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パウンドケーキの思い出。

2004-10-12 12:17:19 | 日々の出来事
なべなべさんの記事をみて、ふと思い出したので…。

それは、数年前の盆休みだった。

例年、祖母の家に行くのが恒例行事。

その年は珍しく、孫3人がそろうことが出来た。

うちの息子と、従兄の息子、そして結婚したばかりの従姉。
従兄妹とは、祖母のいるマンションに住んでいたこともあり、兄弟のように接してきた。

でも、最近はみんな仕事をするようになって、揃うことも無い。

だから、その時は全員が揃うのがとても久しぶりだったような気がする。

前々日
妻:「折角みんなが集まるんだから、何か手土産を持っていかなきゃね」

といったので、

私:「そうだなぁ、この前つくってくれたパウンドケーキなんてどう?」

そう、そのちょっと前に妻が作ってくれたパウンドケーキがとても美味しかったのだ。

妻:「いいけど、おばあちゃん食べられる?大丈夫かなぁ」

うちの、祖母は偏食だ、食べなれたもの以外は殆ど食べない。
さらに、最近は食がめっきり細くなっている。
そういわれてしまうと凄く不安になったが…。

私:「みんな、お店で買ってくるとおもうから、手作りの方がいいよ」

と御願いしてしまった。




盆当日。

案の定、従兄姉たちは、お店で買って来たお菓子だった。

そして、楽しい昼食会の後、ティータイム。

お店で買って来た華やかなお菓子と、妻のパウンドケーキが机の上にならんだ…。

妻はかなりドキドキしていたことだろう。

私は、おばあちゃんが食べてくれるかどうかが気がかりだった…。

母:「これ、○○ちゃんがつくったケーキだって、食べてみる?」

母ですら、ドキドキしながらケーキを渡したと思う。

祖母:「ちょっと、いただくわ」

と、手にとってくれた。
よかった、食べてくれそうだなぁ…。

それから、しばらく、楽しい歓談が繰り広げられていた。

祖母:「blue_rexちゃん、それ、もう1つとって」

えっ?もう1つ?お昼ご飯ですら、お腹一杯といって殆ど食べなかったのに?!
しかも、指差した先には妻のパウンドケーキ。

祖母:「これ、美味しいね、どうしたん?」
母が説明したのにすっかり忘れているらしい。

私:「うちの○○が作ってん。おいしい?」

祖母:「そうかいな。○○ちゃんが作ったんかいな。コレやったら食べられるわ、普段やったら1つも食べきられへんけど、気が付いたら食べちゃってたわ(笑)」

帰りの自動車の中、その出来事を妻に話しながら、僕は涙が止まらなかった。

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爆弾おにぎり団地妻:中の人のパウンドケーキ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TB多謝~ (なべなべ)
2004-10-12 12:32:10
blue_rexさん、こんにちわ。

こちらからもTBさせて頂きました。



涙がほろりとするエピソードですね(つД`)



ウチは、相方にあげたら家族で食べたらしく、美味しいと言ってもらえてほっとしました。

初めて作ってあげた物なので、blue_rexさんとはまた別の意味で、特別な思い出の一品になりそうです。
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それはそれは。 (blue_rex)
2004-10-12 15:51:49
さぞ、ドキドキでしたでしょうね。



気持ちがこもった美味しい一品にきっと相方さまもさぞ誇らしげだったと思いますよ。



第2弾も楽しみにしてますから!
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