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太陽が見てるから

プロレス話を中心に日々思う事を書き留めます。

2015年プロレス最大の”事件”から1年…世Ⅳ虎改め世志琥の復帰に思ったこと

2016-02-19 22:23:22 | プロレス
今日発売の大阪スポーツ(東京スポーツ)裏1面に、3・7シードリング後楽園にて復帰する世Ⅳ虎改め世志琥のインタビューが掲載されていました。

2015年プロレス界最大の事件から1年。一度はスターダムで出場停止及び王座剥奪→引退発表に至ったよしこ。
しかしプロレスへの熱意が甦ったなら誰もよしこの針路を止める権利などない。

あの世Ⅳ虎vs惡斗の世に言う”凄惨マッチ”は、ああいう顛末になり、まるで殺人事件の加害者の様に叩かれた世Ⅳ虎。
ですが、あの試合を本当に全部映像などで見た人は決して世Ⅳ虎が殺意を持っていたなんて言えないと思う。
確かに”一瞬の感情”はあったかも知れない。だけど、惡斗が大ダメージを負った以降の試合は、何とかプロレスを成立させようとしていた…と世Ⅳ虎の試合の組み立てを見て感じた。
それはおまえの勝手な感想だろ、と言われるかも知れませんが…ただ、世Ⅳ虎は王者の座につけるだけの強いプロレスラーなんだと思った。だからこの事件をもって引退、業界追放なんてあってはいけないと思った。
男で言うジャイアント馬場、ジャンボ鶴田的な雄大な王者になれれば、世間のよしこに抱いている悪い印象も払拭できる…そう個人的意見を言いたくなる。
スターダムに捨てられた感の強いよしこがシードリングで復帰できるなら、よしこ自身、さらに女子プロレスの印象良化への一歩と思った。

ただ、ミャンマーでの復帰会見の件は「印象の良化なんて考えてないのかな?」と怒りを覚えた。あの試合の怪我で惡斗が引退になった事を考えれば、シードリング側の言葉や態度に配慮を欠いたと感じたからです。

そう思った中で読んだ大阪スポーツの記事。
スターダムとの意見や考えの相違を感じずにはいられない…どっちが正当なんだ!?と疑問を双方に抱いてしまう、すっきりしない女子プロレス業界を想像させた。
それでも、これらの世志琥の言葉に事の真実がこもっていると感じました。
「(世Ⅳ虎vs惡斗の後)とりあえずこの状況を何とかしたいって思っていました」
「自分は普通にプロレスをやりたかったんです。何でああなったのかは分からないです」
「いままであんな試合、一回もしたことない。自分はやられたらやり返すしかないので、ああいう試合に」
「自分は練習してないやつとかに負けたくないんです。してる、してないの差もあったと思う。ただ、プロとして怪我をさせてしまったのは悪いと思うし、反省しないといけない」

今後、世志琥が”王者の品格”を備えた堂々たるトップに成れるなら喜ばしい事。だが、ヤンキーのイメージのままでは世間の悪評が取り去れない気がする。それは世志琥の本質が評価されない事でもある。だから大阪スポーツに載っているヤンキーポーズの写真には「何やってんだ!」と呆れてしまった。
大きな話題となった事案だからこそ、プロレスの価値を見直させる好機でもあるんですよ!まずよしこの復帰、それは良かった。後は世志琥がいかなる熱意をリングにぶつけるか…心からプロレスに没入する戦いを見せて欲しいと願う!

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