"江戸前鮨"の魅力「鮓処 ひろ志」 / Sushi "Hiroshi"@ Nishi-Ogikubo

2020-07-05 | 日本料理 / Washoku
~"江戸前鮨"の魅力~

全11貫で構成される
「握りずしのコース」、
いよいよ最後の1貫です。

職人さんの右手が宙を舞い、
目の前のお皿へと
静かに着陸します。

「穴子の握りです」

見た目は、普通である。
日本全国のお寿司屋さんで
お目にかかるように、

白よりもクリーム色に近いボディ、
濃い目の茶色いタレがたっぷり。

ところが!

3本の指でつかむと、
シャリがこれまでの握りずし
よりも温かい。人肌並みだ。

さらに、パクっと頬張れば、
煮穴子が、まるで火を止めた
ばかりのようにホカホカ。

食感、温度、調味料の濃淡、
すべてが渾然一体となり、

舌の上で、
ホロホロ&ふわっと
とろけていく・・・

うわ~!!!!!

初めての体験である。
シャリもタネも温かい、
穴子の握り。

これぞ!"江戸前鮨"の仕事。
お見事です。

・・・・・・・・

お寿司の感動の成分の7割は、
シャリにあるものと
思ってきました。

ところが、

"タネ"の状態を見極め、
最適な"手仕事"を施す
「江戸前鮨」の仕事は、

シャリの加減は当然のこと、

包丁のひと手間、
食材との組み合わせ、
調味料の加減、

さらに、温度まで
コントロールするのですね!!
恐れ入りました!

足し算を重ねる、
"江戸前鮨"のマジック、
楽しいなぁ!!!

【御礼】
西荻窪「鮓処 ひろ志」さん、
そして、お誘いいただきました
大先輩さん&素敵な奥様、

ありがとうございます!!

ふわぁ~、
この余韻で1週間、
幸せに過ごせそうです(笑)

※次回、これらの素敵な
"江戸前鮨"と調和する
「ワインペアリング」by大先輩さん

について、
レポートしたいと思います☆

#西荻窪 #鮨処 #ひろ志
#寿司 #江戸前 #ただけん

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