「煮いか」をご存知だろうか。
栃木県の県央部・県南部の一部、そして茨城県の西部では「馴染みの」露店で見かける食べ物である。
私の住む、栃木県北部では「ほぼ見かけない」ものであるが、「煮たイカ」は家で普通に食べる。
ただし、「煮たイカ」と「煮いか」は違うものだ。
我が家で食べていた「煮たイカ」は
スーパーマーケットで買ったイカをそのまま1杯甘く煮るもの。包丁は使わない。
だが・・・
露店の「煮いか」は違う。
初めて見ると、すごい形。
とにかく県北部の露店では「焼きイカ」(イカ焼き)はあるが、煮いかは見かけない。
いままでその存在はしていたし、その形も知ってはいたが
身近で売っていないものに興味は沸かなかったし、どこで売っているかもよくわからなかった。
・・・LRTができるまでは。。。
・・・転機となったのは、やはり芳賀・宇都宮LRT、ライトラインの開通だった。
新型コロナウイルスの流行が始まった2020年。
またライトラインの工事が始まって初期の頃、私は軌道が通るであろう予定区間の道路をわざと通ったりして寄り道をした時が何度かあった。
そして、ライトラインの終着となる、ホンダの工場の近くを通りかかった時
「煮いか」の露店を初めて目にすることになるのだが、ちょうどその時は開いていなかったのである。
ただ、言えることは
ひょっとしたら売っているところに出逢えたのかもしれない、という期待感だった。
確実に売っているところを見つけた。
ならば、その機会を待つだけだ。
・・・・そんなことを思っていながら、はや3年。
ようやく念願の「煮いか」を手にとることができた。
芳賀町のホンダ技術研究所の北側、交差点の角にある「常設」の露店である。
ホンダ側から北上して駐車場に入るには
交差点を「直進・右折レーン」から直進して、左折で駐車場に入ることになります。
(左折レーンからでは中央分離帯があって、駐車場には入ることができませんのでご注意)
一度、昼前に通った時は営業をしていたものの、局地的豪雨の真っ只中だったため、いったんスルー
午後の雨が止んだ後の、午後3時過ぎに再びアタック。
【2023年10月15日現在のメニュー】
煮いかを始め、けっこう多くありました。
でも
もちろん「煮いか」を持ち帰り!
寸胴鍋にイカを沈ませて味付け。
※許可を得て撮影しております。
ふりふりポテトのフレーバーの数々
「オハヨーたかねざわ」2020年10月15日にも紹介されていました。
奥さんの話によれば
ここに「常設型露店」をスタートさせたのは新型コロナが流行しはじめた年の秋・2020年。
いまも露店は各地に出店しているが、緊急事態宣言下で出店の機会が減ったことがきっかけだったそうだ。
煮いかは栃木県北部では馴染みが無いためほとんど売れず、いまだに出店したことがない、という。
しかし、山本商店は煮いか以外にも種類を扱っており、その地域に合わせて売るものを買えている、とのことだった。
ちなみに、初市用の正月飾りも作っているため、12月中は休みの日が多くなるそうだ。
(桜祭りのある4月も各地で露店の出店があるため、休みが多くなるらしい)
中央の森の奥には本田技術研究所の建物が。
・・・ということは「桜まつり」で有名な「かしの杜公園」も近い、ということです。
駐車場は広いです。
宇都宮方面からは左折でそのまま入ることが可能です。
・・・・ということで、持ち帰って
家でいただきました。
汁がこぼれないようにきっちり閉めてくれます。
串付きです
初めての印象としては
① 思ったよりも味はしょっぱい
② コリコリと噛み応えは十分あるが、柔らかくて食べやすい
③ そして・・・また食べたい
山本商店(高根沢店)
栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢6454-20
090-4952-8833(電話予約可)
定休日 月・水・金
営業時間は18時まで。(スタートは聞くのを忘れました)
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