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栃木発「ちゃりあん」ブログ2

日常の「あたりまえ」を、より深く。

モミジ(カエデ)の開花の季節です。 

2017-05-11 22:46:22 | 紅葉
ゴールデンウィークも終わり、


花でいえば本州は「桜」も終わり。


SNSやブログの記事といえば



季節感のある「つつじ」や「藤」の話題が花盛りだ。



確かに「季節感を表す被写体」「花好きにとっての注目」は「つつじ」になるのかもしれないけれど



正直、僕は「つつじ」にはまったく興味がありません。



それは「人の好き好き」であって、


物事には必ず、好きがいれば、嫌いがいて、まったく興味がない・・・という人がいて当然のこと。



・・・だけれども


ネットでの投稿記事になると



「右にならって」僕も私も「つつじ」・・・って話になってしまう。



本当に「つつじ」が好きな人ってどれくらいいるのだろう?



職場では


桜なら「いつ咲いた」「いつ満開だ」「もう散った」・・・話題として聞こえるものだが



5月になって、僕の近辺では「つつじ」を話題にすることはほとんどない。


花好きがいない、というのは事実ではあるが



「つつじ」を語る人が


どれくらい、「つつじ」に思い入れを持っているかは



その記事、写真を観ればすぐにわかるものです。



「置いてきぼり」にされないための「ネタつくり」は見ていてうんざり。



もっと、自分自身が「これは」というものがきっとあるはずで



「アクセス釣り」目的の「つつじ投稿写真」は僕はやらないし、コメントを書こうという気にもならない。




・・・・・



さてさて


「紅葉」といえば「秋」。



「紅葉」は「こうよう」と読むし、「もみじ」とも読みますよね?



この「こうよう」と「もみじ」の違い、わかりますか?




字は同じでも、読み方が違う。そして内容も違う。



とても面白いですよね。



「あやめ」と「しょうぶ」という例もありますけど


「こうよう」と「もみじ」はちょっと違う。



「こうよう」とは「葉が紅くなる現象」を指し、


「もみじ」とはイロハモミジなどの「葉の総称」を指します。



では



「かえで」と「もみじ」の違いはなんでしょうか?



「もみじ」はイロハモミジ(イロハカエデ)に代表されるように「紅葉する葉」の総称です。


対して「カエデ」は「もみじ」を含めた「かえで」のグループを形成している総称です。


植物分類学上は「もみじ」も「かえで」も区別がない、そうですが


「かえで」の仲間には「紅葉しない」ものや「落葉しない」ものがあります。



イロハカエデやオオモミジなどは「紅葉」もしくは「黄葉」するので一般的には「もみじ」と呼ばれます。


ただし、黄葉するイチョウや褐葉するソメイヨシノ等は「葉の色が変わっても」モミジとはもちろん言いません。


「かえで」の仲間のうち「紅葉」もしくは「黄葉」するものを「もみじ」という・・・簡単にいえば、そうなるのでしょうか。




・・・そんな秋に紅葉する「モミジ」たちの「春」を観察したことはありますか?



モミジが色を変えるのは「葉を落とすための作業」を行っているからですが



なにも「春に葉を生い茂らすためにだけに落とす」わけではございません。



やはり植物ですから「華」・・・いえいえ「花」がなくてはなりません。



そうです、モミジにも「花」は咲くのです。



それも


ソメイヨシノが開花から満開になるころに。。。



人々が桜の開花に「春を待ちわびる」片隅で



モミジの開花はひっそりと行われています。




今年は「定点観察」というわけにはゆきませんでしたが



少しづつ、その姿を見守っておりました。




「2017年3月26日 那須塩原市 大山公園」










12月には落葉し、この冬芽のまま年を越します。






茶色くなった「果実」。



たいてい落ちてゆくものであるが稀にこのまま越冬することもある。







「2017年4月10日 さくら市喜連川」





いままで目にしていたモミジの樹であったが


その名前が「ノムラカエデ」と知ったのは、つい先日の話。



手元にある資料にも掲載されていない「お初」の名前。










まだまだ葉が生い茂るのは先のようだ。




「2017年4月16日 那須塩原市 大山公園」







こちらが「定点木」の一つ。





間が開いてしまったこともあり


出向いた時には


冬芽から「葉」がにょろにょろと。










この小さい粒は「つぼみ」です。


冬芽の中から、葉の後に出てきます。



そして・・・







花、発見。














花を真下から。








「2017年4月23日 那須塩原市 大山公園」










とにかく小さいです。


だから、この時期特有の「強い風」に悩まされ、なかなかクッキリと撮影することができません。。。






中央の黒い物体。



カエデの葉を丸め込み


その中で生活する虫です。






まだこのころは「つぼみ」は葉の内側にぶら下がる状態なので


外からはその存在がわからないことが多いが



高木になると


新緑のカエデの葉に紅い粒々が際立って見えてくるはず。













・・・・そして






こちらは「オオモミジ」の冬芽。





こうなって







こうなって






こうなる感じ。






そして







もう一つの「イロハカエデ」定点。












うわっ


この時期はアブラムシがびっしり。


近づく際はお気を付けを!















「2017年4月30日 那須塩原市 大山公園」


暇だなこいつら・・・


そういわれそうですが


カエデの花を見るのが僕ら好きなもので。



どうしても風に悩まされ



「自身で納得のいく」お気に入りの花の画像を収められずにいた僕は


また来ました。


















カエデの花は桜よりも短命です。


咲いたと思ったら、思いっきり落ちてゆきます。


地面をよく見れば


「カエデの花の墓場」と化しているのです。


そんなころになると












イロハカエデの「果実」が出てきます。


※果実とはいっても食べられません。


















ここからはオオモミジ













イロハモミジに比べて


オオモミジの花は淡いピンク色に見えます。














葉が「産まれて」しばらくの間はこんな感じで「笠」をかぶった感じに。










続いてはイロハカエデ定点B



テントウムシがいました。


なかなかじっとせず、隠れてしまうので



手を近づけたら、指にくっついてしまったので


そっと逃してあげました。





















溝が紅く染まります。


カエデの花によるものです。



「2017年5月1日 さくら市喜連川」




およそ1か月ぶりに戻ってきました。



冬芽しかなかった「ノムラカエデ」といえば・・・























花も・・・











果実も成っていました。




・・・


花は今月中にはほぼ落ちてしまいますが



果実はそのまま残ります。



しかしながら


残った果実にも、ごくわずかながら変化がみられます。



まだまだ場所によっては花も見られるところがあると思います。



まだ見たことがない方はぜひカエデの樹を眺めてみてはいかがですか?



※なお、すべてのカエデが花および果実をこの時期に成らせるわけではありません。


品種により、花・果実が見られないものもございます。




このカエデの観察は今後、紅葉の時期まで不定期ではありますが継続してゆきます。



ブログの記事にはしないですけども。。。
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