那須塩原市にあります、大山公園は思い入れのある場所です。
だから紅葉の時期になると気になってしかたがない。
でも、好きすぎて、通えば通うほど「あら」が見えてきてしまう。
やがては紅葉ではなく、その管理者などに不満が沸きあがってしまう。。。
もう、紅葉の時期に訪れるのは、今年が最後かもしれない。
いつも、そう思う。
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定点観察、という意味合いで、今年も再来しました。
当初は、前週(11月19日)に訪問予定でしたが、いろいろと用事が重なり延期となりました。
経験上、落葉はしていないことはわかっていました。
天気も曇り。紅葉の葉をよく見るのにはちょうどいい感じ。
・・・ということで、11月26日㈰午前、那須塩原市の大山公園(大山参道)へ。
駐車場にクルマを停めると、まず目に飛び込んできたのが七五三の撮影。
今年もいらっしゃいました。
年々スカスカになってきています。
カエデも歳をとりますから、仕方が無いことですが。。。
落ち葉がありません。
カンザン桜の黄葉
定点木で男性二人がカエデの葉をちぎっているのを確認。
「お声がけ」をさせていただきました。
なんとこのお二人、お仕事で沖縄からこちらに来ているそうで、「沖縄には紅葉が無いので珍しい」ということを話していました。
なるほど・・・だからといって、天然記念物に指定されているモミジをちぎっていいとは言えません。
丁重に「落ちている葉なら拾っていいかと」と言葉を添えたので、落ち葉を拾っている様子がちょうど映っていました。
まぁ、いつ沖縄に帰られるかわかりませんが、ちぎった紅葉は数日でカラカラに乾いてカールしちゃいますけどね、そのままだと。
自称・長寿木は葉が多いので、いつも最後まで青葉が残る樹です。
あ! オオモミジの樹にポールが・・・
頭上注意の案内でした。
前回訪問時に「樹皮がめくれて悲惨な状況にある」ことをSNSで投稿したところ、管理者が対処したものとみられます。
ただ、この樹皮のめくれ・・・これは明らかな「人災」と思われます。
今年は台風の接近が少なく極度の水不足。カエデの樹も乾燥を余儀なくされていることもありますが
この樹だけ樹皮がめくれるのには理由があります。
過去に西那須野観光協会の会員による「奉仕作業の一環での無計画的な枝打ち」です。
枝を伐るだけでなく、葉もほぼ落としてしまったため、オオモミジの半分が壊死してしまったのです。
葉がないので、太陽の光を吸収することができないため、雨不足による水分量の減少に輪をかけ、枝に栄養が行き届かなくなった結果、無理に伐採した切り口からひび割れが発生。樹皮がめくれる事態になっています。
オオモミジの右半分はこの通り。(枝を伐採しなかった部分)
過去の例でいうと、オオモミジは再生不能と判断されれば、来年には伐採されると思われます。
まぁ、左半分がすでに壊死していますから再生はほぼ不能ですけど。。。
例年ですと、この時期は「雪虫」が確認できますけど、今年は観られませんでした。
すでに飛来したものとみられます。
どんぐりの樹
あ・・・また私有地に勝手に入っちゃってる。。。
まぁ、案内がないからわからないでしょうけど。
あーあ・・・入っちゃった
個人のお墓ですから、勝手に入らないほうがいいですよ。
何のためにポールがあるのか考えないのかな?
大きなサルノコシカケがある樹も「注意」のシールが。
大山参道を行って戻って・・・の半分の位置。
いろいろ言いたいことはありますが、それについては後半へ続く。
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