niobin

鉄と戯れる日々のことば

2019年 個展のお知らせ

2019-11-03 | おしらせ
個展があります。

丹尾 敏 個展 -鉄-
日々手紙-nichinichitegami-
2019.11/25(月)〜12/1(日)
11:00-19:00最終日16:00迄

会場 Galerie la
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル6階601号室
http://www.salondela.com


常滑に移住してもうすぐ4年目に入ります。
海によく行くようになりました。
「歩いて見に行く」という行為が好きです。

今年は、有り難い事に妊娠、出産という初めての体験をし息子を抱く事が出来ました。

乗り越えなくてはならない、巡る事柄を身体で感じる1年でした。

この子はどこからやってきたのかな?
妊娠中から不思議で神秘的なことばかり。
答えはないんです。
「神々しい事はそのままに。」
ある人から頂いた言葉。ストンと腑に落ちました。

人間界に出てきたらもう、人間になるしかない現実的な事が沢山。少しつかれます。

泣くという命のエネルギーはもの凄くて、すぐに部屋いっぱいになる、その中にいると1つの星の中で生きているような、まだ、ひっついてるような不思議な気持ちになります。
細胞や粒子が、集まったりはなれたり、ギュギュッ、、はじけたり。

元気にしていてくれたので出産ギリギリまでお仕事ができました。そして、また復帰も早くできました。本当にありがたいです。
家族が協力してくれて、無事個展を開催出来そうです。

全日在廊予定ですが、息子連れの為変則的になります。
でも、この会場、ずっとやらせて頂きたかった鉄の床部がある会場、、。
わたしが居なくてシン、、と見ていただいたくのもとても良い感じ。

奥野ビルもとても素敵なアンティークビルです。
貴重なエレベーターも乗ってくださいね。

臨機応変に暖かく対応してくださるオーナー吉本さんに感謝です。
あと半月、制作頑張ります。

さあ、深呼吸。

よろしくお願いします。
丹尾 敏

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お仕事再開しました

2019-08-29 | おしらせ
残暑お見舞い申し上げます。

仕事、再開いたしました。

お待たせしています、鍛冶屋仕事をはじめ、
11月末の個展に向けて動きます。
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-共生- ディオニュソス実験室 合同展

2019-07-19 | おしらせ
たくさんの雨が降った

トトン トトン トトン

スレートの屋根に叩きつける雨の音

まだ少し不慣れな気持ちで聴く

太陽がほんの少しでも顔を出すと
庭の野菜がメキメキと伸びて食べるのに追いつかないほどの成長している

草も放置してしまうとあっという間に腰まで伸びて、虫たちの橋をどんどん作っていく

命巡る春から、生きるパワー溢れる夏へ向かうこの季節

野菜を枯らしたり食べたりしてしまう虫たち
花々を吸い受粉してくれ、実をみのらせてくれる虫たち、、

私たちはその一部として平らに混じり合い生きているのだ
とてもシンプルで、とても神々しいようで、不思議さに満ちているけれど、答えさがしをする間もなくどんどん季節は巡っていく

自然な出来事なのに、わざわざ私たちは確かめたくて仕方がない

体が記憶している事を 確かめる 旅
2019 梅雨 niobin




合同展に参加させていただきます。


-共生-
7/22(月)〜28(日) 24.25休み
14:00〜21:00
atelier & galleryディオニュソス実験室
東京都中央区新富2-4-9三新ビル2F
090-8746-8868
有楽町線 信富町3番出口前
日比谷線 築地駅4番出口徒歩5分中央区役所前

久しぶりに再び作った作品、少し前の作品、連作を展示させていただきます。
初めての方々と実験室での展示、どのように映るか楽しみです。
期間中在廊はいたしませんが、是非お立ち寄りください。
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鍛冶屋仕事を3カ月お休みします(2019.6.7.8月)

2019-06-04 | おしらせ
niobin studio 丹尾敏です。

鍛冶屋のお仕事を3カ月休業させていただきます。
2019年6.7.8月いっぱいお休みとなります。

9月以降の納品についての打ち合わせについては
メール等で可能であれば行えます。

ご迷惑をおかけいたしますが、今後ともよろしくお願い致します!
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風の音、はじまりの毎日

2019-02-04 | 日記
常滑に来て、2回目の冬を過ごしている。

美しく凪の海まで歩いて10分程。
鈴鹿からの風が強い日は、体感温度がとても下がる。

家は縦長の敷地で、母屋と陶芸工房を抜けて、少し広めの庭を挟み、入り口から一番遠い海側に私の工房がある。

風ぬける家、と言ったら気持ちがよいけど、台風と冬の空っ風は、せっかく家族で直した家周りのトタンを剥がすんじゃないかとドキドキする。
そんな日は海苔の養殖ができるくらいの凪海も、少し荒れている。
しかし、葉を揺らす風の音や、少しドキドキさせるコウコウと鳴る風の音や遠くの電車の音はなんとも安らぐ時間を与えてくれる。

家から1分でローカルの駅。
10分先には空港、直ぐ近くにはインター。
いつでも何処へもいけそうなこの場所が、何処へも行かなくても色々な場所への旅を想像させる。
旅の実際は、神社を巡ったり、昔の方の暮らしを見れる場所へ行ったりしている。
美術館へ行くより、私にとって体や血へ染み入るのが、こうした旅。
そして毎日違う気持ちになれる、近所の散歩。
海風に吹かれること。
日々の土からの食を考えること。
それが、山への興味、海への興味になる。
旅に出ようと思うといつも、人が文明の発達に寄り添った、炭鉱場や鉱山銅山の事を思い、自分の今の仕事と結び、、湯治場の興味を沸かせてゆく。
足元や地を固めたり水脈や鉄脈を探していく、もしくは最期の自分の体の分解を考えていきたいのが私の幼少時代からの生き方で、それは今も変わらない。
ここ6-7年、東京時代から展示会や鍛冶屋の納品なんかで各地へ出向いている。
その旅すがらや、節目節目で様々な湯治場へ立ち寄り、時代が残してきた人々の地層のようなものに触れている。


2019年、平成最後の冬もいよいよ立春を迎えた。

先日、真冬の白骨温泉の雪を踏み、お腹いっぱいに凛とした山の冷たい空気を吸い込んだ時、小学生の時読書感想文で出会った「愛 、深き淵より。」の著者、星野富弘さんを思い出した。
その頃、何冊も星野さんの絵と詩の作品を読み、憧れていた大きな木と共に私の原点になっていった。

体育教師だった星野さんは、ある日、仕事(クラブ活動の指導)中の墜落事故で頸髄を損傷、手足の自由を失う。それから、口に筆を加えて絵や詩をかいている。

人より疑問が多すぎて前に進めなかったり、いじめにあっていたり、家族になじめない小学生の私を支えてくれた2つの詩を。





人は歳を重ねていく。植物が根を張り大きくなっていくのと同じ。その根からどうやって、どういった養分を吸収していくかは、自分次第。
[水脈.丹尾敏]
今再び、星野さんの絵と文字に触れたいと思う。
絵や彫刻を始めるずっと前に、私は詩を書き自分のこと、地球のことにチクチクと触れ、自己対話を繰り返し、今まで生きてこれていた。

ゆっくりじっくり自分の
のろまな時間を過ごせるこの場所に住めて本当に良かった。
早くて振り回されることに気づけない東京時代18年を経たからこそ。
いや、気づいてからの10年は良いこともあったけども、耐える事が多かった。
たまに、東京へ行くと、もう馴染めない本当の自分に気づく。
[美しいもの.丹尾敏]
不惑の歳を迎え、常滑の海風を感じながら。
二匹の愛猫と家族と共に。



2019.2.4niobin


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