が多いのが現状ですが、運行開始前のリリースには「順次増便予定」の文字もあり、どこまで便が増えていくのか楽しみなところです。「東京シャトル」や「THEアクセス成田」のように、停留所でバスを待つ長い行列が見られるかもしれません。

<撮影2016年11月>
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6 コメント

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折返しの芝山にて (浅学人)
2016-11-17 12:51:03
翁「大崎ってどこだ?」運「品川の隣です」翁「東京駅じゃないのか使えんな」デルタ便の腹を見上げながらトランプの勝因に理解が及んだ。
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大崎 (バスターミナルなブログ管理人)
2016-11-18 00:05:39
>浅学人さま
正直な感想だと思います。東京側から見ると、山手線の駅から芝山町への高速バスですが、芝山町側から見れば、うちの町から大崎への高速バスですから。

ただ、こんな機会でもないと上下あわせて43便の高速バスが芝山町に設定される事はないでしょうから、これをうまく活用して集客したり、大崎をハブにしたりと、発展出来たらいいなと思います。自治体のバックアップも必要ですよね。
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千葉県民の目線より (ももいわそう)
2016-11-19 05:37:08
JR東日本の成田エクスプレスも、成田空港の朝の時間帯と横浜・新宿発の夜の時間帯の3〜4便程度は千葉・四街道・成田に停車して成田空港に行くのです。同じように芝山町発の朝発と夜着の3〜4便程度を、東京駅を経由する成田・東京シャトルとして運行するのも「あり」なのでは?とかんがえる。成田空港発の場合だと朝6時頃の海外からの到着便から1日が始まるものの、この時間帯での利用客はあまり多くはありません。先の成田エクスプレスの途中駅停車も沿線の利便性向上のための措置とも言えます。成田シャトルも同様に芝山町発の便限定にて、利便性向上を考えるなら東京駅経由の大崎駅発着も「あり」かなと考えついたのです。
航空博物館を経由するJRバス関東と千葉交通の高速バスと被る見方もあるのでしょうが、こちらはラディソンホテルや多古町・八日市場を経由するのでそこまでのライバルにはならないと考えます。
芝山町の土地取得も東京都区内よりは経費は抑えられるはずです、行政のバックアップを考えるならパーク&ライド可能な駐車場を少し増やしてみるとか。芝山町発の朝便発と夜着の便限定にて往復の割引きっぷを発売してみるとか。ウィラーエクスプレスのWebのPRと京成バスの東京駅乗り入れ可能という利便性を考慮し、お互いの得意分野をいかんなく発揮できれば少なくとも休止路線にはなり得ないものと考えます。「妄想」の域を脱しませんが…。
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芝山 (バスターミナルなブログ管理人)
2016-11-20 22:43:46
>ももいわそうさま
枠にとらわれない自由な発想は好き
です。同じ京成バスという点を使って東京シャトルを組み込むとは、考え付きませんでした。

おそらく「成田シャトル」は、大崎が先に決まって後から成田空港という順番だと思うので、都心側の停留所に変化を加えるのは難しいかもしれませんが、芝山側から見ると、その他の選択肢もあってもいいですよね。

個人的には、大崎から芝山町へ日帰り行楽できる、観光ルートが欲しいです。
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Unknown (宮城交通フォレスト)
2016-11-25 00:52:58
副都心として再開発された大崎と成田空港を結ぶ空港リムジンと成田空港の先にある千葉県芝山町へのアクセスと千葉県芝山町から東京へのアクセスを兼ねた路線なのですね。
芝山町は京成グループの芝山鉄道の芝山千代田駅こそあるものの東京との公共交通機関がないですからね。
ウィラーエクスプレス北信越と千葉交通・京成バスとの共同運行ですが、どうして東急バスまたは東急トランセは運行に入らなかったのでしょうか。
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WILLER (バスターミナルなブログ管理人)
2016-11-25 23:06:53
>宮城交通フォレストさま
一時期はJRバス関東の高速バスが芝山千代田駅に入っていましたが、多古がメインになってしまいましたね。

大崎エリアということで東急系も気になるところです。これから便も増えるでしょうし、どんな展開になるのやら。
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