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拉致の解決を願って
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国民大集会Ⅵ(1)2004/4/30

2004-04-30 | 国民大集会Ⅵ(2004/4/30)
開式 櫻井よしこ(司会)

 只今より北朝鮮に拉致された日本人・家族を救出するぞ!国大集会6回目を開催致します。
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されているのではないかという確信に近い情報を得たのが1997年現代コリア新年会の席でのことでございました。

 翌年98年5月に私達ははじめての小規模の拉致被害者を救出する会を開きました。
以来毎年大規模な国民大集会開き続けてまいりました。
当初はどうぞ拉致された人たちを救ってくださいというお願いの会でございました。
しかし8年たった今、ようやくと言いましょうか、とうとうと言いましょうか、私達は北朝鮮に対する『制裁』を論ずるところまで参りました。

 しかしそれにしても我が国の現状はどのようになっているのでありましょうか。
私達は北朝鮮に対して利益をあたえないというところに踏みとどまっているのみでございます。
私達は北朝鮮に対しての制裁を科すというところまではまだ至っていないのであります。
97年にすでに拉致の確実な情報を得て、すでに8年がたっているのにかかわらず、私達は未だにこのレベルに留まっている。
これからどれだけの月日を重ねて我が同胞を救い出すことが出来るのか?
考えれば心許ない面があるのは否めません。

 しかし今日壇上に家族会の皆さん方が集まりました。
各政党から多くの議員の皆さん方が集まってくださいました。
会場にはこのように多くの皆さんが詰めかけてくださいました。
私達は今日のこの集会をまたひとつの大きな力として北朝鮮に拉致された日本人・家族を救出するためにたゆみ無い努力を重ねていきたいと思います。

まず、この会を代表致しまして家族会代表の横田滋さんにご挨拶を頂きたいと思います。

開会の辞 横田滋(家族会代表)

 みなさんこんにちは
家族会の代表の横田でございます。
皆さんご存じのように平成14年の10月に5人のかたが帰国なさいましたが、北朝鮮に残っております9人の方の帰国はいまだにめどがたっておりません。

 しかしなにも変わっていないかといいますとこのところ随分と変わってきております。
それは各党に『拉致対策本部』というのが設けられておりますし、それから拉致議連も新しい平沼会長を会長に迎えまして強力化されております。

 そして何よりも今までと違ってきたことと言うのは経済制裁をするための『外為法の改正』というのが成立しておりますし、北朝鮮の船舶が日本の港に入ることを拒否できるような法案もすでに自民党案、民主党案というのが提出されておりまして、これも国会で是非とも通って頂きたいと思っております。

 さらにアメリカはテロ支援国家として北朝鮮を指定しておりますがその理由として、よど号犯を匿っているというようなことが入っておりますが、それに『日本人拉致』ということばも加わりました。これは北朝鮮からみれば拉致問題を解決しなければ、いろんな経済的利益も得られませんし、(日本人拉致がその理由に入ったことは)非常な強力な後ろ盾になっていると思います。

 そして国民の意思で制裁法案が=外為法の改正が行われたわけですから、そういつまでも動きがないと言うことは対話と圧力ではなく、『圧力と対話』ということで是非、政府にこの外為法を適用して頂きたいと思っております。その為に今日大勢の議員の方もお見えになっていますし、アメリカからもブラウンバックさんのビデオも届いております。世界の意志で是非解決したいと思います。

 それと、昨年の5月に国民大集会を開きました時に、お入りになれなかった方も大勢おられたのですが、今回は平日のこんな時間ですのでどのくらい来て頂けるのかと心配しておりましたが、それがほとんど席が埋まっておりまして杞憂におわったということは、如何に国民の方がこの問題に関心を持ってくださっているのかと言うことの現れだと思っております。

これが救出につながりますように、我々主催者としても願っております。
どうぞご支援のほどよろしくお願いします。

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