なんともユニークなお話だ。道徳的に正しいのか、なんて考えずに、気軽に笑えばいい。
足の遅いオオカミと強くて明るいブタ。彼らの駆け引きが続く。オオカミは狩りが成功したことがなく、いつも木の実や草を食べていた。一生に一度でいいから、ブタの丸焼きを食べてみたい、オオカミは、悩み………
自分が叶って当然だと思っている願いでも、はたから見れば、いやいや絶対無理でしょ、ってわかることがありますよね。だけど、本人は、叶うことを信じて努力を続けるんだ。
生き物って、どこか間抜けなのだろう。朝は当然のように起きて、夜は寝て、生きることを選択して。そして、いつかは願いが叶うと信じて。間抜けだからこそ、愛おしいのだろう。