一時夏の風物詩にもなった
「釣りバカ日誌17・あとは能登なれ ハマとなれ!」
いろんな邦画が公開され
そのレベルもあがってきてますが
昔ながらの人情喜劇を
描いた作品はこのシリーズしか
ないのではないでしょうか?
今回は、笑いと感動
そして「釣り」シーンが
バランスよく散りばめられており
押し付けがましいことがなく
シリーズ最高傑作と言っても
過言ではありません。
西田敏行、三国連太郎は
いつものペースで
マドンナ役の石田ゆり子も
最近の出演作の中では
一番肩肘はらずに
自然な演技が
見事に作品の雰囲気に
マッチしてました。
片岡鶴太朗、大泉洋も
いい味出してます。
シリーズ初とも言える
「スーさん」釣りなしは
最後に意味がありますよ。
魚は釣らなかったけど・・・・・
老若男女期間限定なし
いつでも1000円で
鑑賞できる作品。
映画の風物詩で
昔ながらの邦画を
楽しみましょう!
題名だけでもインパクトのある
安田淳一監督の
「拳銃と目玉焼」
表向きは
”ヒーロー映画”
でも中身は
本当に”エンタメ”しています。
洋画バリに強くない主人公がいい味、出してます。
真のヒーローに成長していくのが
地味であり、地道なのが応援したくなります。
この作品のもう一つの一面
”ラブ・ストーリー”としても
見事に成り立っていると思う。
今風であり、それぞれの人生であり
”悪”と解かっていても
「生きる為」「愛する人の為」なら
仕方ないこともある。
その辺のエピソードが
更に”人間ドラマ”としても共感を呼ぶ。
俺の連れは「ヒーロー映画」として楽しめたと言い
俺自身は「恋愛・人間ドラマ」として感動したと言い
この作品は、”リバーシブル的”に楽しめる。
お悔み申し上げます
ベストセラー作家渡辺淳一の原作を
テレビ演出歴40年の以上のキャリアをもつ
鶴橋康夫監督が手がけた
「愛の流刑地」
主演は4度目の共演となる
豊川悦司と寺島しのぶ。
作家(男)と主婦(女)の
二人だけにしかわからない
”純愛”を
時に官能的に、時に感動的に
描いている。
果たして”究極の恋愛”は
罪を乗り越えられるのか?
渡辺淳一の世界を
単に”淫ら”にせず
美しく描いている。
あれだけ”濡れ場”が多いと
嫌悪感を感じる事もあるのに。
冒頭で官能をさらけ出した
編集、演出が逆に良かった。
回想、法廷シーンを交え
官能から見事に
サスペンス調を際立てる。
無駄のない展開で
満足度は高い作品。
キャストも豪華
主演二人に加え
長谷川京子が演技派に・・・
その他の面々も
必要な箇所で
ちゃんと"ツボ”を押さえた
演技になっている。
全ての要素が”ケミストリー"状態に~
<裏話>
高橋は
結局、映像に映っていなかった?!
(短すぎて見逃?)
上映40分後の京都駅でのシーン
冬香(寺島しのぶ)が
菊治(豊川悦司)の元へ
走っていくシーン。
実は寺島しのぶさんの
3人程後ろを歩いているのですが・・・
確認できなかった。
(DVDが出たら再確認します。)
8月下旬の暑い中
厚手の服を着て頑張ったのに、な。
さすがに映画は
カットされるシーンが多いことを
痛感しました。
でも、この作品にも
少し参加したということで
満足です。
寺島しのぶさんを間近に見れたこと
豊川悦司さんを遠目に見れたこと
鶴橋監督とお会いできたこと
思い出深い、初映画でした。
寺島しのぶさんは
映像よりも綺麗、かわいい感じでした。
豊川悦司さんは
さすがに背が高く
冬香が"落ちていくのも”理解出来ます。
これからこの作品を見る方は
そんな京都駅のシーンに
ご注目あれ!
お悔み申し上げます。
映画「運命じゃない人」
公開時は気にしなかった作品。
観た人は良かったと絶賛した作品。
内田けんじ監督の「運命じゃない人」を
塚口サンサン劇場にて鑑賞。
”とにかく、あっぱれ”な作品です。
このあたりから始まっていく冒頭。
実は何回も冒頭に戻る。
あの「桐島、部活やめるってよ」が引用した
時間軸、別目線、実は・・・的な展開。
三角関係か?ラブストーリーか?
で進むけど、実は実は・・・
「桐島、部活やめるってよ」は意味のある映像が
繋ぎあって、実は、が一つになったときに
さらなる面白さがあったが
この「運命じゃない人」は意味のない映像が
実は、繋がっていた時に
さらなる面白さがある。
3人芝居?
いや5人芝居?
実は、あの人も、この人も
時間軸によって繋がれていく
別アングルの見せ方にも
やられていまいました、
あっぱれじゃあ~
かしこみかしこみ~
(作品が違うか?)
「桐島、部活やめるってよ」に
深くハマってしまった人に
浅くハマって欲しい作品です。