
少しの間、ブログをお休みしてました。。。写真はテラスで日光浴しながら勉強をしているミケーレです。
先週金曜日から下腹部に痛みを感じたのですが、きっとすぐに治る一時的なものだろうと思っていたのだけれど、土曜日になってからもっと痛みがひどくなり、座っている事も、横になっていることも出来ないほどの痛み。
生理痛のような痛みでもあったのですが、お月のものはその前の週に終わっていたので生理痛でもない。それに、生理痛のひどいときの何十倍もの痛みのような感じでした。私は生理痛がものすごくひどいのですが、それよりも痛かった。
食欲も出ず、お腹はガスがたまって張るせいかパンパンに張れている。
ミケーレがあまりに心配したので、土曜日の夜中に病院の救急へ連れて行ってくれました。
多分、便秘かもしれませんね・・・・ということで、便秘用のお薬の処方箋を書いてくれ、次の日の日曜日にミケーレが開いている薬局を探し買ってきてくれました。痛みはひどく、鎮痛剤は処方されなかったので、これまたベットでのた打ち回るほど。。。それに、横になると余計に痛いんですよ。。。下腹部の痛みと一緒に、今度は腰にも激痛。。。
あまりに耐え切れない様子の私をかなり心配したミケーレ。。これは単なる便秘ではないはず・・・。。
日曜日は一睡もできずに夜中に痛みを和らげるために?家の中をゆっくりお腹を抱えながら歩き回ったり。。。
月曜日になっても痛みは変わらず、こうなったらシエナの病院の救急へ行こうと言う事になり、もしかしたら、もしかしたら治療が長引くかも?入院になるかも?即手術かも?と言う事も考え、大きな鞄に二人分の荷物を詰めてシエナへ向かいました。
シエナの病院は色々な面で優秀と言われています。
そしてなぜシエナの病院までわざわざ出かけたかと言うと、緊急の診察でも血液検査、超音波検査などをその場ですぐにしてくれるからです。
シエナの病院に13時ごろに着き、2時間半ほど待ってやっと私の名前が呼ばれました。
その待っている間といい、ミケーレの表情はとっても硬く、隠そうとしていても隠せない不安と心配がひしひしと伝わってきて、そんな思いをさせてしまっていることへと、私ももしかしたら重い病気だったらどうしよう・・・という思いで涙も出てくるし。。でも涙は一生懸命我慢しました。涙見たらミケーレに心配かけさせてしまうだろうし。
先生にお腹を診てもらい、血液検査、尿検査をして、結果が出るまでまた待つことに。左腕には血液を再度採るかもしれないとのことで、管が刺さったままでした。
本当は、診察は患者だけしか中に入れないのですが、専門的な言葉や病気の言葉が解らないところもあるのでお願いしてミケーレも入れてもらうことにしたのです。私が血液採取、尿採取している間はミケーレは先生とお話をしていたのですが、まだ検査の結果が出ていないから分からないけれど、骨髄に問題があるか、日本語ではどのように呼ばれるのか分からないのですが、尿を作る腎臓に問題があるかもしれないとのことで、それを聞いたミケーレは余計に不安になってしまったようで、かなり落ち込んでいました。。。私は直接先生から聞いてなかったので、後はどうなっても受け止めるだけだという気持ちでした。
ミケーレは両親を子供の時に癌で亡くしています。一番辛い思い出というのが、病気の間のお母さんの症状の悪化していく姿、苦しんでいる姿。そして、母親が必要な年頃にお母さんが亡くなり、そのショックがトラウマで今でも強くあるようで、もしも私に重い病気が発見されたら・・・・・また愛する人の苦しんでいる姿を見る・・・・・っていうことなどへの恐怖の不安も隠しきれないようでした。なんとなく、目には涙が見えるときもあったり。。。
何十分か待った後に、今度は超音波検査を受けました。
胃の上部のあたりから、股間にあたりまで全般、後ろまで全部詳しく調べてくれましたが、異常は一切見つからなかったとのこと。
痛みはあるものの、超音波検査で内臓をくまなく調べてもらって異常なしとの結果に、少し安心を感じた私達でした。
その後はまた待合室で待ち、今度は婦人科へ呼ばれました。
初めての婦人科での検査!着替え室などなく、2人の女性の先生、看護婦さん一人の前で
「さ、ズボンとパンツ脱いで。」
と言われてその場で脱ぐのにちょっとびっくり。脱いだものも、そこにあるイスの上に無造作に置くだけ。そして、下半身スッポンポンのまま寝台へ歩いていって座って。。。ま、すぐに
「ぁ、ここはイタリアだもんね。」って思ったらなんとも思わなかったけれど。
ミケーレも婦人科の超音波検査中もそばにいました。もう一人の女の先生も加わり、先ほどまで診てくれていた先生より先輩のようで、もう一度詳しく調べていました。
調べている時に、ミケーレが私の毎月の生理痛がひどいことも告げたら、一番先輩の先生がさらっと、
「そうね、診てみると生理痛に悩まされるのがはっきり解るわね。」
とのこと。スクリーンを見ている私からは何にも解らないけれど、生理痛がひどいなども解るんですね。
特に異常はないけれど、水がたまっていることが分かりました。それは、水球が破裂して水が出たとのことで、そのための腹痛だろうとのこと。でも、その水球が破裂したりするのは普通に起きる事らしく、病気ではないとのことです。子宮も診てもらいましたが、異常なし。
なんだか、ホッとした??私達です。二人とも、子宮に問題があるのではと思っていたからです。
後は、血液検査と尿検査の結果、総合の結果を最初の先生から聞くのですが、先生は困り笑いしながら説明。
血液検査からも尿検査からも異常は見つからず、超音波検査も異常なし、婦人科の方でも異常なし!ということはこの腹痛をどのように説明していいものか・・・ということでした。
ミケーレが先生に婦人科のほうで水球が破裂した事が見つかって、それが腹痛につながっていることを言われたと伝えたら、そのことは婦人科のカルテにかかれていなく、なぜにどうでもいいことばかり書いてあって、そのことが書いてないんだ!?ってことで先生もお困り。。。。なので、お薬も何を出していいかもわからずじまい。
私はとにかく鎮痛剤が欲しいと伝えましたが、結果からして出せないとのこと。。。ま、婦人科の先生に鎮痛剤など出せないかと聞いたところ、この痛みは鎮痛剤は無用で、ただ耐えるだけといわれました。。。耐えるだけ~!もう、本当に我慢できないほどの痛みなんですよ!!!
総合の先生からは、まだまだかなり腹痛が続くのならまた来なさいといわれ、病院を後にしました。
なんだか痛みがあるのに、異常が見つからずなんかすっきりしなかったのですが、私はかなり安心しました。水球が破裂した!それは病気や異常でもない!って思ったら、他の不安もどこかへいったし。ミケーレも内臓などに異常が見つからなかった事には安心していましたが、しっくりこないようでまだ少し不安みたい。
この日は様子を見るために、シエナに泊まる事に。
とっても疲れた一日でしたがやはり、下腹部、腰の激痛のため寝ていられず、座ったり歩いたりして結局また一睡もできなかったのですが。。。。
山の家に帰って来てからも激痛が数日続きましたが、婦人科の先生の言葉を信じて耐えにたえましたよ。。。横になると座っている時よりも激痛が走るのです。私はまだ子供を生んだ事はないので陣痛がどのようなものかわからないのですが、寝れない時こんな感じなのかな~とか思ったり。激痛も30分続いたと思ったら、5分ほど痛みがひき、その後また30分間ほど痛みが続くなどの繰り返しで、本当に辛かった。。
便秘気味になったのも、きっと下腹部の痛みでだす事が困難だったようです。そして、下腹部の痛みをどうにかかばう体勢をとったりすることから腰にも負担がかかっていたようにも思います。
やっと昨日あたりから痛みもほとんどなく普通に生活が出来るようになりました。イスに座ってPCの画面を見ていることなど全くの不可能な生活。横になりたいのに、横になると痛みが倍増。本当に辛かった。
辛かったですが、2年ぶりかな?の血液検査や超音波検査ができてよかったです。以前にひっかかった数値も普通に戻っていたし。
そして、毎月の生理痛がひどすぎる私をはじめのブログ(アソブログ)の頃から知って心配してくれているブログ友の桃色さんに婦人科にいって検査してみて欲しいですと言われていたので、今回は緊急でしたが婦人科まで診察できたので、よかったです。
緊急の患者の診察に、ここまでしっかり一日で対応したシエナの病院には驚きました。今まで、イタリアの病院事情の悪い所ばかりが目立ってイライラする事が多かったけれど、今回はかなりかなり、かなり見直しました。血液検査、尿検査、超音波検査、婦人科の検査などをしても、緊急の患者なので全て無料です。
実は、この腹痛のちょっと前には左目の眼球が水ぶくれのようにひどく腫れあがり、目玉が飛び出しているようなほど腫れあがり、これまたシエナの病院の眼科はイタリアの中でも腕がいいと評判なので、シエナまで行って緊急で診てもらったばかりだったんです。新しくソフトコンタクトのメーカーを変えたのが原因だったらしく、そのコンタクトに使われているものが私の目にはあわず、アレルギーが出たそうです。
イタリアはコンタクトを買うとき、先生の診察をしなくては買うことができないというのではなく、自分の度を知っていたらすんなりと買えるシステムです。だから、コンタクトにも種類があるなど知らず、新しいメーカーに変えたのですが、今回の目に異常が出たことで、種類があることを知りました。2週間ほど度のあわないメガネ生活をよぎなくさせられましたが、自分にあわないコンタクトがわかりよかったといえばよかったです。
ということで、毎回毎回ミケーレには心配ばかりかけている私。
そのたびに、私もかなり弱気になるんです。ミケーレに別れを告げられたらどうしようって。というのは、これまた私の中でのトラウマですが、生まれて数分後にすぐに手術をしなくてはいけない子供で生まれてきた私。そして、18歳になるまで繰り返される手術、親に迷惑をかけているという気持ち。その頃は自分なんて生まれてこなきゃよかったんだって思っていた。そして、他にも軽い病気を繰り返したりで少ないですが全ての付き合ってきた人たちには私の体調の悪さへの不安が重荷になり、別れを告げられたり。
なので、こう体調を崩し心配をかけてしまうことにものすごく不安がある私なのです。なので、ひどくなるまで伝えなかったり。とっても不安がっているミケーレを見て、今回はその不安が思いっきり表に出てしまい、シエナの病院へ行く前日、ミケーレの前で泣いてしまいました。重荷になり、別れを告げられるのではないかという不安があると伝えました。
ミケーレは
「そんなことは決してない!愛している人が苦しんでいる姿を見るのは辛いけれど、痛みを隠さず素直に伝えて欲しい。何事も一緒に頑張っていこうって誓っただろ?それに、今までboopyを重荷になって別れを告げた男達とはオレは違う!」
って抱きしめてくれました。やはり、トラウマで怖いけれど、ミケーレの言葉を聞いて少し安心できました。
6時間もの病院にいて帰るときに、
「お母さん、私が子供の時は今日のミケーレのようにずっとそばにいて検査も見守っててくれてたんだよ。今日のミケーレのようにね。」
といった私に、
「オレはお母さんではないけれど、当たり前だろ~夫なんだから、愛する妻のためなら何でもするのが当たり前。オレは夫として当然のことをしているだけじゃない。」
って。なんだか、ミケーレの簡単な言葉でも、いつも心が熱くなります。これからも心配かけてしまうことがあるかもしれないけれど、本当にミケーレと結婚してよかった。巡り会えてよかった。
いやはや、でもでもやはり健康が一番ですね~。。気をつけなくては。
ダラダラ長い文を読んでいただき、ありがとうございました!
ということで、ブログもまたボチボチと再開します。も~~~沢山写真もたまってきてしまっているんですよ~。。。。。。汗