書店外商の無常日記

人生という名のフィールドワーク

2016/08/21 Sun.

2016年08月22日 | 日記
 運転免許証の書き換えのため運転免許センターへ。更新時の一番の不安は写真がまともに撮れているかどうかである。証明写真ゆえポートレート並みのものは期待していないものの、油断をして半目開きになったことが何度かあり、撮影の瞬間はもっとも緊張する。何年か前から写真持ち込みもできるようになったので試してみようかとも思ったが、事前連絡が必要とかでそこまではしなかった。現地へ来てわかったが、日曜日は混雑しているせいか持ち込みでの受付はしていないとのこと。

 ずいぶん前だがここの担当だった時期があり、顔見知りの職員の方が今も何人かいて「お元気ですか?」と声をかけられる。ただし、元気かと問う対象は私ではなく、この部署に勤務経験がある私の父に対してである。「89になるのかな?元気ですよ」と答える。ただし、これだけでは社交辞令の域を出ない。たとえば仮に、だいぶ弱ってきて寝たり起きたりでもよほど近しい間柄でなければ「元気ですよ」と答えるだろう。実際元気なのだから「今でも運転してますよ」とでも付け足しておけば良かったとも思ったが、こう言ったらこう言ったで「その歳で運転しても大丈夫なのか」と心配されたかもしれない。

 ゴールド免許なので講習は実質30分。心配だった写真は、仕事中に外出先に掛けてある鏡に映った時のわが身と同じ顔つきをしていたので、本来の姿に近いのだろう。