【文京区労協】活動レポート

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スギタ・谷口解雇争議(2002.10~2005.8)

2005年08月09日 | 争議支援
不当解雇
2005.8.9 東京地裁にて勝利和解

 8月9日、東京地方裁判所において、近藤プランニングス〔旧株式会社スギタ〕と谷口寛さんとの間に和解が成立しました。これにより2002年9月30日の不当解雇以来、2年11ヶ月におよぶスギタ・谷口争議は勝利解決することができました。
 近藤社長に、一方的に懲戒解雇を通告された谷口寛さんは不当な解雇に怒り、ただちに、全印総連情報印刷関連合同支部に加盟し、解雇撤回の闘いを開始しました。
 全印総連や地域で対策会議をつくり、交渉による自主解決をめざし、団体交渉と要請行動、宣伝活動を継続してきました。そして、この半年間を争議決着の山場と位置づけ、連続した社前要請行動、会社周辺デモ、大規模朝宣伝、社長自宅最寄り駅での宣伝、役員要請と解雇撤回を求める要請ハガキなどあらゆる手段での行動を強めてきました。
 同時に、東京地方裁判所では、仮処分から本訴に切り替え会社側を追い詰めました。
 2003年7月には「スギタ・谷口さんを支える会」を結成。会員口数は最終盤で1000口に達する勢いで拡大し、谷口さんの生活を支え、勝利解決の土台をつくり出してきました。一人で争議を闘う困難性がありましたが、東京争議団にも加盟し、不当な解雇や差別と闘う仲間の中に飛び込み、共に闘う中で、闘いも拡大させることが出来ました。
 今回の解決は、要求であった職場復帰は実現しませんでしたが、解雇は撤回させ、会社都合の退職とさせ、解決金の支払いでも谷口さんの納得できる水準となりました。
 同時にこの解決で得られた大きな成果は、谷口さんの解雇以前の1年間に11人もの解雇、および退社があった株式会社スギタで、争議以後1人の解雇もでていないことです。
 これは身勝手な解雇は許さないという運動の成果が、会社の中に浸透した結果でした。区労協は、一人の首切りも許さない立場から全印総連とともに対策会議、支える会に代表を派遣し勝利解決の為に全力で取り組みました。


和解成立。矛を納めんとする
(05.8.9 東京地裁前)


勝利報告集会
(05.10.26 文京区民センター3A)

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