なるようになろう!

中小企業診断士修行中の生活。学習日記や素朴なギモンなど。

2011年9月に読んだ本

2011-10-06 | 【近況】
10月になってやっと過ごしやすく。
これでも去年よりはだいぶ早く涼しくなったかも。


9月は4冊しか本を読んでいませんでした。
週一ペースはちと遅いなあ。

振り返ると、本業の方で抱え込む案件が増えた(要するに、振り先が一人減ったw)上に、学生に商品企画の概要を話したり、2次試験対策のレジメをまとめたり、と、けっこう月初からあわただしかったなと。

2次試験対策については、受験前後にblogを書いたりしてましたが、描き散らかした状態で放置してました。
合格してから4年近く経ち、直後の合格酔い(?)のようなものも抜け切っただろうと思い、そろそろ忘れてしまう前にまとめておくのも良いかなと思いまして。

拙い説明を我慢して聞いてくださった受験生の方々の役に立つのが一番ですが、私個人としてもいろいろ考え直す機会になりました。


いよいよ2次試験が近づいてきました。

受験生全員が合格することは叶いませんが、全員がそれぞれの能力を発揮できますようにと願っています。


9月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1109ページナイス数:36ナイス下町ロケット下町ロケット経済小説というよりも痛快企業活劇。ストーリー中心でわかりやすい。こういうのならドラマ化しやすいかもしれない。企業経営は、「右手にソロバン、左手にロマン」なんていうけれど、「一階に現実、二階は夢」か、なるほど。ソロバン握りつつ、実は一番ロマンに熱い銀行出身の幹部・殿村に著者は一番感情移入してたんじゃないだろうか。WOWOWドラマでは、ちょっと出番が減っていて残念。とにかく、スッキリ読後感。「夢と欲の区別がつく熱い中小企業経営者と仕事したいなあ」なあんて、こちらの心の温度も上げてくれる。第145回直木賞受賞。読了日:09月26日 著者:池井戸 潤
洋菓子の経営学―「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略洋菓子の経営学―「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略神戸スウィーツ産業周辺を細かくリサーチしてまとめた力作。経営学的視点の要旨は、巻末の加護野先生が簡潔にまとめている解説だけ読めば事足りる。また、ポーターが提唱した産業クラスター形成の4条件、要素条件、需要条件、関連産業・支援産業・企業戦略及び競争環境、の視点で整理すればもっとスマートな仕上がりになったと思う。けれど、素人っぽい構成の中に、著者の神戸への愛着、洋菓子への親近感などの熱い思いが感じられてこれはこれでありかと思う。著者と同世代かつ長年神戸在住の私個人の感傷や共感による贔屓目はあるだろうけど。読了日:09月26日 著者:森元 伸枝
今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための「ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための」というリードがついている。ということで、あれもこれもと欲張らず、戦略本に良く出てくるツールの中からオススメのものに絞り込んである。MECE・アトリビュート分析・5フォース分析・PEST分析の事例を使った説明、リデル・ハートの戦略論の原則、を経て、だんだん交渉術・振り返り・チーム運営など営業ノウハウの話になっていく。特に、BtoBの産業材営業をしている人には役立てやすい内容かもしれない。私には、正面対決を避ける間接的アプローチが納得度が高くて興味深かった。読了日:09月12日 著者:筏井 哲治
マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法理論としてのマーケティングではなくて、今現在の「マーケター」という言葉の理解のされ方や使われ方、仕事の内容、現実的ノウハウ、今後の展望などをリアルに語っている。実際にマーケティング業務についている人からすれば既知のことも多いだろうが共感する部分も多いはず。初めてそういう仕事に就く人や、興味のある学生にはとっつきやすい本といえる。経営者が優れたマーケターであるのが強い企業であり、それゆえ「マーケターは、ポジショニングを考えるのが仕事だけれど、実は一番難しいのが自分のポジションだったりする」のだ。苦笑。。。読了日:09月12日 著者:山本直人
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