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650C!

ブログ名「20インチキッズバイク!」から「24インチジュニアロード!」を経て現在に至ります。鏡の自転車量産化計画推進中。

24インチジュニアロードに物申す

2009-01-03 | Weblog
明けましておめでとうございます。まず、昨年の悔しい思いから吐露しましょう。

フィギュアスケートの浅田真央ちゃんが年齢制限によってトリノ冬季オリンピックに出場出来なかった事は、皆さんも記憶に新しいと思います。彼女が代表を外されたのは少年スポーツ育成の観点で考えればフィジカル面でもメンタル面でも正しい選択だったと、私は信じています。
日本人の特性の一つ、『目前にあるチャンス』に目が行きがちで「彼女は特別」とか「彼女なら金を取れる」と妄想するのです。仮に代表に選ばれ先のオリンピックで金を取りようものなら、今頃は潰れていた可能性だってあるのです。
来年はバンクーバー冬季五輪ですが、4年隔てた彼女を見てどう思うでしょう?ムラのあった当時と比べると、次期大会直前は恐らく磐石で臨む浅田真央選手が見られると思いますよ。伊藤みどり選手(←私の大ごひいき)以来のトリプルアクセル、楽しみですね~。

と、前振り。

少年ギア比制限という競技規定があります。私自身、日本サイクルレーシングクラブ協会の規定を見るまで知らなかったんですがね。規定の趣旨は少年スポーツ育成に則ったものなので尊重しています。本場のヨーロッパでは年齢ごとにギア比制限があるようで、さすが本場の土壌は成熟しています。
で、そのギア比制限、小学生はズバリペダル1回転で5.66メートルです。
小1の児童が5.66mなんてのは非現実的ですが、体格に恵まれた小5小6の児童でもこの5.66という数値を目安にすべきです。
息子がケイデンスで90BPM前後で回せるのは36-15くらいです。それが身長130cmの少年の現実です。
J206のペダル1回転で進む距離とギア比(ETRTO:28-406)


13T


14T


15T


16T


17T


19T


21T


23T


36T


4.02m(2.77)


3.73m(2.57)


3.48m(2.40)


3.27m(2.25)


3.07m(2.12)


2.75m(1.89)


2.49m(1.71)


2.27m(1.57)


50T


5.58m(3.85)


5.18m(3.57)


4.84m(3.33)


4.54m(3.13)


4.27m(2.94)


3.82m(2.63)


3.46m(2.38)


3.16m(2.17)


そんな息子も、J206がいよいよ小さく感じられる今日この頃、24インチロードが視野に入ってきました。それが画像のフェルトF24です(画像はオフィシャルから拝借・・・)。
ところがですね、このバイクのスペックは私の思惑の程遠いところにあります。
ペダル1回転で進む距離(ETRTO:23-520で計算)


12T


13T


14T


15T


17T


19T


21T


23T


34T


5.04m(2.83)


4.65m(2.62)


4.32m(2.43)


4.03m(2.27)


3.56m(2.00)


3.18m(1.79)


2.88m(1.62)


2.63m(1.48)


50T


7.41m(4.17)


6.84m(3.85)


6.35m(3.57)


5.93m(3.33)


5.23m(2.94)


4.68m(2.63)


4.23m(2.38)


3.87m(2.17)


赤地が規定アウトという事になります。
23-520のタイヤを履いて規定ギリギリなのは41T-13Tの5.61mないし50T-16Tの5.56m辺りです。FDの最小トップTの都合もありますが、いずれにせよ購入したあかつきには勿論ギア比対策するつもりです。

今日(こんにち)の日本に於けるキッズレースでギア比チェックを行う大会は皆無で、ライバルやその保護者ないし指導者がギア比制限を本当に考慮してレースに乗っているのか疑問です。チェーンリング・スプロケットは購入したそのままでしょうしね。
小学生高学年レースでアベレージスピード37~38km/hという数字をたまに見ますが、これは700Cバイクで[23-622]×[51T-19T](→5.63mとなる)ケイデンス110BPM以上でようやく出せる数字です。でも実際のレースシーンでそんなにクルクル回してる選手なんていません。

極論ですが、そういったライバルにはどう頑張っても勝てません。
昨年はずっとこういったライバルたちにJ206で立ち向かわなければならなかったのです。でも私は息子に対して「絶対にお前を強くしてやる。父ちゃんを信じてくれ。」って言うしかないでしょ?正直言って、そりゃあもう悔しいですよ。
ですがしばらくはこの悔しい思いを抱えてレースに臨まざるを得ないジレンマとの戦いでもあります。

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