さっきイケアからの帰りにタクシーに乗ったら、
運ちゃんが、「息子の彼女が日本人やねん」という。
でも、「嫁さんに来てもらおうと思ったらお金かかるしな・・・」と
ため息をついていた。中国語で話したけど、たぶん日本語にしたら
こんな感じ。
なんでも台湾ではお嫁さんになる人に金の指輪をあげるらしい。
結婚式もほとんど自腹だそうだ。おっちゃんによると、結婚式に
親せき友人職場関係等等、大勢を呼んで、ごちそうして、
なんやかんや一切合切で、少なくとも台湾元で二百万元くらいが
必要になるらしい。ほんまやろか。大層だ。
日本のこういう小規模対応の結婚式会場は台湾にはないのかしら?
ご祝儀で三分の一から半分くらいは回収できる日本とは違うらしい。
「それに、写真だって撮るでしょう。あれも安くないからね」
確かにそうだ。やっぱり面子が重要なのかな。文化だし。
私はあまり中国語が上手ではないのでうまく説明できなかったが、
「日本の結婚式はお金をかけようと思えばできるけど、
こじんまりとしようと思えばできなくはないし、それなりに工夫をすれば
満足できるであろうクオリティで式を挙げられますよ」と言いたかった・・・。
息子さんと彼女さんがそんなに仲良くて結婚を望んでおられるなら
お父さん、応援してあげてほしいなあ、と思ったのでした。
もしも台湾の方でお子さんの配偶者が日本人になりそうな方、
心配ないですよ~。
私たちは晩婚だったので地味婚でしたが、身内だけの
レストランウエディングで200万以内で収まりました。
元じゃないですよ円ですよ。
かなり質素ながらもそれなりのいいお披露目の場になりました。
たいていのカップルは結婚までに1年か2年かけて
お金をためるし、日本ではあまり予算に余裕がなくても、挙式できる
プランがいっぱいありますし、今時、身内だけでする人が多いですから、
あまり気をもまずに、OKだしてあげてほしいなあと勝手ながらに思うのでした。
それからおっちゃんが言うには、相手方との釣り合いがやはり気になるとのこと。
「お金持ちでも気ぃつかうし、かつかつでもつきあいづらいですやろ」
みたいなことを言っていた。どこの親御さんもいろいろ思ったりしはるのは
同じなんやなあと思いました。