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鉄と戯れる日々のことば

water gate <作品について>

2024-07-22 | さくひん


water gate (2500×2000×450程度) 鉄  2024年制作

人間が始めてしまった 自然のコントロール 
そのコントロールは なかなかききません
全部地球のものだから 
そして始めてしまったことは やめられない
地球への責任

水門

素晴らしい技術と救済のその横に 無くしてしまった営みや命のやり取りがあった


※この作品は また場所を変え 変化していきます。
今回はセッションの作品と交わりすぎない まっさらな白
より思考も掘り下げていかなくてはならないと思っています


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iron note No.1 <作品について>

2024-07-22 | さくひん

iron note No.1   (300×300)鉄    2023年制作


むすこのはじめての数字の落書きをトレースし、鉄板に彫刻した作品

誰にも教わらず 書き順も何もなく 概念もなく

ただ 書く 書く感覚と脳のやり取りを見ている 

これでいい 

まるで宇宙からのメッセージを受け取っているようにも感じた

声が聞こえる自分でいたい

憧れ

みんなそうだった


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balance <作品について>

2024-07-22 | さくひん

balance (390×140×140)鉄 2019年個展[日日手紙]銀座Galerie Laより

必死で立とうとしている 泣きながら立って 泣きながら転ぶ
それでも 立ち上がる 本能が導くままに

こんなにわがままに使ってしまっている地球に 産み落として ごめん

いのちが部屋中にあふれている

危うい地球に それでも立っている


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形跡「土源」/「new moon」 <作品について>

2024-07-22 | さくひん


形跡「土源」 (900×1800×30)鉄
2016年個展「鉄の記憶」 銀座Gallery Bar Kajimayaより

2015年に小さな作品から始めた鉄との対話の作品「形跡」シリーズ


鉄の地下時代の記憶を辿る

私の細胞と鉄の粒子との対話

その鉄が地下にいた頃の記憶を探る対話の作品。

火を一切使わず、身ひとつ、ハンマーで叩きつづける。

共鳴と振動を感じられる時間は1日に数時間。

自分の鼓動も早まり、叩いた鉄は摩擦でほんの少し暖かくなる。


最終形がどうなるかを想定はしていない。

ただ、語りつくすのみ。

ただ一つ心にとめておくのは、自分の皮膚の裏表を意識し、鉄が叩いた時、伸ばした時の粒子の動きを見ること。

ハンマーから鉄の倍音を感じ取ったとき

私は鉄と一体になる。


​​
鉱物や資源と呼ばれるものは地球のもの 
取り合いの争い なくなりますように


形跡「new moon」  (490×490)鉄 2023年制作

その作業の先に 新月を見た



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回旋塔と三輪車 <作品について>

2024-07-22 | さくひん


回旋塔 三輪車/ 鉄    2011年個展[ひもろき] 初台Zaroff より

小学校時代、学校中の虫の亡骸を集めては友達と二人で墓をつくっていた。校庭には森があったから虫は沢山いた。
羽も脚も一本一本拾い上げた 毎日暗くなるまで。
そしてまだ古かった駅の階段から私たちの歩幅で118歩いた植え込みに埋めた。

なぜ始めたのか理由はなかった。ただそうしたかった。

初めての鉄の記憶は 遊具 その頃の自分に会うために

虫たちが巡るために かみさまを迎える依り代が私には必要だった。



昔子供だった大人は こどものときに戻るように
子供は自由な美術の入り口に はいれるように 

(今回、作品は回して頂けます)

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