タイトルだけみれば、単なる不具合ですが違います。普通、車のブレーキというのはブレーキペダルを踏み込んだときにのみ点灯するものであって、それ以外の時には点灯しません。まあ、当たり前の話なんですが、これに加えて加速センサーが感知した減速時にもブレーキランプを点灯させる機構を米Freescale Technology, Incが発表したようです。
【FTF2006】加速度センサーの新応用例(1),自動車のバックライト - Automotive Technology - Tech-On!米Freescale Technology, Inc.は,開催中の「FTF2006」で加速度センサーを自動車のバックライト制御に使う例を紹介した。運転手がブレーキを踏まずに,ギア・シフトした際などの減速時にもブレーキ・ランプが自動点滅する。
これ、いままで、ありそうでなかった発想ですね。
実際の車の運転を考えてみれば、後続車にとって重要なのは前の車がブレーキを踏んだことよりも、減速しているという情報なわけです。普通に考えれば、ブレーキを踏む=減速。なんですけどもこれ以外にも車が減速する要因はあります。
1.エンジンブレーキ
2.サイドブレーキ
3.故障
4.事故
5.上り坂
他にもあると思いますが大体こんなところでしょうか。これらの状態に関してはブレーキランプは点灯しませんね。
もっとも5.の上り坂でブレーキランプが点灯してしまうと、渋滞の原因にもなりかねないので、そのあたりは点灯する条件設定をうまく調整する必要がありそうですが、技術的にはたいしたことはないような気がする(失礼)ので、すぐにでも実用化してほしいですね。
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