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Wの年中行事

私的な年中行事と
ミタモノキイタモノヨンダモノの
個人的覚え書きほか
ときどきひとりごと混じりです。

志の輔らくご 21世紀は21日

2009-05-27 00:14:38 | ミタモノキイタモノ_play
「志の輔らくご 21世紀は21日」
を聴きに西新宿に行きました。
2009年5月21日(木)です。

「だくだく」立川志の輔
「お菊の皿」立川志の輔
「きょうのニュース」松元ヒロ
「三方一両損」立川志の輔

1席目はお弟子さんが出るものと思っていたが、
1席目から志の輔師匠が出てらした。
ご本人の体調がよろしくない日は、
楽屋で寝ているよりも
最初から出てきて3席ともやることが多いのだそうな。

「だくだく」
サゲがタイトルになっている古典落語。
「つもり」って平和だなあ。
いいなあ、かわいいなあと、にまにまするお噺。
●家賃をためておんでてきた八五郎は、家財道具は何も持たず新しい長屋に越してきた。何もない部屋に絵の上手な住人に家財道具などを描いてもらい、床の間があるつもり、タンスがあるつもり、槍がかかっているつもり、と「つもり」で暮らす。八五郎がぐっすり寝ているその家に、ある晩泥棒が入る。立派な家具が揃っていると思いこんだ近視の泥棒である。盗みに入って、それらがすべて描かれたものと分かると、このまま引き下がれん、とタンスから着物を盗んだつもり、置物を盗んだつもり、と盗んだ「つもり」で動き回る。それに気付いて目覚めた八五郎。泥棒を退治するべく、槍を手に取ったつもりで、泥棒を刺したつもり、と八五郎。泥棒はそれを受けて、血がだくだく出ているつもり でサゲ。
志の輔師匠は、「血がだくだく出ている! つもり」でサゲず、住人の「助けにきた! つもり」でサゲ。
めずらしくあらすじを打ち込んでみたけど、私の文章では全然おもしろくない。。。

「お菊の皿」
怪談 番町皿屋敷のその後。
皿屋敷は、ひどい仕打ちだし、コワイお話だなあと思っていたが、
落語はすごいなあ。お菊さんがおちゃめだなあ。

「きょうのニュース」
「三方一両損」
有名な(?)大岡裁きのひとつ。
なるほど、と思う反面、
うまいこと丸め込まれたような気になってしまうのは、
私のココロが曇っているからだろうか。
●財布を拾った左官屋は、中に銭3両と印鑑と書き付けがあるのに気付き、わざわざ届けにいくが、落とし主の大工は、印鑑と書き付けはありがたくいただくぜ、でも俺のふところから落ちやがった金なんぞいらねえ、おまえが持っていってくんなと左官屋に渡そうとする。左官屋は、俺の金じゃねえやいらねえよと受け取らず、そこに仲介に入ったはずの両方の大家が絡み合い、奉行に解決をゆだねることに。そこで登場するのが名奉行大岡越前守。奉行は3両に1両足して、2両ずつ大工と左官やに渡す。届けてもらったときに素直に受け取れば大工には3両、財布を届けたときにもらっておけば左官屋は3両手、ふたりとも要らないと3両を奉行が預かったがそれに1両足してふたりに分けた奉行。それぞれ1両ずつ損をして、三方を丸く収めた、というはなし。

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