
現在、首都高速道路では入口のETC専用化を進めています。
そのための料金所改良工事では、工事期間中の入口通行止が伴います。そこを通過する高速バスは、通行止の期間中、運行経路の迂回をしなくてはなりません。
この夏には、高速バスの利用頻度が比較的高い、首都高速道路3号渋谷線の下り池尻入口で、長期通行止となることが決まりました。
期間:2025年8月10日(20:00)~9月20日(1:00)

通行止により、影響のある高速バス路線では、停留所の一時休止が発表されています。
リリースがあったのは、小田急ハイウェイバス「箱根線」の池尻大橋停留所。8月10日の始発から9月19日の最終便まで、下り池尻大橋停留所の一時休止が実施されます。(上り便は影響なし)

大橋付近を走行する、小田急ハイウェイバスの「箱根線」。
休止中はどのように運行するのでしょうか。池尻から入れないので、C2中央環状線の初台南から首都高に入り、池尻大橋を通過するのかもしれません。
他に影響がありそうなのは「渋谷・新宿ライナー」や「渋谷~河口湖線」「パイレーツ」といった渋谷駅発着の高速バスです。現在の時点で、対応はリリースされていませんが、東名高速道路の東京インターまで下道を走るのか、それとも一旦都心方向に向かい、転回して下りの渋谷入口から3号渋谷線に入るのか、興味深いところです。前者の「箱根線」は単純に池尻大橋を通過できるので、むしろ早着しそう(大橋JCTの渋滞がなければ)ですが、後者は迂回となるのでダイヤに影響が出るかもしれません。
あと、新宿発着の高速バスでも池尻入口を使う路線があったり、大橋JCTの渋滞を避けるために池尻入口を使うケースも存在します。様々な形で高速バスは影響を受けます。

2026年に入ると、東京駅発の高速バスの利用が多い、宝町入口でも長期の通行止が予定されています。
こちらは池尻入口の比ではないくらいに高速バスが利用しているので、その影響は大きそうです。