niobin

鉄と戯れる日々のことば

2016.七夕の夜に 個展中日

2016-07-07 | 日記
東京に移り住み16年
すぐ欲しいものに手が届くような感覚で甘んじて精一杯を充実の糧に生活していた若いころ。
なにも分からなかったし、貪欲でもあった。

毎日を踏み込んで生活できてきたのは自分の頭と足で歩き出してから。全ての責任を負いたい。涙が出るほどそう思った。
恥ずかしくても、忙しくても、わからなくても、はじめは真似になってしまっても、自分の「やりたい!生みだしたい!目を反らさない!」という力だけで動いてきました。始まりはメタメタ。でも続けて行く勇気。
繋がれる人々を探していたのかもしれない。
今は本当に毎日目覚めるのが喜びになっています。
毎日毎日、ほら繋がったーという現象がおきています。狭くシンプルな世界。
東京の沢山の価値観に触れていることは私の大きな糧になります。根は糧を吸い上げてのびのびゆく。
しかし、またそれは作品を作る上での安心感にも変わってしまう事もあります。
NYはアートに優しかった。
東京も優しい。
毎日かよっていると銀座ってリトルNYみたい。
それでもまっさらな、砂の上に1人で佇むことを欲する。だって世界はそれ以上に物凄く多様だから。それを忘れてはいけない。怖いこともあるけれど。
次の石に飛ぶために。転ぶか立つかよろよろか。
皆それぞれのバランスで立ってる。アンバランスになったとき、次の石を探し出す。

毎日が七夕のよう。
出会う、再会する。繋がる。
無数の星のように。繋げたらどんな星座になるだろう。
同じ場所から星を探して別な場合でも目を凝らしさがして。動いたらまた見つけても貰える。長くてあと50年程の生きる旅。
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