<6月7日の日記>
今日は兵庫県立芸術文化センターでプレトニョフのピアノリサイタルを聴いてきました。
彼の演奏を生で聴くのは約2年振り。
プレトニョフはチャイコフスキーコンクールの覇者。ピアノだけでなく指揮もします。
それにチャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」のピアノ編曲を手掛けたりも。
演奏曲目は当初、ベートーヴェンのピアノソナタを4曲弾く予定だったのですが、プレトニョフの希望で半分がグリーグの「抒情小品集」に変更されてしまいました。プレトニョフの弾く「テンペスト」を聴きたかったな・・・(-.-)
(前半)
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
(20分の休憩)
(後半)
グリーグ:抒情小品集~16曲
祖国の歌 op.12-8
子守歌 op.38-1
蝶々 op.43-1
エレジー op.38-6
メロディー op.38-3
小鳥 op.43-4
小川 op.62-4
郷愁 op.57-6
即興的ワルツ op.47-1
おばあさんのメヌエット op.68-2
過ぎ去った日々 op.57-1
夏の夕べ op.71-2
スケルツォ op.54-5
孤独なさすらい人 op.43-2
ノクターン op.54-4
小妖精 op.71-3
アンコールは、
①グリーグ:「民俗生活の情景-ピアノのためのユモレスク 謝肉祭から」 Op.19-3
②ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 op.9-2
でした。
プレトニョフの弾くベートーヴェンのピアノソナタは、かなりゆったりとしたテンポで、大人しめ(?)の演奏でした。良く言えば内面深く掘り下げた演奏、と言えなくもないですが、それは晩年の作品に当てはまる演奏スタイルであって、若きベートーヴェンの演奏スタイルではないような気がしました。
グリーグの「抒情小品集」は全10集66曲あって、一応全曲CDを持ってはいるのですが、普段あまり聴かないですね~(^^ゞ
あまりにも心地の良い演奏で、寝てしまいそうになりました(^^ゞ