WBC 日本決勝進出！！！

ＷＢＣ、ワールドベースボールクラシック準決勝第2試合は日本が韓国に6-0で勝利し、決勝進出を決めた。
この大会ですでに韓国には2敗している日本、この勝負は絶対に負けられない試合だった。とにかく勝てて嬉しいのひと言です。

今日の勝利の立役者はなんと言っても上原ですね。上原のピッチングは最高でしたね。ストレートは走っているし、フォークは落ちるし。さらに上原に見方したのは球場だね。試合が行われた「ペトコ・パーク」はかなり広い球場でメジャーリーグでもホームランが出にくい球場と言われている。さらに向かい風とホームランが出にくい状況であった。そのため、多少ボールが高くても、内角を攻めてもスタンドに持っていかれることはないと上原・里崎は思ったのではないだろうか。外野の深いところまで飛ばされた外野フライが幾つかあったが、それは計算づくのだったのかな？その結果、強気なリードで攻めることができ、またストライクゾーンを広く使い、フォークをより効果的にしたのではないだろうか？でも一番はあの絶対に打たれないという「気迫」ですね。

そして福留。今まで韓国投手陣に抑えこまれていた打線も福留の代打ホームランで勢いづき、一気に攻勢をかけビッグイニングを作った。不振で2次リーグではブレーキになってしまいスタメンを外れた福留が値千金の一撃を見せてくれるとは。また福留を迷うことなく代打に送り出した往還と王監督も素晴らしいですね。

今、チームの状態は最高なんじゃないかな？この勢いがあれば相手がどこであろうと勝てると思います。相手はアマチュア最強と言われるキューバです。接戦が予想されますが、どんな形でもいい、とにかく勝ってくれ！勝利に勝る美技は無し！日本の勝利が世界の野球界を変える、そんな気がします。

ここで一つ気になることも。日本はいわゆる「スモールベースボール」が出来ていない。今日の試合勝てたものの、ミスが多い。
4回、ノーアウト2塁、転がしてランナーを3塁に進めたい場面で松中はファールフライ。4番でもバントはありえるとしてきた日本としてはバントしでも絶対にランナー進塁させないといけない場面で失敗。結果、無得点。
7回、ノーアウト2塁というまたも絶対に進塁打が必要な場面で多村はバントを失敗。追い込まれて中途半端なバスターをし、三振。最低の結果だった。次の福留がホームランを打ってくれたからよかったのもの、取り返しのつかないようなミスだ。
そして同じく7回。里崎もバントを試みるが失敗。追い込まれてヒッティングに切り替えてタイムリーを放つことが出来たが、これも結果である。
今日の試合は「結果」として勝つことが出来たが、こと攻撃に関しては完全に福留のホームランに救われたな。次の試合も同じようにいい結果がもたらされるとは限らないので、とにかく日本らしい緻密でミスの無い野球を見せて欲しい。そうすれば必ず勝機はやってくると思います！

行くぜ世界一！