偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏番外ハミルトン山(アメリカ・サンノゼ)

2009年12月23日 | 登山

ハミルトン山 ハミルトン牧師

230 【データ】ハミルトン 1283メートル▼登山口 アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ▼石仏 リック天文台の裏庭

 【案内】ハミルトン山はサンフランシスコ湾の南の街・サンノゼの東に横たわるディアブロ山脈の最高峰。1887年に世界最初の山頂天文230_2 台であるリック天文台が建設された山として知られている。リックはこの天文台の建設資金を支援した人。天文台は今も観測を続け、一部が資料館として開放されている。その裏庭のドームの中に納められている銅像がハミルトン牧師だ。「THE REVEREND LAURENTINE HAMILTON」はインターネット情報によると、サン230_3 230_4 230_6 ノゼ赴任中の1861年にこの山に測量メンバーとともに登り、最初に山頂に到達した栄誉をたたえられてハミルトンの名が山名になったようである。この山に天文台を建設するときにサンノゼから資材を運んだ道が今もそのまま利用され、カリフォニア州道130号線として舗装・整備されている。したがって歩くことなく山頂に到達できる。サンノゼから1時間ちょっとのドライブ。一帯は雨が少ないこの地方特有のハゲ山のため展望がすこぶるよく、特に登り出してすぐの山腹から見下ろすサンノゼの街はすばらしい。

 【独り言】サンノゼに住んでいる娘一家を訪ねたついでに、娘婿に我がままを言ってリック天文台があるハミルトン山まで車で登ってもらいました。ここ数日朝はいつも深い霧でこの日もフロントガラスが濡れるほど深い霧の朝。サンノゼ独特のナトリュウム街路灯がオレンジに霞んでいました。光害をださないこの街路灯は、天文230_7 230_8 台の観測に支障をきたさないために市が取り組んでいる対策だそうです。そして山道に入ると突然青空が広がり、太陽が顔をだしました。なんと霧はシリコンバレーといわれるサンノゼの街からサンフランシスコに続く低地にだけ漂っていたのです。そしてハミルトン山への道は365か所のカーブからなる車酔い注意の道だそうです。たしかにハイウエイをバク進するアメリカの運転手には大変な道かもしれません。しかし日本の山間部の道に比べればはるかに立派な道路です。傾斜がゆるくカーブが多いのは天文台建設の資材を馬で運ぶのに無理のないような道に造ったためだったそうです。それにしても乾燥した藪のまったくない山が延々と続く砂漠の一歩手前のような山並み、そこに巨木が転々と残る光景はどうすれば出来上がるのでしょうか。

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