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高橋裕之のシネマ感G

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

映画「52ヘルツのクジラたち」

2024-06-09 23:27:31 | シネマ(邦画)
(C)2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
 
 
 
映画「52ヘルツのクジラたち」
 
 
<あらすじ>
〈52ヘルツのクジラ〉の鳴き声は、
あまりに高音で、他のクジラたちには聴こえない。
だから、世界で一番孤独なクジラって言われてるんだ─」
傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家へと
移り住んできた貴瑚は、
虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と
呼ばれる少年と出会う。
かつて自分も、家族に虐待され、
搾取されてきた彼女は、
少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める...
やがて、夢も未来もなかった少年に、
たった一つの“願い”が芽生える。
その願いをかなえることを決心した貴瑚は、
自身の声なきSOSを聴き取り救い出してくれた、
今はもう会えない安吾との
かけがえのない日々に想いを馳せ、
あの時、聴けなかった声を聴くために、
もう一度 立ち上がる─。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
”児童虐待”が一つのテーマである。
 
現在の少年の虐待と
自分の過去の虐待が交差する。
 
「ムシ」と呼ばれる少年の虐待は
母親の捌け口としか言いようがない。
 
主人公貴瑚
 
3年前
義理の父親が介護中に亡くなる
母親との争い(虐待?暴力気味)
家族と言う名のテーマ
 
2年前
岡田安吾との想い出
 
*上映開始1時間*
 
職場の上司、専務
新名主税(にいなちから)
社長の息子が登場。
どうなる?三角関係。
 
”虐待”は状況に寄って
形を変えることを知らされる。
 
人それぞれに
自分の考える人生がある。
 
世の中の”母親”にも
色んな考え方の人がいる。
 
どの”声”に耳を傾ける。
 
またまた衝撃作です。
 
もう
何とも言えない展開。
 
登場人物の
それぞれの過去も重要
 
杉咲花も
またまた良い役をするね。
志尊淳も
トランジェンダー男性を
見事に演ずる。
西野七瀬の演技が
今回も凄い!
宮沢氷魚も。
余 貴美子の存在感ある。
 
監督自体が
観客との魂の番(つがい)だと
鑑賞後に思った。
 
この作品の力は
何回も”鳥肌”をたたせた。
 
 

 

 

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吉高由里子主演 映画「風よ あらしよ [劇場版]」

2024-05-10 20:51:10 | シネマ(邦画)
©村山由佳/集英社
(C)風よ あらしよ 2024
 
 
 
吉高由里子主演
映画「風よ あらしよ [劇場版]」
 
 
(HP)
<物語>
 
「女は、家にあっては父に従い、
嫁しては夫に従い、夫が死んだあとは子に従う」事が
正しく美しいとされた大正時代―。
男尊女卑の風潮が色濃い世の中に反旗を翻し、
喝采した女性たちは社会に異を唱え始めた。
福岡の片田舎で育った伊藤野枝(吉高由里子)は、
貧しい家を支えるための結婚を蹴り上京。
平塚らいてう(松下奈緒)の
言葉に感銘を受け手紙を送ったところ、
青鞜社に入ることに。
青鞜社は当初、詩歌が中心の女流文学集団であったが、
やがて伊藤野枝が中心になり
婦人解放を唱える闘う集団となっていく。
野枝の文才を見出した第一の夫、
辻潤(稲垣吾郎)との別れ、
生涯のパートナーとなる無政府主義の
大杉栄(永山瑛太)との出会い、
波乱万丈の人生をさらに開花させようとした矢先に
関東大震災が起こり、
理不尽な暴力が彼女を襲うこととなる――。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
「元始、女性は太陽であった」
 
伊藤野枝の年譜を読みながら鑑賞。
ドラマは観ていなかったので
映画として鑑賞した。
 
この時代にも強い女性がいたんだと
約100年前からも
こういう思想があったんだね。
 
大正時代の街並みや
路面電車も映し出されるのにも
映像的に興味がわいた。
 
女性自立の人間だが
恋愛遍歴も凄いね
 
16歳で入籍(末松福太郎)
18歳で離婚(末松福太郎)
17歳で同棲(別の男性、辻と)
*辻のエゴは意外と強い?*
18歳で長男まこと出産
20歳で流産
 
その後も波乱万丈
 
映画は、省略している
エピソードもあった。
 
新しい男性?
大杉栄と出会う。
栄も妻、保子→愛人、神近
自由恋愛?
そして野枝と。
 
野枝は妻、母にもなったけど
やはり自由な女性観が強い。
 
何事も勢いでいく
10代女性だとも思った。
 
20代になっても
恋愛に対しては無理なのかな?と。
 
でも同志から好きになって
野枝と栄に長女が。
 
女性を強調するけど・・・
 
後半は大杉栄との話が中心に。
 
そして関東大震災
震災後の醜い光景も。
この辺りも
この作品の一つの柱。
 
震災は天災だけど
何故に人災にすり替えるのか?
(人災を併発させるのか?)
やはり疑問。
 
「女性への言葉」は
いつの時代も難しいね。
 
今の時世は性別ではなく
「人への言葉」が難しいとも
作品を鑑賞して思った。
 
”自由”って何なんだろう?
 
「幼稚なセンチメンタル」
大事だと思います。
 
吉高由里子も
演技派女優に完全になったなあ~
 
これも知っておくべきの
人間ドラマ
良い作品でした。
 
 
 
 
 

 

 

 

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映画「ゴジラ FINALWars ゴジラファイナルウォーズ」amazonプライムビデオ配信中

2024-05-06 23:02:17 | シネマ(邦画)
映画「ゴジラ FINALWars
ゴジラファイナルウォーズ」
<あらすじ>
20XX年。突如、
世界各地で一斉に怪獣たちが暴れ始めた。
地球防衛軍及び新人類ミュータント兵士、
通称・M機関は迎撃を開始するが、
事態を収めたのは、
地球に飛来したX星人と名乗る異星人であった。
友好的な彼らに、歓迎ムードの地球人。
しかし、X星人の真の目的は地球の支配、
人類の家畜化だった。
それをいち早く見破ったM機関兵士の尾崎と、
分子生物学者・音無美雪、
彼女の姉でテレビ・キャスターの杏奈は、
X星人の計画を阻止すべく立ち上がる。
ところが、本性を現したX星人の統制官は、
サイボーグ怪獣・ガイガンを目覚めさせると、
次々に他の怪獣も投下、地球侵略に乗り出した。
そこで、尾崎たちは地球防衛軍が誇る
海底軍艦・新 轟天号の艦長・ゴードン大佐の下、
あるとんでもない作戦に打って出る。
それは、地球の最終兵器とも言える
南極の氷海に眠るゴジラを蘇らせ、
怪獣たちと戦わせるのだ!
果たして、海底より復活したゴジラは、
ガイガンを倒すと、立ち塞がるジラ、
クモンガ、カマキラス、アンギラス、ラドン、
キングシーサー、エビラ、ヘドラを次々に撃破。
更に、パワーアップしたガイガンや
モンスターX=カイザーギドラをもやっつけ、
最後にX星人を倒した尾崎たちと対峙するが、
現れたミニラの制止によって
海へと帰って行くのだった。
 
<高橋裕之のシネマ感>
劇場公開から20年ぶりに
Amazon Prime Videoで鑑賞。
興行成績、プレビュー的には
あまり良くありませんが
個人的には好きな作品。
それまでのゴジラシリーズとの
続編性はないですが
ゴジラ生誕50周年作品、
ゴジラシリーズの最終作と言われ
集大成でもありお祭り映画ですね。
上映時間2時間5分で
ゴジラ登場まで
約1時間を費やす。
「海底軍艦」や「妖星ゴラス」
特撮映画のキーワードも。
過去の怪獣たちも
21世紀版でかっこよく
なつているのも天晴!
VSがキングキドラでなく
ガイガンなのも興奮↑
でも最後に・・・・・・
ゴがない「ジラ」
ハリウッド版の
1998GODZILLA登場も
拍手もんやね。
「海底軍艦」に
マンダ襲来もにゃッとする。
ヘドラ、キングシーサーも
ファイナルやから登場できたね。
アンギラスに
ガメラ的な要素も加えている。
「X星人」「小美人」も
ファイナルに花を添える。
カマキラス、クモンガ
ミニラ、エビラ、モスラが
一緒に出ると
南海の大決闘であり怪獣島だ!
怪獣総進撃、怪獣大進撃でも
喜ぶが出演陣も
宝田明、水野久美
そしてシリーズ最多出演の
佐原健二も。
「シン・ゴジラ」
「ゴジラ-1.0」も良いけど
ミニチュアや着ぐるみを多用した
東宝特撮も楽しんで欲しい。
 
amazonプライムビデオ配信中
終わり方は、どうやろね?
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映画「ゴジラ-0.1」amazonプライム会員特典配信中

2024-05-06 10:50:57 | シネマ(邦画)
(C)2023 TOHO CO.,LTD.
 
 
映画「ゴジラ-0.1」
<概要>
ゴジラ七〇周年記念作品。
太平洋戦争で焦土と化した日本で、
人々が懸命に生きていこうとする中、
突然現れた謎の巨大怪獣が復興途中の街を
容赦なく破壊していく。
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
 
<高橋裕之のシネマ感>
”ゴジラ”の登場が早くてびっくり
命名もあっさり説明されている。
戦後の一部分を
チャンと描かれている。
作品全体のテーマは
”生きる”だね。
山崎監督で
吉岡秀隆が出てると
「34丁目の夕日」が浮かぶ。
”ゴジラ”を利用した
戦争映画ですね。
戦争からの”ゼロ”からの復興で
”プラス”になりかけたのに
ゴジラの上陸で”マイナス”に
なっていく展開は面白い。
ゴジラ(1954)の
ティストもある。
ラストの方は
何回もビックリだった。
マイナスカラー版も観てみよう
個人的には
ゴジラ映画史上
ベスト5入りです(笑)
,
<あとがき>
自分としては
劇場に観に行けてなかったので
アマプラの無料配信は
有難いのですが
興行を考えると
まだ上映中で
「シン・ゴジラ」まで
後7億でシリーズ1位になるし
後25億でシリーズ初の
100億突破でしたが
記録更新は「ゴジラ」
日米アカデミー賞絡みでも
難しいな~
「ゴジラ」「寅さん」「007」
知っているけど
劇場に行ってない人が多い。
ゴジラシリーズ
アマプラで何本観れるか?
 
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ピエール瀧主演 映画「水平線」

2024-04-10 22:20:36 | シネマ(邦画)

(C)2023 STUDIO NAYURA

ピエール瀧主演
映画「水平線」

(HP)

 

【公式】映画『水平線』オフィシャルサイト

 



(予告編)

 

映画『水平線』予告編

 



<あらすじ>
ある遺骨をめぐる父と娘の物語
震災で妻を失った井口真吾(ピエール瀧)は
福島の港町で娘の奈生(栗林藍希)と二人暮らし。
酒好きでだらしない一面もあるが、
生活困窮者や高齢者を相手に
格安で請け負う散骨業を営んでいる。
一方、水産加工場で働く奈生は
遺骨の見つからない母の死を未だ消化できないでいた。
そんな日々の中、松山(遊屋慎太郎)という若い男が
亡くなった兄の散骨の手続きにやってくる。
何か複雑な事情を抱えた様子を察する真吾だったが、
その遺骨を預かる。
ある日、ジャーナリストの江田(足立智充)が
真吾の元を訪れ、先日持ち込まれた遺骨が
世間を一時震撼させた殺人犯のものであると告げる。
震災で多くの人が眠るこの海に
殺人犯の骨を撒くのかと言う江田に対し、
無関係な人間が口を出すことじゃないと相手にしない真吾。
しかしその後も被害者家族と
真吾のやりとりをSNSで拡散するなど、
江田の執拗な取材は続く。
拡散された動画を目にした奈生は言葉を失う。
奈生から強く散骨を反対された真吾は、
遺骨の見つからない妻への思いも相まって、
「骨に価値なんかない」とはぐらかすが、
奈生は「ほんの一欠片だけでもお母さんの骨が欲しい」
と呟き、家を出て行ってしまう。

葛藤の末、真吾は江田の誘いに乗り遺骨を返しに行くが、
除染現場で懸命に働く松山の姿を目の当たりにし、踵を返す。
船を借り、一人沖へと出た真吾は
朝焼けの海へ遺灰を散骨する。
そして、散骨を巡って真吾と奈生は
積年の思いをぶつけ合うが。

<高橋裕之のシネマ感>
福島県の港町が舞台の
今年の3・11映画のうちの
1本である。

これも一筋縄ではいかない
色んなテーマが絡んでいる作品。

震災、散骨、殺人犯、放射能、
火葬証明書、取材、拡散、など。

人々の”想い”の心でのぶつかり合い。

こう言うことが「散骨問題」になるんだ。
被害者と加害者じゃないのに・・・

殺人犯の人格は、やはりないのかな?
両極端の考え方があるね。

難しい問題だけど
向き合わなくてはならない。

報道の在り方も
少し描かれている。

個人的にシネスコサイズだと
”THE邦画”と思ってしまう。

ピエール瀧は
やはり良い役者さんだと思う。

 

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映画「こどもしょくどう」

2024-04-05 00:05:02 | シネマ(邦画)
(C)2018「こどもしょくどう」製作委員会
 
映画「こどもしょくどう」
 
(予告編)
 
日向寺太郎監督は
リサーチの元、この作品を
完成させました。
「こどもしょくどう」を
描くと共に
子供達の問題と共に絆を描いています。
 
俺自身は
尼崎市内の
「こどもの居場所」的な展開に
疑問を抱えていましたが
 
この作品内の
「こどもしょくどう」には
共感できました。
真のポリシーが素晴らしい。
 
パフォーマンスでない
 
何気ない行動が良い。
 
「子供の居場所」を
運営するのは大変だけど
この作品を見て
原点を見つめ直して欲しい。
 
 
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映画「一月の声に歓びを刻め」

2024-03-24 19:55:09 | シネマ(邦画)
(C)bouquet garni films
 
 
三島有紀子監督
北海道・洞爺湖の中島、
伊豆諸島の八丈島、
大阪・堂島の
 
3つの「島」が舞台
 
映画「一月の声に歓びを刻め」
 
 
<概要>
三つの物語の舞台には、
北海道の洞爺湖、東京の八丈島、
そして大阪の堂島がそれぞれ選ばれた。
 
第一章の洞爺湖篇で、
性暴力の被害を受けて亡くなってしまった
娘を忘れられない初老のマキを演じたのは、
カルーセル麻紀。
マキを演じるにあたり、
これまでのカルーセル自身の
ペルソナを剥がすように薄化粧姿で熱演を見せている。
 
第二章の八丈島篇で、
妻を交通事故で亡くし、
娘の妊娠に動揺しながらも受け入れてゆく父親の誠役は、
俳優の哀川翔がキャスティングされた。
ぶっきらぼうながらも娘を
深く愛する父親を演じた哀川は、
繊細な所作のひとつひとつに心情を宿らせていると、
三島監督も信頼を置いている。
 
第三章の堂島篇で、
六歳のときに性暴力の被害に遭った
トラウマから誰とも触れ合えずにいた
れいこ役には、前田敦子。
抑制された演技からはじまり、
感情が流露される終盤にかけてエモーショナルに
高まってゆく難しい役所を、見事に演じ切った。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
監督の経験や想いは
どれぐらい詰まっているのだろうか?
 
第一章 洞爺湖篇(30分)
 
演技俳優としての
カルーセル麻紀の
代表作になるのは?と思う。
自分を活かせる体当たり演技。
 
片岡礼子、宇野祥平も
存在感がある。
 
役のマキもトランス。
 
マキの家が船の様に感じるのは
第二章へのつながりかも。
 
性、トラウマ、家族、娘、親子、
海、船、風、死、がキーワード。
 
自然な流れで~
 
第二章八丈島篇(30分)
 
第一章と違う親子物語
 
やはり哀川翔の
抑え気味の演技が良い。
 
海、妊娠、親子、風、死が
こちらのキーワード。
 
母親は登場しない。
 
一人芝居がある。
 
船から船へ・・・そして
 
第三章堂島篇(45分)
 
モノクロです。
 
繋ぎが良いね。
 
大阪駅前第一ビルの
あの喫茶店もロケ地。 
 
海、死、船がキーワードに。
 
いつも前田敦子は
体当たり演技。
 
前田敦子も一人芝居
 
暗いテーマできてるが
明るいシーンもある。
 
章で綴る物語。
 
色々と考え深い内容でした。
 
色々な話はインタビューで

 

 

 
 
 
 
 
 
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坂本礼監督作 映画「二人静か」R18 

2024-03-23 11:38:15 | シネマ(邦画)
(C)坂本礼
 
 
坂本礼監督作
映画「二人静か」
 
 
<あらすじ>
娘を探し続ける夫婦、そこに現れた若い女
衝撃の展開でみせる愛とトラウマ、再生と喪失
出版社に務める雅之とその妻の涼子。
どこにでもいる平凡な夫婦の生活は
5年前を境に一変した。
5歳になる娘の明菜はある日突然姿を消し、
今日まで行方知れずのまま。
あの日娘を預けた涼子の父・丈志を涼子は恨んだが、
認知症の進んだ父は涼子の母・初恵に介護されている。
そして娘の行方不明を機に雅之と涼子の仲は
修復不可能なまでに冷えきっていた。
わずかな手がかりを求めて街頭に立ち、
道ゆく人に情報提供を呼びかける夫婦は
チラシ配布を手伝ってくれる莉奈と出会う。
涼子は子供のいなくなった心の空虚を埋めるかのように、
出産を控えた彼女との交流にのめり込むが……
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
認知症、行方不明のキーワードから始まる
娘の行方不明から5年後から始まる。
5年間は、どうしていたんだろう?
莉奈という女性が不思議である。
主人公夫婦と境遇が違うので
少しわからない部分もありましたが
理解するより見守る様に鑑賞。
何故?涼子は莉奈に頼る?
やはり旦那の方の行動や
感情の方が理解できる(笑)
話全体が何を中心にいくのか
解からないところが
逆に面白かった。
外のシーンは
ドキュメンタリータッチにも感じた。
生命の誕生の為のテーマも
しっかり描かれている。
ミニシアターで鑑賞できる
大人の映画だと思った。
着地点もそこなんだ。
そして静かに余韻が残る。
 
 
 
 
坂本礼監督ZOOMインタビュー

 

 

 
 
 
 
 

 

 

 

 

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日本・フィリピン・シンガポール合作 松林麗長編映画初監督作 映画「ブルーイマジン」東京3月16日公開

2024-03-15 10:06:34 | シネマ(邦画)
©Blue Imagine Film Partners
 
 
日本・フィリピン・シンガポール合作
松林麗長編映画初監督作
映画「ブルーイマジン」
 
(HP)
<あらすじ>
「なんであのとき、
ちゃんと言えなかったんだろう……」
俳優志望の斉藤乃愛(山口まゆ)は、
かつてある映画監督からの
性暴力被害に遭っていたが、
弁護士の兄・俊太(細田善彦)から助言もあり、
自分の過去のトラウマを
誰にも打ち明けられずにいた。
しかし、親友のミュージシャン志望
東佳代(川床明日香)から、
佳代が音楽ユニットを組む西友梨奈(北村優衣)の
性被害の相談を受けたことをきっかけに、
乃愛は友梨奈とともに
「ブルーイマジン」に移り住むことを決める。
巣鴨三千代(松林うらら)が相談役を務める
「ブルーイマジン」は、さまざまな性被害や DV、
ハラスメントなどに悩む女性たちの
駆け込み寺として機能するシェアハウスだった。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
鑑賞メモ的紹介
 
援助交際→パパ活も話題になりますが
今は”性被害問題”
このタイミングで、
この作品が公開されるのは
ある意味凄い!
 
主人公、乃愛は自分の事をさておき
友人の事を優先してしまう。
 
「ブルーイマジン」には
色んな人が集まってきている。
性被害話を新聞社に持ち込むが
「役」ありきか?
 
証拠がないことは記事にしにくい。
 
男性がされるセクハラ問題も。
 
枕営業。
 
回想シーン
ワークショップ後の
”飲み会”などのシーンもあってリアル
そこまでは交流で片付くと思うけど。
 
そこから先は・・・
 
でも、女子もと思ってしまうけど~
 
訴えた後の状況も語られる。
映画監督側も描かれている。
 
考え方は現実やね。
 
雑誌への告発で話題に。
 
”あやまらない?”
 
映画の記者会見もあり
真剣に見ないといけないのですが
リアルすぎかも?
 
表現悪いかもしれませんが
面白い作品でした。
 
こういった正当な事実もある事を
わからないといけないなと
鑑賞して思ったし
多くの人に観て欲しい作品。
 
品川誠(しなちゃん)と話したことあるから
少し変な感覚もあった(笑)
実物は好青年でした。
 
巣鴨三千代役は、松林監督
 
ラストの方で
「フィリピンパブ嬢の社会学」にも
出演していた
テファニー・アリアンさんが。
 
”鎌田前奏曲”の③映画
「行き止まりの人々」(監督:安川有果)
で描き切れなかったことを
再度、挑戦して作られたかな?と。
 
大阪アジアン映画祭
JAPAN CUTS Awardスペシャルメンション
受賞作
 
 
 
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映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」

2024-03-13 09:10:22 | シネマ(邦画)
(C)若松プロダクション
 
 
映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」
 
 
 
 
<概要>
1980 年代が舞台。
時代も人も変わった。
シラケ世代と言われ、
熱くなることがカッコ悪いと思われていた時代。
ビデオが普及し始め、
映画館から人々の足が遠のき始めた時代。
それに逆行するように、
若松孝二は名古屋にミニシアターを作る。
その名はシネマスコーレ。ラテン語で「映画の学校」。
支配人に抜擢されたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞め、
「これからはビデオの時代」と地元名古屋で
ビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治だった。
木全は若松に振り回されながらも、
持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。
そこに吸い寄せられる若者たち。
まだ女性監督のほとんどいなかった時代。
金本法子は「自分には撮りたいものなんか何もない」
と言いながら、映画から離れられない。
田舎の映画青年だった井上淳一もまた
映画監督になりたい一心で若松プロの門を叩く。
己れの才能のなさを嫌でも自覚させられる日々。
それでも、映画を諦め切れない。
救いは、木全が度々口にする
「これから、これから」という言葉。
今がダメでも次がある。涙だけじゃない。
そこには笑いがある。絶望だけじゃない。希望がある。
この映画は僕の、私の物語であると同時に、
あなたの物語でもある。
これはあなたの青春の物語だ。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
VHSビデオの時代だの物語。
丁度、自分は高校を卒業して
社会人になった頃の話で
スーパーマーケットに勤めながら
映画業界に憧れていた時代です。
映画好き、映画館好き
特にミニシアター好きの為の映画です。
シネマスコーレも行ったことないけど
存在は知ってるし
木全純治さんとも二回お会いしたし
その方がモデルの映画と聞いただけで
ワクワクします。
一部、ドキュメンタリー映画
「シネマスコーレを解剖する」でも
語られていますが~
それからも広げている展開。
自主映画ネタも散りばめられてるなあ~
シネマスコーレの
開館に立ち合った気分にもなる。
劇中に登場する
井上淳一監督が
本作の監督をしている点も
楽しめる。
若松孝二監督
井上淳一監督
木全純治さん
映画好きな3人と過ごす時間は
映画ファンにとっては
大事な時間だと思います。
劇中の映画撮影シーンも
面白いです。
1980年代映画題名オンパレード
E・T
愛と青春の旅立ち
ゾンビ
寅さん
この子の七つのお祝いに
楢山節考
セーラー服と機関銃
ロッキー
夢見るように眠りたい
*まだまだ登場します*
あんな曲が流れたり~
あみんの
♪待つわ まで
滝田洋二郎など
映画監督の名前も
多数出すぎて覚えられない(笑)
映画館名も
京一会館、文芸座など
1980年代に
映画に触れていた人は
楽しさ888%!
その他の方も面白さ
777%!
これぞ映画!
映画は「こうでなくては」の
バイブル的作品。
 
 
 
 
 
 
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