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中華圏(主に香港)映画とC-POP(主に台湾)が大好きです。

『ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1』

2012-09-23 19:53:53 | 台湾電影

こんばんは。9月に入ってもまだまだ暑いですね

連休もあっという間に終わってしまいましたが、かつてないぐらい気が滅入ってしまいました。

というのも数日前、尖閣問題から始まった反日デモのニュース。。。

色々な方法で情報が入ってくるため、十分すぎるくらい心が痛いです。。

しかもこれらの余波が徐々に、私が興味ある分野にも影響し始めているようです。

この先日中関係がどうなるのか全く分かりませんが、ここでは政治問題は別にして出来るだけ楽しいことを書いてきたいと思っています。

前置きはこれくらいにしまして。。。

 

さて1ヵ月ぶりに有給をもらったので、この映画を観て来ましたよ

 

2009年に台湾で、年間視聴率トップに輝いた人気ドラマ『ブラック&ホワイト』(原題:痞子英雄)の映画版です!

日本では『ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1』というタイトルでの公開となりましたが、オリジナルは、『痞子英雄首部曲 全面開戰』となってます

 

 

こちらはドラマ版とはキャストが一部違うということで、お話もドラマ版の3年前という設定になっています。しかも正義感の強い熱血刑事とチンピラという凸凹コンビが国家規模の陰謀に巻き込まれ、36時間のタイムリミットの中で事件解決に向けて奔走する。。。

主演は、ドラマでブレイクした『モンガに散る』のマーク・チャオ(趙又廷)、その相棒役には『クレイジー・ストーン ~翡翠狂騒曲~』の中国の人気俳優ホァン・ボー(黄渤)。神尾葉子原作の「花より男子」の台湾版テレビドラマで知られるツァイ・ユエシュン(蔡岳勳)が監督を務めています。

あらすじは。。。

台湾の大都市・ハーバー・シティ。正義感は強いが、向う見ずな行動で上司の頭を悩ませる南署特捜課の新米刑事、ウー・インション(マーク・チャオ)は、現金輸送車の強奪事件を解決するものの、行き過ぎた行為で停職処分を言い渡されてしまう。一方、犯罪組織・三連会の構成員、シュー・ダーフー(ホァン・ボー)は、極道暮らしから足を洗い、恋人と幸せに暮らすことを夢見ていた。そんな正反対の世界に生きるふたりが、ある事件を機に出会う。

対照的な2人が何と国家規模の陰謀の渦中に放り込まれてしまう。時間制限は36時間。さらに敵、味方の区別もつかない中、二人は台湾に忍び寄る危機を食い止めるべく行動を起こすが……。


ひとまず観終わって最初に思ったことが、スゴイ!何、コレ?本当に台湾映画??

やはり土地柄もあってか、台湾映画というとゆったり・のんびりした雰囲気のものが多いイメージでしたが、これはその真逆!展開も速いからついていくのに大変~

ストーリーも二転三転するから、二回目ぐらいのほうがじっくりと落ち着いて観れるかも。

 

主役はドラマ版と変わらず、この方・呉英雄役のマーク・チャオ(趙又廷)

新人時代の設定ということで、ドラマよりも血の気が多く、無鉄砲さが更に強調されてる感じです。

 

 そして、今回話の流れ上そのまま行動を共にすることになる、三連会のメンバー・徐達夫役のホァン・ボー(黄渤)。

英雄に引きずり回されて、何だかずーーっと悲鳴を上げ続けていたような。。。

ヤクザのメンバーなのに小心者で、しかもお調子者。でも何だか憎めないの

実際に黄渤さんはコメディアンでもあるということで、終始笑わせてくれますよ。私はこういうタイプ、結構好きなので本当に楽しかったです

事件の鍵を握る美女・ファン・ニン(范寧)役の、Angelababy(楊穎)

元々がモデルさんだから、本当に可愛いですよ~

そう思うと、出番がちょっと短かったと思いますが

あとは関係ないけど、彼女が使ってたスケルトンタイプのPC、可愛かったな

実際にああゆうタイプのPCは発売されてるのかしら?あるなら、私も使ってみたいなぁ

あ、話は変わりますが、この映画、出演してる俳優さんたちがスタントなしでアクションシーンに挑んだというのも、最大の見所の一つ。

映画を観た後、パンフレットを読んで知ったので、正直ビックリな話です

監督も随分無茶する人やなぁ(笑)

↑のAngelababyの写真もまさに、高層ビルからロープ一本で降りようとしているところ。彼女もスタントなしでこのシーンをこなしたそうですよ←高所恐怖症の我からしたら、信じられない。。。

 

この手錠をはめたまま、武術の達人と闘うシーンも相当大変だったみたいです。

黄渤さんがもれなく運命共同体で一緒に闘わなきゃいけないハメになるので、辛そうでしたよ

前半のカーアクションシーンも見所の一つ。ここもマークが本当に運転しているとのこと。

多分この車って、ドラマ版でも運転してるのと一緒だよね。ロケット弾の風圧を受けて飛んでいっても、まだ動いてるのがスゴイわ。どこのメーカーのかしら?もっとじっくり見とけばよかった。そんなに丈夫い車なら、私も欲しいぜっ!www

そうそう、あとはこの映画って他にも

テリー・クァン(關穎)、レオン・ダイ(戴立忍)、カオ・ジエ(高捷)、アレックス・トー(杜徳偉)、DEAN FUJIOKA(藤岡靛)、SOLER 等等の豪華キャストが

DEAN FUJIOKAさんは名前だけは聞いたことがあったんですけど、香港・台湾で活躍されてきた方なんですね。伏目がちになった時に、チャン・ヒョクに似ているような?気がしました。

個人的に期待したいのはSOLERかな。名前と、マカオ出身で双子であることしか知らなくて、音楽も聴いたことないんですけど、今回の悪役が思いのほか良かったと思います。やっぱり悪役はあれぐらいの濃ゆいお顔立ちの方々のほうがよりインパクトがあるというか(笑)

でも一番ステキだったのは、戴立忍。やっぱり一番いいとこかっさらっていきましたね。登場シーンが短くても、あの存在感はさすがです↓


出演者の皆々さま~。こうやって見ると、監督って背が高いのね

この映画って、本当にスケールが大きいよね~と思いながら観ていましたが、なんと!総制作費10億円とな

なんでも、後半のハイジャックされた飛行機のシーンは、購入した飛行機を使って撮影されたんだとか。

正直、この辺りはもう色んなものを盛り込みすぎてるよな~感は否めませんけれど(笑)

急きょパイロットになっちゃうオッチャンとか、英雄もヒーローになりすぎ!とか色々突っ込んでしまっていたのも事実です(爆)でも緊迫感はかなりのものでしたが

あとは爆破シーンも多かったですね~

香港に陳木勝(ベニー・チャン)という監督がいらっしゃいますが、彼の作品でも必ず爆破シーンがあるので、ベニー・チャン=爆発みたいなイメージが出来上がってますけれど、この『ハーバー・クライシス』は間違いなくその上を行ってますね。火薬量も爆破シーンの回数もハンパないですもんww ↓の予告編でもご確認いただけますよ

おっと、忘れるところだった!

この映画、劇中ではハーバー・シティという架空の都市名となっていますが、撮影の大半はドラマと同様に台湾南部に位置する高雄で行われました。

去年、高雄に行く機会がありまして、その中の一つ、高雄MRTの「美麗島駅」に私も行ってまいりました!

「美麗島駅」は、「世界で最も美しい地下鉄」の第2位にも選ばれたことがある駅なんです

実はこの頃ドラマもまだ未見だったため、実際に見ても「わぁ~、綺麗だね」ぐらいの思いしかなく。。。今見たら、また感じ方が違うだろうなぁ

コチラが「光のドーム」と呼ばれるステンドグラスの円形天井。

朝早い時間でしたが、こんな感じでカメラを持った方々がたくさん撮影してましたよ

 

またも(多分いつも)長々と書きましたが、ドラマでの相棒、仔仔こと周渝民 (ヴィック・チョウ)が出演していないのもあって魅力が半減するのかな?なんて心配はよそに、普通に2時間、楽しめる映画となってます。これだけスケールの大きい手に汗握る映画に仕上がっていれば、私としては大満足ですわ

では、台湾版の予告編


【痞子英雄首部曲:全面開戰】予告

そして日本版

映画『ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1』予告編

最後に日本プロモで来日した時のマーク・チャオのインタビューの模様をどうぞ

次回作での役作りからかヒゲありで、また今までとは違う雰囲気ですね

『ハーバー・クライシス<湾岸危機>』マーク・チャオ インタビュー

 

『ハーバー・クライシス』公式サイト

 



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