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栃木発「ちゃりあん」ブログ2

日常の「あたりまえ」を、より深く。

きっかけは「山あげ祭り」! 那須烏山のマニアックな1日。 キーワードは『やまどん』と『臨時列車』

2016-07-30 22:24:42 | 那須烏山市(地域おこし)
さる7月22日から24日の3日間、栃木県那須烏山市では「山あげ祭り」が開催され、無事終了しました。

近年、「ユネスコ無形文化遺産」への登録を目指していることもあって

マスコミでも多く紹介されているこのお祭り。

僕らも最終日の日曜日に出かけてまいりました。


・・・


およそ450年続く那須烏山の伝統行事。


「日本一の移動式野外劇」の見どころは・・・やはり「舞台」にあります。

ほぼ「山あげ」と言えば、ネット上では「舞台」の画像・動画がアップされているはず。

しかーし!

これだけ大きなお祭りになれば

祭りに沿っていろいろなイベントが開催されるもの。

恥ずかしながら

僕のブログでのテーマは「山あげ」・・・ではなく

山あげの日に登場する、きっかけを山あげにした「あるもの」を目指したものであります。


舞台の模様が一切出てこない。


けれど、舞台のそばで一日を過ごす。。。


そんなマニアなマニアな那須烏山のお話です。



・・・・・


日曜日。那須烏山市街地。


山あげ祭りには指定駐車場があります。


過去出かけた時は偶然にも「最寄」の指定駐車場にクルマを停めることができましたが


今年は彼女が見つけた、ネットでの駐車場混雑情報を頼りに駐車場探し。


朝、予定していた駐車場が「満車」であることを知り


急きょ、少し歩くけれども


余裕のある指定駐車場へ。





これが案内板。


よくみると「山あげ」という文字が一切ない。


けれど、これでわかるのです。


通りから坂を上がり





10時10分到着。





まつり期間中、指定駐車場とまつり会場、そして市内の観光名所「龍門の滝」を周回する無料シャトルバスがいた。


クルマだとあっという間の距離。


けれど、歩くと意外と遠い。


しかし、こういう機会がなければ那須烏山市街地を歩くことなんてまず無い。


そう考えれば


梅雨が明ける前の晴れの日、ジメジメと暑いですが


ゆっくり目指す場所に向けて歩き出します。








当番町に入る。


さすがに山あげ一色となる。





この時

並行する国道294号バイパスにて「山」があがって道路が通行止めとなっていたこともあり


旧道はやや混雑。





会所があちらこちらに。


これは「子供みこし」の会所。


出動の最中とあって閑散としていた。









烏山駅入口。





山あげの見物客が歩いているが


いつものように閑散としている。


もちろん、ちょっと離れた場所で「山あげ」の舞台が演じられていることが理由でもありますが。





今年の当番町「金井町」です。





駅前通りの途中、北に抜ける道路の先に神輿の集団がいる模様。


遠くから笛の音が聞こえる。


※かなりズームにて撮影。


・・・・


今回、僕と彼女が「目指す」ポイントはそれぞれ異なっていて


まず、彼女が目指したのが・・・





てくてく歩くこと約20分。


駅前のこちらです。






このお二人は


僕らの前をクルマで走っていて、一緒に指定駐車場に停められた方。


はるばる千葉県からお越しだとか。


この時、すでに始まった「山あげ舞台」を鑑賞するために移動するところ。


※場所がわからなかったようなので手持ちの地図で案内させていただきました。


・・・・


さてさて


目的のものは建物の2階。




階段を上がっていざ!



・・・


2階の右。


山あげまつり限定でオープンしているカフェが今回の目的地の一つ。





名前は「涼夏庵」


”すずかあん”読むそう。


さっそく中に入り


お目当てのものを探す。



※許可を得て撮影しています。





まぁ、普通は「カフェ」ですから


お目当ては「飲食物」の何か・・・ということになりますが


彼女のそれは・・・ちょーっと違う。


例えばこんな感じ。





那須烏山の缶バッジであったり





ご当地キャラのマグネットであったり。





「推しキャラ」の”やまどん”(那須烏山市)発見!





あれ、違う柄も。。。






店内の様子。


別の場所で山あげの舞台を演じているため、駅前は閑散。


もちろん店内もまだまだ落ち着いた様子。





協力いただいた飲食の業者さんリスト。


地元だけに馴染みのものばかり。



・・・でもって


僕と彼女がこの日、もっとも楽しみにしていたのが・・・





ゆるきゃら”やまどん”ずくしの・・・





ポストカード。


那須烏山市のゆるきゃらは全部で3体。


「ここなす姫」を中心に


側近の


「からすまる」と


「やまどん」がいます。


ここなす姫とからすまるは「ごくごく普通」のキャラで


スタッフさんと手をつないで移動したりしますが


自由奔放な「やまどん」は常にじっとしない(笑)


そのためか、スタッフさんの補助なくどこでも自由に動き回る、


それはそれは「やんちゃ」なキャラなのであります。



どう考えても人気のランクでは3位に違いない・・・


やまどん推しの僕らでさえ


そのレアっぷりがたまらなく好きなのです。



・・・そこへ


やまどんオンリーのポストカード、全部で50種類作っちゃいましたぁ!



・・・そんな情報を聞いてしまったら


行かないわけがない(笑)



いままでにない「やまどん食いつきカップル」の登場に


カフェのスタッフさんも困惑(笑)


ちょうどいらっしゃった「やまどんグッズ企画者」さんともご挨拶。


やまどん熱を帯びた空間となりました。


(ほかのお客さんは食いつきなかったですけど)






50種類を選びます。


1枚150円。


推しなら「すべて!」と言いたいところですが


やはり「お気に入り」ショットというものはありまして。


じっくり吟味させていただきました。





ポストカードのイラストバージョン。


これを含めて2種類ありますが


このイラストデザインは那須烏山出身のデザイナーさんに依頼して制作されたもの。


ぽかーんと「あさって」の方向を眺める”やまどん”がファンの心をつかみます。



・・・





毎年、やまあげ期間中に開設されるカフェ。


以前は別のコンセプトで運営されていました。


だから


僕らがここに立ち入るのは今回が初めて。






いま流行の「どこから来たの?」栃木版。





まだまだサンプル数は少ないですが宇都宮から来られた方も多いことがわかります。





そして「都道府県」版。





こちらもサンプルは少ないですが


しかーし


静岡県や岩手県から来た方がいらっしゃるらしい。


「山あげ」なかなかなものです。





暑いので彼女は「ゆずジュース」を飲んでました。





外は暑くても

中は涼しい「涼夏庵」です。





外に人が増えました。


JR烏山線で宝積寺からの列車が1本、到着したようです。



この日は13時30分から


やまあげの舞台が駅前のここで始まります。


畳に座って


ここから鑑賞する舞台はとにかく素晴らしいものでしょう。


追って、ここもお客さんであふれることでしょう。








リアルタイムで山あげ野外劇がどこで行われているかを教えてくれるサービス。


ツイッターでも発信していました。





野外劇のスケジュール。


次の開催は


ここの前での13時30分を待つばかり。





畳の片隅では





お子様向けに「似顔絵」を用意。





こちらが「那須烏山」ゆるきゃらデザインの台紙。






ちなみに


烏山駅と隣接する「市貝町」を結ぶ市営バスのデザインにも


運行する3自治体のゆるきゃらが。







11時15分。


外へ出てみた。


まだ「山」が来る気配はない。





烏山駅。


ここもまだ落ち着いています。


・・・・


さてさて


カフェで「やまどん」グッズを大量に買い込んでご満悦の彼女に続き


今度は


駅前で僕のお目当てを探します。






テントが張られ


休憩スペースや観光案内所が連なっています。





人力車もあるそうで。。。



・・・と


ぶらぶらしていたら







強く吹く笛の音に振り返ると



「やま」の先頭が勢いよくやってきました。



そして






駅前では





限定100枚という「歓迎旗」を配布中。


待ちきれない僕は


「何時に配布開始されるのですか?」と観光案内所に聞いたため


ここよりも先に


すでに受け取っていました。


彼女と合流し


旗を渡す。







旗を配る方の中に


JR東日本OB会のメンバーさんがいて


すごくそそられる法被を発見。


許可を得て撮影w








続々と「やま」が到着。





野外劇の舞台のセッティングが始まりました。





ちょうどその時、人力車も戻ってきた。









舞台を準備するその前で



僕らはまたまた「待っていたもの」と遭遇することに。


それは





さっきグッズを買いまくった「やまどん」(写真左)と


「からすまる」(写真右)です


※この日は「ここなす姫」はお休み





小さいお子さんが順々に記念撮影する中


僕らも記念撮影。





離れた場所で「からすまる」とも。





背中。。。



11時34分。


まもなく、僕の「お目当て」が現れる、ということで


烏山駅のホームに入場。






「せっかくなので写真撮っていいですか?」


こういう仕切りはたいてい僕がやります。


それを見た周囲の方が


こぞってこのショットを続けて撮る、という感じ。





「からすまるも一緒に」


・・・もちろん僕のリクエスト。





歓迎の幕が来るものを待ちます。





ホームにもそれを待ち受ける人々が集まってきました。



そして


11時41分。










新宿から宝積寺まで運行された「山あげ祭り号」の接続列車として臨時に設定された、快速「山あげ祭り号」です。



宝積寺と烏山を結び、快速だけに停車駅は大金のみという珍しい運用。









限定100枚の「歓迎旗」を持って


僕たちは臨時列車をお出迎えしたのです。

















改札付近では浴衣の女性もお出迎え。





ホームの端では


記念撮影会が続けられていました。



。。ということで






僕らも。








国鉄色と呼ばれるオレンジのカラーを含む3色の編成。


これを見るために


沿線では多くの「撮り鉄」さんが集結するのです。








ホームですと3両すべては収まりませんので


連結部分で2両と記念撮影w
























日陰が少ないこともあり


駅の屋根の下では


多くの見物客が13時30分からの「舞台」を見ようとスタンバイ。






・・・そんなこんなで


12時29分。





3両の列車は


定期運行のダイヤにて


普通列車として


折り返し宝積寺まで戻ってゆきました。



・・・


12時30分。


僕の最大のお目当て。


それが・・・


「山あげ祭り号を写真に収めて提示するとチャレンジできる抽選会」(仮称)








グルグル回すと


もらえるかもー





1等はなんと「縁起きっぷ」!?


これはぜひ手に入れたい。


先着100名ということだ。


僕らは2番手。



最初の家族連れは4回のチャレンジ。


結果は


1等2本


2等2本!


おぉ・・・


縁起きっぷ持っていってしまったではありませんか!



はぁ・・・


欲しいなぁ


でも


こういうのって当たった試がない(泣)


結果、


僕も彼女も2等賞。。。


残念。。。


せっかくなので「撮影のみ」ということで


許可を得て


縁起きっぷを見させていただくことに。








袋の前後ろ



そして









きっぷの裏表。


1000枚限定のシリアルナンバー付きのようだ。


くぅー


なおさらへこむ。。。


彼女が笑う、その前で


僕はがっくし凹みスタイル。。。


ちなみに2等賞は





ノートとティッシュでした。



なんとなく煮え切らないなか



某所でランチ。





Bランチは680円。



お目当てにめぐり会えた僕らは


歩いて


指定駐車場まで。




思いのほか食事を待たされたこともあり


舞台近くに戻ると


すでに演目を終え





山を解体する作業中でした。





怒号が響く中


演目「蛇姫」は次のステージへと移動します。


夕方の舞台まではいられないので


僕らはここでお帰りです。



山あげはこんな感じで今年は終えました。


マニアックな那須烏山。


山あげが終わっても


その熱は冷めることはありません。
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