お電話を頂きました。
『なお先生でいらっしゃいますか?
猫の森出版編修部の三毛(*註)でございます。
いつも、お世話になっております。
先日は、当社教科書について、お問い合わせ頂き、ありがとうございます。
こちらで著者の先生に確認を取らせて頂きました。
そうしましたら、明らかにご指摘の箇所は誤記でございまして、なお先生のおっしゃる通りでした。
至急、現在お使いの学校につきましては、正誤表を送付します。
また、来年度版につきましては、改訂いたします。』
先日から、ピンチヒッターの授業をしています。
授業準備のため教科書を読み進めていたのですが納得できない図版を発見。
“アルゴリズムと流れ図”という単元です。どう考えても処理の内容がおかしいフローチャートなので、出版社に連絡してみたというわけです。
ご存じの通り高等学校の教科書は、文部科学省の検定を通過したものです。
出版社の編修者はもちろん、執筆・監修者、文科省の検定官の方々が、内容や誤植・誤記などを徹底的にチェックするはずです。
しかも、検定を通過したのは16年3月ですので、昨年度は採用校で1年間授業が行われています。 (うちは、昨年度は他社の教科書でした)
このような背景もあり、ミスなんてあり得ないというと考えるのが、普通なのでしょうね。
数日前、この出版社に連絡を入れた際には『教科書にミスなんかないですよ』という雰囲気が漂っていましたが、今回は丁重にご連絡頂きました。
皆さん、教科書にもミスはあるかも知れません。
自分が納得できるまで、調べたり、質問したりしましょう。
(※註) 出版社や編集者のお名前は仮名です。