5月19日の記事
「
・新宿西口バスターミナルの再編、本格化へ」の続きです。
新宿西口の変化を貼り付けていきます。
まずは、京王百貨店前の22番バス停。
ここは都営バスの宿75出入系統、(西参道経由)新宿車庫前行きが発着していました。入出庫系統で、もともと運行便数や利用者の少ない停留所でしたが、2025年春の改変で廃止され、現在はバス停の標柱にブルーシートを被せた状態です。バスの発着はなくなったので撤去してもよさそうですが、廃止から1か月以上経過してもそのままの状態です。上屋も含めて今後の再開発のタイミングで同時に撤去するのか、それとも再度バス停として使用する予定があるのか、興味深いところです。
場所が変わり、コクーンタワー前にある新宿駅西口中央通りのバス停です。
こちらも春の改変で廃止された入出庫系統である宿75出入のバス停です。
ここもブルーシートで標柱を覆っただけの状態で撤去はしていません。
今後、撤去工事が行われるのか、それとも一時的なバス停移設先になるのか等々、気になります。
続いて、コクーンタワーの横、スバルビル跡地です。
1月15日から「新宿駅西口地下駐車場」の出入口になりました。これにより、らせん状車路や地下車路から駐車場へのアクセスは廃止されました。
新宿駅西口地下前タクシーのりばです。
5月17日から中央公園側に移設しました。
改札口からタクシーのりばまで数十メートル程度遠くなりましたが、掲示物などで移設の案内は実施されており、迷うことなくたどり着けそうです。
西口地上階に戻ります。
京王百貨店前の植栽されていた箇所が舗装され、バスやタクシーの転回・待機スペースになりました。
最後に気になるのが、今後西口バスターミナルがどうなるかということ。
転機になるのは、将来実施される予定の
「南北通過動線の変更」です。
これは、歩行者優先の空間構成を目的として、西口の道路を南北で遮断するものです。これが実施されれば、必然的にバスのりばの再編も実施され、北ロータリー、南ロータリー、地下ロータリーに分割されます。道路がどうなる予定かは、以下を参照ください。
東京都都市整備局のHPより(直リンはしませんので、コピペしてください)
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/machizukuri/shigaichi_seibi/tochikukaku/tk_seiri/kukakuseiri_02tk_seiri_02/6/b
バスにおける現状として、西口では「4つの島式乗降場と外周にバス停留場が点在」、「8割のバス利用者は鉄道駅を利用」、「都営新宿線、大江戸線、副都心線の開業によってバス利用者は減少し、発着台数の少ない停留場も存在する」という特徴があります。
そこで、再整備の考え方として「駅改札が集中している地下からバス乗降場へのアクセスを確保」し、「バスの利便性を向上させるため散在する
乗り場を方面別に配置」といった内容で再整備が実施されます。
よくよく考えてみると、4月1日に京王バスの宿51系統が島の16番から、安田生命前の26番へ移ったのも、南ロータリーへの布石と考えると納得します。
将来の平面図を見る限りでは、北ロータリーは6バース、南ロータリーは5バースの停留所が確保されているようです。待機スペースは設けられるものの、停留所の減少数の多い北側をどのように集約するかが再編の課題でしょうか。(もう決まっているとは思いますが)
冗談ですが、工事の期間中、ヨドにお願いして50番をお借りできれば、南側で2バースが確保できると考えてみたりもしました(笑)
追記
・5月23日に都営バスから関連リリースが出ました。
中央の島ターミナルを減少させ、その分を外周に移設する内容です。
・小田急バスからもリリース出ました。
ハルク前35番から26番へ移設です。将来は南ロータリー組になるのでしょうか。