650C!

ブログ名「20インチキッズバイク!」から「24インチジュニアロード!」を経て現在に至ります。鏡の自転車量産化計画推進中。

Wレバー台座もどき再作成

2008-12-10 | Weblog
前仕様はこちらをご参照ください。(『0.1mm厚』と記載してありますが間違いで、0.3mm厚と訂正します。)
0.3mm厚のチタン板では剛性不足は免れません。しかし0.6mm厚なら、要するに折り加工すれば強度も倍以上のはずです。2倍ー2倍ー!羊の量!大五郎です。古いですね~。
ハンマーでコンコン叩いている音に誘(いざな)われ、息子が作業を見にきてニコニコしていました。自分のツャリンコがどんな風にカスタムされるのか、やはり興味があるようですね。
今回はこの他に、ムダに長いシフトアウターホースを短くしました。


ハンマーで丁寧に叩いて、半分のところに折り目を入れます。早速失敗。折り目が斜めに走っているではないか。
2回目失敗。折り目が微妙にずれて、片方の端っこが揃ってない。
金属加工職人にでもなった気分です。折り目をリカバリーする技術を身につけた。3度目の正直。次に、ポンチでネジ穴を開ける作業です。
ある程度の大きさの穴が開いたら、棒ヤスリで穴を拡大&バリを取ります。
同様に、ブラインドナット用(アウターストッパーのメス側)に穴を開けます。ネジ穴より少し大きめ。
完成。いえーい。鋭利な部分はカット&ヤスリがけ。あとはシフトワイヤーを張ってディレイラー調整をするだけ。
フロントのシフトを何度もいじっている内にアウターストッパーがすっ飛びました。ブラインドナットのフランジが死んだのが原因。チタン板が破断したのかと、剛性は十分足りてるはずなのに、そんなバカな・・・とビビったんですが、助かりました。左がくたびれた方。右が未使用品。
原因がもうひとつ。このチタン板はとても加工しやすい=柔らかい→負荷をかけるとたわむのです。板がたわんでフランジが穴をすり抜けたようです。そこで余ったチタン板でシムを噛まします。クルクル丸めるのが案外厄介でした。
今度こそ完成。これでもまだ剛性不足なら、素材にチタンを放棄するか、3つ折加工です。