鴨川市平塚・大山不動の龍頭
鴨川市西部の大山不動。入口に龍が口から水を落としていました。
大きな迫力がある龍頭です。開いた口は鰐にようで、大きな目と大きな前足は恐竜のようです。水の勢いが貧弱ですが、それを引いても素晴らしい龍頭です。
水道の水の出口を蛇口といいますが、明治期にこの国に水道が設置されたときはライオンの口から水が出たそうです。西洋ではライオンが水の神で水道の出口、それを輸入して設置したためだそうです。これが後に東洋の水の神である龍にあやかって蛇口になりました。
そういえば、イギリスで見た教会建築の雨どいの先には、ライオンやガーゴイルという怪獣がついていたのを思い出しました。所変われば神も変わる、ですね。
境内には木の葉衣まで彫られた役行者、本堂内には木彫の十王と、丸まると太ったらしくない奪衣婆が鎮座しています。(地図は国土地理院ホームページより)