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バスターミナルなブログ

全国のバスターミナルやバス旅の紹介(※ブログ内のデータは原則として撮影時のものです)

岩瀬浜駅前

2025年04月15日 | 甲信越


富山県富山市に位置する、岩瀬浜駅前です。

富山地方鉄道のバスが発着します。



岩瀬浜駅は、富山地方鉄道、市内電車(富山港線)の終点です。

富山駅から日本海側に約7kmの場所に位置します。2006年に「JR西日本・富山港線」が廃止され、第三セクター「富山ライトレール」へと転換。LRT化を行いました。その後、2020年の富山駅南北接続事業完成を前に「富山地方鉄道」に吸収され、現在に至ります。現在では、ライトレールという名称は使っていないようで「市内電車」の一つに含まれています。



2006年のLRT化では、鉄道に並行しているバス路線の再編を行いました。

富山中心市街地~岩瀬浜~浜黒崎を結んでいたバス路線のフィーダー化(支線化)を実施。この岩瀬浜駅には駅前広場を整備して、ライトレールとフィーダーバスとが円滑に乗り継ぎできるようにしました。

発着するフィーダーバスは「岩瀬・大広田・浜黒崎ルート」と名付けられ、現在は岩瀬浜駅前~水橋漁港前を結びます。



フィーダーバスと市内電車との乗り継ぎは対面です。

プラットホームには、雨風をしのげる待合室を整備しました。



市内電車の時刻表(2024年8月現在)

日中1時間当たり4本の電車を運行しています。JR富山港線時代は、日中1時間に1本だったそうで、大幅な利便性向上になりました。



2015年に北陸新幹線が開業した富山駅。

2020年には市内電車の南北直通が実現。新幹線の高架下に設けられた市内電車のプラットホームを介して、岩瀬浜駅から市内電車の各方面に直通を開始しました。



2009年に開業した市内電車の「富山都心線」。

反時計回りの環状線です。南北直通開始後は、岩瀬浜駅からも直通するようになり、岩瀬浜駅→富山駅→環状線→富山駅→岩瀬浜駅という、富山中心市街地を周遊するラケット形状の運行も行われています。岩瀬浜駅においても、フィーダーバス化によって一旦絶たれた中心市街地への直通が復活しました。



岩瀬浜駅に戻ります。

フィーダーバス「岩瀬・大広田・浜黒崎ルート」平日時刻表(2024年8月現在)

平日は、日中1時間当たり2便を運行。



土休日は、日中1時間あたり1便を運行(2024年8月現在)



フィーダーバスの運行は富山地方鉄道です。

富山ライトレール時代は、フィーダーバスの運行も富山ライトレールでしたが、当時から富山地方鉄道が受託していたそうです。



フィーダーバスと市内電車。



電車とバスの乗り継ぎは、わずか数歩。

移転前の熊本電鉄・御代志駅がこのタイプでした。究極ともいえる交通シームレスです。



駅前には、公衆トイレを設置。



自転車置き場。

サイクル&ライドにも対応しています。



さて、岩瀬浜駅の周辺を散策してみましょう。

岩瀬浜駅から400mの場所にある海水浴場。



岩瀬エリアの古い町並み。

岩瀬浜駅から徒歩10分程度の場所にあります。岩瀬は、江戸時代から港町として栄え、日本海の海運「北前船」の寄港地でもありました。今も当時の廻船問屋が軒を連ねています。



展望台。



町並みや、富山港を一望することができます。



富山の街づくりは、JR富山港線のLRT化、フィーダーバス化、市内電車の環状化、南北直通化といった交通面だけではなく、沿線の整備も実施されており、住宅地の開発や、観光地の再生も行われました。岩瀬もその一つで、道路の舗装を町並みに合わせたり、レトロ調の街灯整備、建物の外観を木造風に修景するなどの施策を実施しました。



移動の基幹となるのは鉄道、そして枝葉はバス。

その2つを繋ぐ役割が、岩瀬浜駅前です。



<撮影2024年8月>
 

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・「EXPOドリーム号」運行開始

2025年04月12日 | 気の向くままに、、


大阪夢洲で開催される「EXPO25大阪・関西万博」が4月13日に開幕します。

その開幕前夜である2025年4月12日、東京駅から万博会場行きの夜行バスが運行を開始しました。



JRバス「ドリーム号」では「EXPOエコドリーム」と「EXPOグランドリーム」の2便体制で万博輸送に臨みました。



大阪・関西万博会場の行先を掲出した「EXPOエコドリーム号」



JRバス関東車は、このような表示方になりました。



続いて、「EXPOグランドリーム号」



西日本JRバス車は、愛称名の表示も行っていました。



東京駅八重洲南口では、初日の万博へ向かうであろう、乗客たちの姿が見られました。

JR「ドリーム号」を使うと、時刻表上では、朝8時台に夢洲の万博会場に到着するので、時間を有効活用できます。

最近は、ホテル価格も上昇しているので、他と比べてリーズナブルに万博を楽しめそうです。
 

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近鉄上本町バスターミナル

2025年04月09日 | 関西


大阪府大阪市天王寺区に位置する、近鉄上本町バスターミナルです。

かつては近鉄高速バスをはじめとする都市間バスが発着したターミナルですが、近年は伊丹空港リムジジンバスののりばとして活躍してきました。しかし、2025年4月から開催される大阪・関西万博のアクセスバスターミナルに決まり、ターミナルのリニューアルを行いました。



まず、紹介するのは近鉄線のプラットホーム。

今回の整備では、鉄道の3番線を廃止し、バスターミナルへの通路としました。



新たに設けられた、バスターミナル改札口。

左へ行くと、関西空港へのリムジンバス、あべのハルカス行きのバスのりば、右へ行くと、今回紹介する、近鉄上本町バスターミナルです。



それでは、改札を出て、近鉄上本町バスターミナルへ向かいましょう。

この通路は、かつて3番線だった場所です。



鉄道のホームとは、大きなガラスで隔てられています。

エスカレータを上るとバスターミナルのある2階です。



最初に1階の様子を紹介します。

1階には、コインロッカーを設置。荷物のホテル配送機能が付いているのが特徴です。



1階には化粧室、それから奥には近鉄バスの窓口があります。



続いて、バスターミナルのある2階に上がります。

柱に埋め込まれたデジタルサイネージが目をひきました。

サイネージには、バスの出発案内も表示されます。



近鉄上本町バスターミナルに到着しました。

かつては、駐車場のワンスペースという雰囲気でしたが、今回のリニューアルでは、照明がデザインされ、明るい場所になりました。



広々とした待合室。

待合室の中には、リムジンバスの券売機を設置しています。

(バスの運行時間外に訪問したので照明は落とされていました)



のりばは、島が2つで、3つののりばを有します。

1番のりばが伊丹空港リムジンバス、2・3番のりばが大阪・関西万博会場行きです。



伊丹空港行きが発着する1番のりば。



のりばには、出発案内のサイネージを設置しました。



発車時刻と運行会社が表示される模様です。



下部には、時刻表と各種案内です。



最後に、大阪・関西万博会場行きの2・3番のりば。

「ミャクミャク」「こみゃく」でデザインしています。2台停車出来るので、もしかしたら増車等の使い方も出来るかもしれません。



上本町駅は、鉄道を介して伊勢・志摩・奈良といった各観光地へのアクセスも良好です。

そんな近鉄沿線と、万博会場とを結節する、近鉄上本町バスターミナルを紹介しました。万博会場へのシャトルバスは4月13日から運行を開始します。



<撮影2025年3月>
 

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・「グラン昼特急」京都系統は「青春昼特急」へ

2025年04月05日 | 気の向くままに、、


2025年4月1日のダイヤ改正より、東京・新宿~京都間を運行する「グラン昼特急」の運用が変わり「青春昼特急」になりました。

車両は4列化されましたが、以前と同様に、JRバス関東と西日本JRバスのHD車が隔日で交互に運行しています。



私が撮影した日のJRバス関東運用

「B.B.BASE」のH657-18411号車が運用に入りました。



西日本JRバス運用

大阪営業所から京都営業所に転属した641-17932号車が運用に入りました。

以前から、繁忙期のインターシティDD代走で、東京~大阪間の「青春昼特急」に使われていた車両です。

641-17932 京都200あ1732
 

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・グループカラーになった京成バス千葉イースト、53-29号車

2025年04月03日 | 気の向くままに、、


京成バス千葉イーストの日野セレガHD、53-29号車です。

旧千葉交通の銚子営業所に所属する高速車で、東京~銚子間の都市間輸送で活躍しています。

今回、4月1日のグループ再編のタイミングで、車両デザインが復刻デザインから京成グループカラーへ変更になりました。



復刻デザイン時代の53-29号車。

53-29号車は、2023年10月の創立115周年記念企画で、復刻デザイン「イルカ」で登場しました。

私個人でも、千葉交通の高速車のデザインはこのイメージが強く、お気に入りの車両でしたが、まさか1年半でグループカラーになるとは、考えもつきませんでした。日々の記録が大事だと思い知らされます。
 

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