モノクロで桜を撮る～♪

桜、日本では特別な花というイメージですよねぇ～

春に咲き初期は淡紅色、満開時には白色に近づく「染井吉野」ソメイヨシノ
が代表とされますが、桜の種類はそれこそ野生を含めると600種以上とも言わ
れているそうです。
(出典：フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』桜から）

ソメイヨシノは春に一斉咲き始めアッというまに散ってしまう、そんな一瞬
に我々は心を奪われるワケですよねぇ～♪

ネットでも桜写真は満開状態であります。


月光花も毎年撮影しているわけですけどいつもカラーで撮影してましたぁ～
今年は逆にモノクロで撮ったらどうなのよ、ということでまずはモノクロで
撮影。


桜の淡い色をモノクロでだなんてもったいないと考えてましたけど本格的に
モノクロ撮影を始めましたが、描写の奥深さはカラー以上だと思います。

囲碁も黒白の碁石を使いますが、一色碁といって全て同じ色の碁石を使うこと
があります。これは当然、一色碁のほうが難易度激高でして。
二色でも単純なのに一色にしちゃうと自分の碁石がドレだか分かりにくいです。

写真も同じなんですよん(笑）

カラー色彩がないモノクロはトーン・レンジとコントラストで表現いたします
ので単純ですが、それも撮影次第でイマジネーションを無限に広げることがで
きる、いわゆる視覚で伝えるより創造で思考を伝える方式なんですねぇ～

想像で色を思い浮かべる、感じさせる、御覧頂く方に全て創造させるべくモノ
クロ撮影を心がけている次第～

要は”ぬりえ”と同じで色を頭で創造しなくちゃいけない分、嵌ればカラーよ
りも斬新な色合いになって感動を与えることでしょう♪

ですから単純にカラー写真をモノクロにしたんじゃ、コントラストがぼやけ、
薄味になる写真になっちゃいます。
それじゃ、イマジネーションを呼び起こさない。

トーン・レンジとコントラストが肝ですからそれを撮り手が状況に合わせて
カメラ設定していかなくちゃいけない、それはカラー以上に経験、知識が必要
な撮影法だといえると思います。


ですから今回は最初からカメラ本体設定でモノクロ指定。AEロック、露出、絞り
、感度を練りに練って状況に応じた撮影をしております。

桜は満開でピンク色より白色に近い状況でしたから、そのコンセプトで撮影する
にゃ、絶好のコンディションであったワケ。


またカメラはあえてLEICA M8を選択、それもELMARIT M28/2.8 ASPHの実力を
フルに発揮させるのにうってつけの被写体でしょ(笑）


ただし、焦点距離は28mm(フルサイズ換算約35mm）なんでアップ撮影もできませ
んしレンジファインダーなんで被写体距離70cmより近づけません。

目線に近い撮影となりますから、もっとも違和感がない撮影となり逆にその利点
を活かしてみましたよん♪


これからお見せする写真にあなたも創造力を発揮せざるえないでしょ(笑）





↑「桜湖畔」ELMARIT M 28/2.8　ASPH







↑「花見」ELMARIT M 28/2.8　ASPH






↑「桜縁日」ELMARIT M 28/2.8　ASPH






↑「陽桜」ELMARIT M 28/2.8　ASPH






↑「異端桜」ELMARIT M 28/2.8　ASPH






イマジネーションができましたでしょうかぁ～
色を創造して頂けたら意図は伝わったも同然であり、月光花も嬉しいですよん♪



それにしてもLEICAの描写は繊細ですねぇ～♪
フォーカスもAFではなくMFですし、当然オートモードなどありませんし、
全て撮り手設定次第で正直な描写をしてくれます。

最新カメラのような高画素ではなく、1,000万画素クラスとは思えない日本刀
みたいな切れ味であり、また暈すとこれが絶妙～♪
モノクロで撮影すると余計にそう感じちゃいますねぇ～


さて定番カラーではPENTAX撮影、どうでしょ(笑）、次回へ～♪