
長野県北佐久郡軽井沢町、JR軽井沢駅前にある草軽交通の「草軽ターミナル」です。

草軽交通が経営している駅前の土産物店なのですが、その中を歩いていくと奥にバスが見えます。

留置されているバスとホームが見えて来ました。

櫛形のホームに3つののりばがあります。右側は有人の窓口です。

定期観光バスや、西武高原バスの高速バス乗車券が購入できましたが、2012年8月現在この場所では発売していません。定期観光バス乗車券の発売は草軽交通本社に、高速バス乗車券の発売は近隣のホテルフロントに、それぞれ移転しました。

1番、2番、3番と3つののりばを持ち、各のりばにはバスと地面との段差を少なくする「すのこ」がおかれています。

とても旅情あるターミナルなのですが、定期的に発着する路線バスは現在ありません。

何故かというと、軽井沢駅に大きなバスターミナルが完成したからです。西武高原バスやJRバス関東、千曲バス、草軽交通などがここから発着します。

現在はホテルへのシャトルバスや…

季節によっては旧軽井沢へのシャトルバス(路線バスです)が草軽ターミナルから発着します。

最後に建物の裏から見たバスターミナルです。
草軽交通は、もともとは軽井沢と草津温泉を結ぶ鉄道でした。この場所は草軽電鉄の新軽井沢駅だった場所です。その後、草軽交通のバスターミナルとなりましたが、路線バスは新しいバスターミナルに移転、現在に至ります。
新幹線が出来る前の時代の夏…列車で軽井沢駅に到着した乗客は、駅前の草軽ターミナルから草軽交通のバスに乗り、それぞれの避暑地に向かった事でしょう。かつて大勢の人で賑わったであろう草軽ターミナル、今は定期的に発着する路線バスはありませんが、観光シーズンには旧軽井沢へ向かう人々で往年の雰囲気が甦ります。
<撮影2009年9月10月/2012年8月>
なかなかこうしたバスターミナルは残念ながら少なくなるのかもしれません。
ちなみに私は浜松駅北口のバスロータリーは面白いと感じました。
バス乗り場が円状に並んでいるからです。
>しんきさま
新幹線開業や再開発で駅前が大きく変わるケースはよくありますね。新しいターミナルは広々として清潔なのですが、どこも似ていて地域の色が薄いのが寂しいところです。浜松は凄いですね。上から見るとバスの台数にも驚かされます。