偏平足

里山の石神・石仏探訪

伊藤介二・昭和の石仏写真館(71)狐

2022年01月17日 | 石仏写真館

狐(東京都港区・豊川稲荷)










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里山の石神端書29 天神(埼玉・秩父市)

2022年01月14日 | 里山石神端書

埼玉県秩父市吉田石間・沢戸の光明寺


 山の中腹の斜面に家が点在する沢戸集落への道は九十九折、車が止められるのは光明寺の境内だけ。

 光明寺の境内に薬師堂があり、木彫の薬師如来が鎮座しています。吉田石間の中郷でも薬師に出会いました。この先の半能にも薬師があります。

 薬師堂脇の小さな木祠が天神様。木彫の天神像が納められています。面長で冠を付けた威厳のある表情と束帯姿は天神の典型的な姿です。これに笏を持ち太刀を差し、梅か松の文様でもあれば間違いなく天神なのですが、光明寺境内の天神は色彩があったかどうかもわからないほどはげ落ちています。
 天神社が普及した背景の一つに寺子屋があるとされています。子供に手習いを教える場所は必ずしもお寺とはかぎりませんでしたが、寺子屋、寺子という言葉があるように、寺がその役目を果たしたことは確かで、手習いの上達を願って寺の境内に天神様を祀ったようです。この光明寺の天神もそのような願いのもと祀られたのでしょう。

 その先には地蔵菩薩があって墓地になります。

 集落内には二十二夜塔もあります。

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里山の石神端書28 石燈籠(埼玉・秩父市)

2022年01月11日 | 里山石神端書

埼玉県秩父市吉田石間・沢戸の鹿嶋神社

 石間川の右岸に建つ鹿嶋神社は入口が見つかりません。いつの頃か、林道を造ったため参道がカットされてしまったようです。その林道の土手から境内に降りました。


 大きな社殿の前に「文政七甲申(1825)」銘の石燈籠が立っています。弱い石のためか対の片方は火袋部分が無くなっています。石燈籠の装飾である笠の蕨手や基礎の反花(かえりばな)などはないシンプルな造りですが、宝珠だけは立派なものです。このタマネギのような宝珠、鎌倉期の宝珠が理想型で、江戸時代になると上が尖って縦長になってくると川勝政太郎氏の『燈籠・手水鉢』(1935年、河原書店)に解説されていました。鹿嶋神社のそれは縦長です。


 宝珠といえば龍の持ち物でもあります。その龍が鹿嶋神社社殿の天井に描かれています。残念ながら宝珠は描かれていません。龍といえば私などはお寺本堂の天井であり、仏教というイメージです。しかし龍は中国が起源で、仏教とともに日本に入ったようです。龍とは若干違いますが、龍の同類としてはインドのナーガ、西洋のドラゴン、日本の大蛇(おろち)なども古くに創造されていて、龍は仏教だけの神格ではなく神社の天井に描かれてもおかしくはないわけです。

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伊藤介二・昭和の石仏写真館(70)地蔵、観音

2022年01月10日 | 石仏写真館

地蔵、観音(東京都港区・長泉寺)

地蔵菩薩

観音菩薩

千手観音

千手観音

馬頭観音

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里山の石神端書27 龍勢火薬筒(埼玉・秩父市)

2022年01月07日 | 里山石神端書

埼玉県秩父市吉田石間・中郷の八坂神社


 集落を見下ろす高台に鎮座する八坂神社、その社殿内に龍勢で使った火薬筒が納められています。
 龍勢は𠮷田町(現秩父市)の椋神社に伝わる伝統行事で、手作りのロケットを打ち上げるものです。聞くとこによると、ロケットは各地域の有志でつくる流派が一から造るそうです。造り方は松を筒状にくり抜き、細く割いた竹を巻いて補強したものに火薬を詰めるのですが、ここに各流派の工夫があるとか。これを10月の祭日に、椋神社近くに組み立てられた打ち上げ台から順番に発射されます。
 龍勢祭りはだいぶ昔に見学したことがありました。龍勢にパラシュートを仕込んであるのがあったり、打ち上げに失敗するのがあったりして、酒を飲みながらの見学は時間を忘れるひと時でした。


 八坂神社境内にも石仏もあります。

 上写真は神社下にある案内。



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里山の石神端書26 鼠小僧石碑(埼玉・秩父市)

2022年01月04日 | 里山石神端書

埼玉県秩父市吉田石間・漆木の鼠小僧誕生地跡


 漆木集落の入口に御堂が建っています。その先に立つのが「鼠小僧次郎吉生誕地入口」の案内。意外な人物の名に誘われて坂道を登ってゆくとすぐ、二つ目の案内があって生誕地に着きます。


 生誕地には空井戸が残り、昭和42年に建てられた石碑と石祠(石碑銘にある石の宮)があるだけです。
 石碑の刻銘は
義人鼠小僧次郎吉之碑
俗名 荒井吉蔵
天保三年(1832)八月十九日小塚原に於いて天の露と消ゆる時に二十七才なり
一、出身地 秩父郡𠮷田町大字石間漆木部落
一、古井戸 鼠小僧の旧屋敷跡に現在も残っている
一、供養塔 百万遍供養塔は次郎吉の母於岩が神に願をかけて文政十二年(1829)三月建てる。
一、石の宮 五代目新井沖太郎の長女フサ再建
一、墓地  改名源達信士、南千手の回向院



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伊藤介二・昭和の石仏写真館(69)宝塔

2022年01月03日 | 石仏写真館

徳川将軍墓所宝塔(東京都港区・増上寺)
増上寺

二代秀忠

六代家宣

七代家継

九代家重

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八千代古文書同好会 2022-01

2022年01月03日 | 古文書

■1月例会は22日です。
詳しくは同好会ホームページで案内しています。
■会誌「ふるふみ」12月例会で配布しました。
欠席された方には1月例会で配布いたします。
■八千代古文書同好会では「佐倉藩年寄部屋日記」を読んでいます。


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八千代新川千本桜 22-01

2022年01月02日 | 

ecoライトアップのクラウドファンディングは終了いたしました。
ご協力ありがとうございました。 
2022年の八千代新川、静かに開けました。写真は村上橋のブロンズ像と新川です。


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屋上菜園2022-01冬眠

2022年01月02日 | 屋上菜園



 タマネギもニンニクも冬眠状態。元気なのは買ってきた泥付きネギだけです。今年は屋上のプランターに茎立ち菜がありません。このところ雑用が多く、いつも苗をいただいている福島の田舎に行けなかったためです。キヌサヤもありません。これは収穫期にドサッと取れるわりには料理方法が少ないのでやめました。そこで初めての試みですが、春先の3月にジャガイモを植える予定。たいした考えもなく、手入れが簡単で保存できる根菜物に流れる屋上菜園です。

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2022年石仏写真展

2022年01月01日 | 石仏

日本石仏協会2022年石仏写真展
期 日 1月12日(水)~16日(日)
会 場 東京都千代田区一番町25JCビル地下1F
    日本カメラ財団JCクラブ25フォトサロン
最寄駅 東京メトロ半蔵門線・半蔵門駅④出口

偏平足の作品
①コロナ禍三密1(栃木・那須塩原市板室の籠岩)

②コロナ禍三密2(山梨・山梨市牧丘の鳥谷山)

③コロナ禍三密3(長野・軽井沢町の石尊山)

④コロナ禍三密4(宮城・柴田町の大光寺)

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里山の石神端書25 手水鉢(埼玉・秩父市)

2021年12月31日 | 里山石神端書

埼玉県秩父市吉田石間・漆木の諏訪神社

 石間川の右岸に建つ諏訪神社の境内に立派な手水鉢があります。


「明治四十年/氏子中」により造られたもので、正面には「清潔」の刻銘。清潔というと私などは衛生面の考えしが思い浮かびませんが、手水鉢の清潔となると「清廉潔白」などに通じる言葉なのでしょうね。
 手水鉢の刻された銘のほとんどは「奉納」のようですが、『御碑銘彫刻師 宮亀年』などの著書がある嘉津山清氏は、手水鉢の銘を分類しています。それによると、心構えを表したものとして「盥漱、灌浴、清潔、清漱、浄垢、濯操」銘もとりあげています(『石仏探訪必携ハンドブック』青娥書房)。他には、容器を表したもの「水盤、石盥盤、手水鉢、水船、漱盥、盥水器」、水を表したもの「浄水、清浄水、盥水、漱水、清水、無垢水」、水を荘厳したもの「露結、布泉、美多良瀬、日新泉、掬碧、浴池」、精神を表したもの「清浄、斉潔、阿伽、洗心、離垢、清徹、淘汰」をあげています。


 境内奥には各地から勧請された神々の木祠が並んでいました。多くの神々に護られた漆木の集落です。



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日本の石仏175(2021-12)

2021年12月29日 | 


■発行・日本石仏協会 〒254-0031神奈川県平塚市天沼7-59-305(中森)TEL0463-24‐0203
■発売・青娥書房 〒101‐0051東京都千代田区神田神保町2-10-27 TEL03‐3264‐2023
■2200円
【表紙】長尾山金光坊の請雨妙見大菩薩/岡山県勝央町植月(福原教雄)
【写真】▼天空の光を浴びて・如意輪観音/埼玉県川口市安行領家の興禅院(須藤賢一)▼聖観音/東京都中野区の新井薬師(小島隆司)▼龍頭観音/静岡県御殿場市の富士平和公園(小島隆司)▼肥前狛犬/佐賀県嬉野市の丹生神社(中野高通)▼タノカンサ/鹿児島県湧水町(坂口和子)
【特集】三十三観音
▼東北・北海道の石仏三十三観音(石仏三十三観音調査班 石黒伸一朗、加藤和徳、高野幸司、高橋弥生、寺内慎一、長島誠)
▼西国三十三箇所写し霊場の石仏調査(広瀬茂)
▼富山県小糸宗徳寺 一石三十三観音と文殊菩薩(平井一雄)
▼千葉県大多喜の三十三観音(三明弘)
▼北海道の石仏三十三観音(森雅人)
▼三十三観音と信仰の形(下平武)
【本邦石造物研究の歴史Ⅲ】
▼大正末から昭和初期の研究者(嘉津山清)
【石彫の現場から】
浄名寺型の五劫思惟阿弥陀如来坐像/愛知県西尾市浄名寺(長岡和慶)
【石仏論考】
▼丸石道祖神ノート(五)丸石信仰の展開(3)屋敷神の丸石(岡田均)
【誌上講座】
▼石仏入門29「日本石仏図典」補足Ⅲ(門間勇)
【会員の広場】▼春日断層崖・桃尾の滝と石仏/奈良県天理市(伊藤義文)▼香林寺の三十三観音/川崎市麻生区(清水享桐)
【石仏談話室】第295回7月▼三明弘「千葉県市川の石仏」(中野勝之)▼田中英雄「尾張・三河の山の木曽御嶽信仰石造物」(中野高通)
【その他】▼第46回総会開催のお知らせ▼フォト・石仏アラカルト 母子地蔵/岡山県鏡野町の人形峠(福原教雄)▼石仏交流▼2022年度石仏一日見学会実施予定▼第129回石仏見学会案内/川崎市の石仏▼バス石仏見学会案内/千葉県安房のやぐら、仏教説話と石仏巡り▼賛助金▼編集後記(田中英雄)

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里山の石神端書 栃木県日光市瀬尾、所野

2021年12月29日 | 里山石神端書

瀬尾 瀬尾の八坂神社・録事尊

瀬尾 松原町の愛宕山・猪

瀬尾 瀬尾の高雄神社・男体山供養塔

瀬尾 高畑の十一面観音堂・日光型庚申塔

瀬尾 高百の薬師堂・三玉大明神

瀬尾 高百の高龗神社・高龗

瀬尾 高百の等泉寺・地蔵

所野 善法の集落南・十九夜塔

所野 法善の稲荷神社・手水鉢


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里山の石神端書24 狐(栃木・日光市)

2021年12月28日 | 里山石神端書

栃木県日光市所野・善法の稲荷神社

 日光東照宮に近い善法、その集落入口に御堂が建ち、境内の笠塔の台座に「右依日光山/城龍坊」と彫られています。


 城龍坊は日光東照宮の山内にあった寺。日光山内の寺社に仕えた衆徒(20院)の下にある一坊(80坊)の一つで、春秋の峰入りもした修験の寺でした。わずかですが旦那場を持っていたようで、善法は城龍坊の霞場だったのかもしれません。


 稲荷神社は御堂の上の道を登って山に入った先に建っています。境内を護るのは狐の狛犬。稲荷社の使いの狐ですが、なぜそうなったのかはよくわからないようです。稲荷信仰が広まったのは、「江戸時代の初めに京都の稲荷神社を修造するため、勧進をした聖が全国に稲荷を流布させた」とする大森恵子氏の「荼吉尼天と稲荷信仰」(仏教民俗学体系8)が参考になります。

 覆い屋の中に小造の社殿があり、正面の向拝に狐が彫られています。木鼻にも狐がいます。木鼻は獅子や象が一般的ですが、さすが日光のおひざ元の稲荷神社。なんでも注文に応じる腕のいい職人がいたのでしょう。

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