ボリビア カミナンド記

 ウユニ塩湖 4

湖のヘリから中央に向かって白い塩の上を、私たちのランドクルーザー2台だけが走る、走る、道もない、何もない、まったいらな白い塩の上を車は時速80kmくらい飛ばして走る。

目の前には反射で目に刺すような白い塩の世界が広がるだけ。どこを見て走っているのかと運転手に聞くとはるか遠くの湖面と空の境界に見える山の位置を見て目的地を知るのだという。


この塩の白さはスキー場の明るく反射する白でなく、キラッと塩の結晶が目に射すようなきらめきを放つ白。遠く水平線にはかげろうで山が浮かんで見えた。

写真は走っている車からもう1台の私たちのグループの車を写したもの。車の屋根に積んである荷物は私たちの昼食と食事のサービスに使う折りたたみのテーブル、携帯コンロ。

食事に一番適さないこんな塩の上での食事なのに(でも、一番贅沢な場所での食事かな?)、ちゃんと食事を暖めるための携帯コンロまで運び込んでくれる。サラダにボリビア風鶏の煮込み、煮たお米の付け合せ、ユカ(南米の芋)、コーン(南米特産)、温かいコーヒーなど、リッチな食事であった。私たちが使用した食事のテーブルはもちろん、塩でできていた。

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