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COMBAT PHOTOGRAPHER

まだまだ銀塩写真機に使い続けるブログ

軍用縫い針

2006年04月12日 22時53分10秒 | ミリタリー
今日はドイツの軍用縫い針をご紹介します。
まずは写真をご覧下さい。



こちらがドイツの軍用縫い針です。
ラベルには「KAMERAD(戦友)」という文字とヘルメットを被ったドイツ兵のイラストが描かれています。
包装は紙を折って針を包んでいるだけです。




包装を開いたところです。
針が4本と安全ピンが3つ入っています。
本当は大きさ・太さが違う針が10本入っているそうですので、6本ほど紛失しているようです。
針には錆が無く、安全ピンは錆だらけと対照的な状態ですね。

第40回ビクトリーショーに行ってきました。

2006年03月27日 00時23分47秒 | ミリタリー
今日はビクトリーショーに行ってきました。
例によって気になった物を入手してきました。
それでは早速ご紹介します。



米海軍の金属製の帽章です。
制帽サイズではなくて、略帽などに付ける小さいサイズの物です。
盾と鷲のパーツと錨とロープのパーツの2つパーツを合わせて作られています。



裏面の写真です。
このように固定しています。
ピンはスウィングバック方式で、古い物だと思います。



40年代~50年代の航空兵に支給された航空食品です。
「AIR CREW LUNCH」と書かれていますが、中身はキャンディとガムです。
内箱を上へスライドするとキャンディが、下へスライドするとガムが取り出せます。



米海軍の「チーフ・ペティ・オフィサー」の階級章と年功章です。
1940年頃の物ではないかと思われます。



階級章の刺繍部分を拡大しました。
丁寧な作りだと思います。



戦艦「加賀」の進水絵葉書のオリジナルです。
「日本海軍進水絵はがき」という本で復刻されていますが、オリジナルは凹凸がある等の違いが分かり、大変面白いです。



こちらも戦艦「加賀」の進水絵葉書のオリジナルです。
貼られた切手やスタンプが嬉しいですね。



こちらは正体不明のタグ(?)です。
穴が開いているのは紐か何かで吊るす為でしょうか?
「RAW」
「KAISERSLAUTERN」
「WERKZEUGMARKE」
と書かれています。



正体不明のタグ(?)の裏面です。
「KONTROLL」
「NR.」
と書かれており
「0860」
「e」
「半円に+」
の刻印が打たれています。



こちらも正体不明のバッジです。
ご覧の通り「W」「S」「V」の文字が書かれており、その下に
「Ober-Ammergau ・1912・」書かれています。
文字からしてドイツ語のようですが・・・。



この他にも絵葉書を複数枚入手しましたが、長くなりますのでまたの機会にでもご紹介したいと思います。

書き忘れ

2006年03月24日 20時39分01秒 | ミリタリー
昨日レコレクショヌールさんに行った際に、興味を持った物について書くのを忘れてました・・・。

・ソ連海軍の技能章(?)

金属製でスクリュバックのバッチでした。
デザインは軍艦を側面から見た形で、中央部に赤星が配してありました。
興味深いのが、裏のスクリューバックの止め具にロシア語で【レニングラード造幣局】という刻印がされていました。


・WW2イタリア王国海軍将校用制帽

ブルートップの第二次大戦当時のイタリア海軍の将校用の制帽です。
「イタリア軍入門」やその他の書籍等で写真は見た事がありましたが、実物は初めてだったので嬉しかったです。


<以下余談>

米軍空挺隊のパスファインダーが使用していた「ルミナスマーカー」(敵味方識別用に蛍光物質を封入した物)という装備がありまして、裏面に【POISON INSIDE】と書かれており、ガイガーカウンターが反応すると言われているのですが、昨日、この話を聞いてみたところ「確か、放射性物質が入っていたはずですよ」との事。(怖!!)
当時は危険性について知らなかったんでしょうね。
因みに幸か不幸か、私は一度も実物を見た事がありません。

オスマントルコの勲章

2006年03月24日 01時38分16秒 | ミリタリー
今日は久しぶりにレコレクショヌールさんに行ってきました。
色々な物を拝見したり、お話を伺ったりして、楽しんで参りました。
本日、気になった物はこちらです。



オスマントルコ帝国の勲章で俗称「トルキッシュ・スター」です。
正式名称は存じません、ごめんなさい。

赤い星型に月を象った勲章で赤い部分は七宝が張られています。
なかなか凝った作りの徽章です。



裏面の写真です。
この徽章はピンが横向きに付けられていますが、縦向きの物も存在します。

Das Eiserne kreuz 1 klasse

2006年03月20日 01時19分21秒 | ミリタリー
今回は一級鉄十字章をご紹介します。
まず最初に一級鉄十字章について軽くご説明します。(と言っても、あまり詳しくはないのですが・・・)
ドイツ(プロイセン)で十字章が制定されたのは対ナポレオン解放戦争の頃だそうでして、その後、何度かの制定しなおしが行われています。
さて、この一級鉄十字章ですが、勲章というよりは戦功章と言える物(金鵄勲章みたいな物ですかね?)で、授章資格は二級鉄十字章を授章していて、尚且つ戦場における勇敢な行為を複数回行った者という何だか曖昧な基準になっていたようです。
ただし、功績如何によっては二級鉄十字章を授章していなくても一級鉄十字章(および二級鉄十字章)を授与されたそうです。

今回ご紹介する物は1914年(一次戦)と1939年(二次戦)に制定された物になります。



こちらが1914年制定の一級鉄十字章です。
中央の「W」はフリードリヒ・ヴィルヘルム3世の頭文字の「W」です。
この徽章は3つのパーツで構成されており、コア(黒い部分)は主に鉄で出来ており、それを銀の縁で挟んだ作りになっています。
昔はよくコアが鉄で出来ているので実物は磁石に付く、と言われていましたが、実物でもコアが鉄製でない物が存在するそうですので、あまり判断材料にはならないと今日では言われています。



裏面の写真です。
装飾も何も無く、シンプルが作りになっています。
小さくて見えないですが、留めピンに刻印が打たれています。



こちらが1939年制定の一級鉄十字章です。
作りは一次戦の一級鉄十字章と同じです。
コアに錆が浮いている事から、コアが鉄製なのが分かります。



裏面の写真です。
こちらも留めピンに刻印「L/13」と打たれています。
刻印の意味は残念ながら分かりません。



さて、こちらは一級鉄十字章の第二次大戦後の物です。
と言いましても、この記章は一級鉄十字章の戦後制定品ではなくて、第二次大戦中に一級鉄十字章を授与した人が二次戦の物を着用出来なくなったので代わりに着用する為に作成された物です。(第二次大戦の物はハーケンクロイツが入っているので着用不可能)

デザインは1次・2次大戦時の物と同じようですが、コア・縁の材質は異なるようで、コアは鉄製ではないようです。
あと、特徴的なのは制定年号は1939年のままなのですが、中央のハーケンクロイツがオークリーフに置き換えられています。



裏面の写真です。
こちらも留め金具の後ろに刻印「A」と打たれています。
アスマン社という会社で作られた記章のようです。
このアスマン社は記章メーカーで、第2次大戦中も記章を作っていたそうです。

日本海軍相当官襟階級章

2006年03月17日 22時43分38秒 | ミリタリー
今日は日本海軍の相当官(乗艦文官)の襟階級章をご紹介します。
まずは写真をご覧下さい。



こちらは兵科色が白色の主計少尉の階級章です。
巾7.5mmの金線が1本に径9mmの金属打ち出しの桜花が1つ配しています。
識別線(兵科)は金線の縁に付けられています。



こちらは兵科色が蝦茶の造船大佐の階級章です。
巾7.5mmの金線が2本に径9mmの金属打ち出しの桜花が3つ配しています。
識別線(兵科)は2本の金線の外縁のみに付けられています。



こちらは兵科色が白色の主計大佐の階級章です。
巾7.5mmの金線が2本に径9mmの金属打ち出しの桜花が3つ配しています。
識別線(兵科)は2本の金線の外縁のみに付けられています。
こちらの階級章は旧型の物で、昭和17年に改正された襟章に比べて大きめです。



こちらは兵科色が赤色の軍医中将の階級章です。
軍医中将は軍医科の最高階級です。
巾18mmの金線が1本に径9mmの金属打ち出しの桜花が2つ配しています。
識別線(兵科)は金線の縁に付けられています。



さて、これらの階級章は服に直接縫い付けるので、裏面はこのようにシンプルな作りになっています。



ところが、中には裏面に金具が付いている物も存在します。
これらの階級章は直接、服に縫い付けるのではなくて、糸でループを作り、それに金具を引っ掛けて固定するようにしています。

ソ連軍戦車兵略帽

2006年03月13日 22時55分56秒 | ミリタリー
今日はソ連軍の戦車部隊員の略帽をご紹介致します。
まずは写真をご覧下さい。



こちらがソ連軍の戦車部隊員の略帽です。
帽子本体はスチールグレーと言われる色の生地が使われており、兵科色の赤いパイピングが施されています。
基本的に他兵科のピロトカ(略帽)と同じ作りをしています。

ソ連では、1935年に戦車部隊の制服をそれまでのカーキ・ドラブから、スチールグレーの物に改めました。
ただし、第2次大戦中は戦時省略の為、戦車兵もカーキの制服を使用する事になったそうです。



正面から見たところです。
帽章に布が充てられているというのが興味深いですね。



帽子に内側です。
裏生地は黒色の生地が使われています。



うっすらと文字が見えるのですが、薄くて何が書いてあるのか分かりませんでした。

更新のご案内 3/12

2006年03月13日 17時01分21秒 | ミリタリー
また、例によって「他人のふんどし」更新ですが・・・。

ブックマークに登録させて頂いている【レコレクショヌール】さんのHPが更新されています。
今回は【ドイツ軍野戦服の第6ボタンについての考察】です。
知識としては大変興味深いと思いますので、ご興味のある方はご一読されてはいかがでしょうか?

私も「素材劣化により、閉鎖部分の確実性を期するため」という説は聞いた事がありますが、「ああ、そうなんだ」とすっかり鵜呑みにしていましたねぇ・・・。

当時縫いどころか・・・

2006年02月27日 00時08分58秒 | ミリタリー
当方所有のドイツ海軍の陸戦服なんかSSになっていたぞ・・・。(入手時からです、念のため)
今もそのままなんですけどねぇ・・・。

あと、ソ連の映画会社から出てきたドイツ軍の被服(当時のオリジナル)などは、ものすごい改造や補修がされている事もあります・・・。(こんどご紹介出来るかもしれません)

まぁそれはそれで歴史の1ページと言えるかもしれませんね。

更新のご案内 2.26

2006年02月26日 23時47分39秒 | ミリタリー
ブックマークに登録させて頂いている【レコレクショヌール】さんのHPが更新されました。
今回は【ドイツ軍被服の徽章固定のオリジナル性-では実際にどう判断するか】が掲載されています。

私はあまり当時縫いまで拘らない(解れは自分で修理してしまう・・・)のですが、当時の実物生地を持ち歩いて、判別が付き難い時にはそれを取り出して見比べられるベテランのコレクタの方がいらっしゃると聞いた事があります。

知識としては大変興味深いと思いますので、ご興味のある方はご一読されてはいかがでしょうか?