
大阪府大阪市天王寺区に位置する、近鉄上本町バスターミナルです。
かつては近鉄高速バスをはじめとする都市間バスが発着したターミナルですが、近年は伊丹空港リムジジンバスののりばとして活躍してきました。しかし、2025年4月から開催される大阪・関西万博のアクセスバスターミナルに決まり、ターミナルのリニューアルを行いました。

まず、紹介するのは近鉄線のプラットホーム。
今回の整備では、鉄道の3番線を廃止し、バスターミナルへの通路としました。

新たに設けられた、バスターミナル改札口。
左へ行くと、関西空港へのリムジンバス、あべのハルカス行きのバスのりば、右へ行くと、今回紹介する、近鉄上本町バスターミナルです。

それでは、改札を出て、近鉄上本町バスターミナルへ向かいましょう。
この通路は、かつて3番線だった場所です。

鉄道のホームとは、大きなガラスで隔てられています。
エスカレータを上るとバスターミナルのある2階です。

最初に1階の様子を紹介します。
1階には、コインロッカーを設置。荷物のホテル配送機能が付いているのが特徴です。

1階には化粧室、それから奥には近鉄バスの窓口があります。

続いて、バスターミナルのある2階に上がります。
柱に埋め込まれたデジタルサイネージが目をひきました。
サイネージには、バスの出発案内も表示されます。

近鉄上本町バスターミナルに到着しました。
かつては、駐車場のワンスペースという雰囲気でしたが、今回のリニューアルでは、照明がデザインされ、明るい場所になりました。

広々とした待合室。
待合室の中には、リムジンバスの券売機を設置しています。
(バスの運行時間外に訪問したので照明は落とされていました)

のりばは、島が2つで、3つののりばを有します。
1番のりばが伊丹空港リムジンバス、2・3番のりばが大阪・関西万博会場行きです。

伊丹空港行きが発着する1番のりば。

のりばには、出発案内のサイネージを設置しました。

発車時刻と運行会社が表示される模様です。

下部には、時刻表と各種案内です。

最後に、大阪・関西万博会場行きの2・3番のりば。
「ミャクミャク」「こみゃく」でデザインしています。2台停車出来るので、もしかしたら増車等の使い方も出来るかもしれません。

上本町駅は、鉄道を介して伊勢・志摩・奈良といった各観光地へのアクセスも良好です。
そんな近鉄沿線と、万博会場とを結節する、近鉄上本町バスターミナルを紹介しました。万博会場へのシャトルバスは4月13日から運行を開始します。
<撮影2025年3月>