niobin

鉄と戯れる日々のことば

2人展を終えて 2014/6/2記

2014-06-02 | 日記
初台の画廊喫茶Zaroffでの2人展に足をお運びいただいた皆様・SNS上で声援を送り続けてくださった皆様、本当にありがとうございました。



滋賀にて制作をしているガラス作家奥島圭二さんとは、作品を創るときの思想が近いです。

魂や・輪廻のこと・・
創るものも 実態がありそうでない物・・


総括というのは無理なので・・ 今の気持ちをかきます。

GALLERY494のブログにも少し同じことをかきました。ここでは主観の続きを。


「アートってなんだろう」

展示を自分で行うとき・企画するたびにいつも考えています。

もともと、目に見えるものではないので正解はありません。

ただ、強くもやさしくも差し伸べる手のようなものであって


手をとってもとらなくても 表現者も鑑賞者も生きてる魂の触れ合いなんだと思います。
食事の好みにも近く そしてとっても身近なもの。

アートは子供の教育の手前にあるもの そう思います。

ですから当然大人にも必要なのです。

けして個人のモノではなく、重ねるごとにもはや個の名前が消えていくようなものなのではないかと思います。
「誰がすごい」という話ではけしてなく、作品だけが独り歩きしていくこと・・

そうなっていくとまた社会とのいろんなことがありますが・・

私も作品を作っています。だからこそ、いくつもの責任を抱えています。



しかし・そこにいつも曖昧な線引きが幾つかあります。
それは「お金を得ること」「名誉などを得ること」です。

生きていくためにはお金を稼がなくてはならない。

労働を怠ってはいけないと思います。




きちんと、思考し選ぶことのできる人は幸い。

そのうえ、生活できることは幸い。



感動に言葉はいらない


広まっていってほしいことなら 今いる国の時代の風に習わないといけないのかもしれない。

そのためには少し・・有名にならなくてはならない。


思想と作品の「強さ」がもちろん必要です。



私の一部・GALLERY494は今年で2周年を迎えます。

自分の葛藤、作家さんの葛藤に毎日毎日向き合っています。

ありがたいことに膨大な知り合いが増え、様々な思想にも出会い、そのことそのものがギャラリーを響き合えるものとして感じています。

作家がなるべく在廊している贅沢なギャラリーであってほしいということ。



私自身・若い作家でありまだまだ未熟なアートプロデューサーですが、

いろいろな手段を試して選んで、嘘と偽りだけは決して無く生きていきたいと思います。




すでにこの世に、この時代に生を受けておりそれだけでも抱えきれないジレンマの中生きているのだから・・・



今後の予定
7月15日~19日 タジョム祭 赤坂ジャローナ
11月3日~23日 トロールの森 国際現代アート野外彫刻展
11月15日~30日(予定) 丹尾敏個展  西荻窪GALLERY494



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