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いろいろ心境の変化がありまして、ブログ内容を変更しました。ご了承ください。

TRICK エピソード2 まるごと消えた村

2014-01-26 00:13:01 | トリック(ドラマ)
<あらすじ>(wikipediaより抜粋)
群馬県宝女子村(ほうめごむら)の駐在所に赴任したばかりの前田警官から一報が入り、
彼の話では駐在所の村人が「ミラクル三井」という人物の手により全員消えたと言う。
実際に消防団が村を捜索すると、全ての村人が消えていた。
さらに捜索に行った消防団も消えてしまい、困った警察は
以前、事件を解決した上田に捜索を依頼。
上田は強引に奈緒子と刑事・矢部、警官・前田を連れ出し、その村の謎を捜索することになる。

※備忘録程度に書き記しているだけです。

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言いようのない不気味さと絶望感最高!


はあ…やっぱりトリックはこのアングラ感マイナー感がたまらないですね。
『トリック2』『トリック3』も、もちろん好きですが、
初代のこの何ともいえない不気味さと血腥さ最高。
何となく『ケイゾク』をも髣髴とさせる空気感なんだよなぁ~



橋はなくなり、電話は繋がらないようになり、自分たち以外誰もいない。

そして前田も消され、上田すらも首なし死体で発見される…。



こういう生命の危険を感じるレベルの状況に追い込まれるってのが、いいなあ。
見てるこっちも絶望感を感じますよね。

2からはなんだかんだ言って、平和だったじゃん?
まあ「100%当たる占い師」の回は、そこそこ命の危険を感じたけども。
やっぱり舞台が夏の方がいいのかね。

そして奈緒子、死体を見つけて
きゃあああああああああああああっと叫んでるところが、
また初々しくていいんだよねー。
あっ新作SP3だと死体見つけて叫んでたか


今じゃ上田のおかげで耐性ついて貧乳いじりも慣れたもんだけど、
この頃は上田に仕込まれたジャーミー君の貧乳の歌だけでショック受けちゃうぐらいだしな。

まだまだ繊細だったんだな…。



で?

で、インチキ霊能力者・ミラクル三井のキャラが立ちすぎている。
シリーズ全体を見ても、1位2位を争うぐらいの強烈キャラですね。

強烈過ぎたせいで、篠井英介さんを見かけても未だに
「あっミラクル三井だ」って言っちゃうもん。



これ演じるの楽しかっただろうなあ…(笑)

そして、奈緒子と矢部のコンビも開拓されたのがこの回。

ビッグマザーの回では、主に奈緒子と上田コンビメインでしたから。
そういった意味では、この回がトリックにもたらした可能性は計り知れないですね。

単なる奈緒子と上田の男女バディものだけにとどまらず、
奈緒子と矢部という絆が芽生えそうにない(笑)コンビってのも生まれたんですから。




いぇーい!


とにかくねえ、矢部と奈緒子と上田のトリオの掛け合いが面白い。
もちろん各コンビ間も掛け合い面白いんだけど。

内容がひしひしと不安と絶望感あふれ出てるから、
その分メリハリがあっていいんだよな。

それでいて、3人が3人ともまだ殺伐としていて、そこがまた良い。

2以降は、何だかんだで奈緒子と上田に信頼関係が生まれてるからね。
矢部は…あんまり変わらないかな


「しかし先生はモテるでしょう?若くてハンサムで日本科技大の助教授。立派ですよねー」
「いや…男女の関係となりますと、立派過ぎるのも考え物なんですよ。
相手に嫌がられたり、ときにはひどく相手を傷つけてしまうことが、あるんです」

「あー、まあ心の問題はね微妙なとこありますからねー」
「心の問題じゃないんですよ身体の一部の問題なんですよ」
「余計なこと言うな!」


こことか、奈緒子がニヤニヤ笑ってたり、
上田が挙動不審だったり、
矢部が上田に媚びてたりと、

お互いがお互いのことを馬鹿にしてる感じがにじみ出てて、最高です。
無言の間とか、すごくシュールで、ああ深夜ドラマで好き勝手作ったんだなと感じます。

なお、この回で寝言・歯ぎしり・寝相が悪いなど、奈緒子の設定が付け加えられています。



で、内容ですが、
因習やら呪いやらの正体をあくまで一説として論破し、
それに囚われる者の愚かさを皮肉っていて良かった。

また、発想の逆転とばかりにこれまで絶望的だった事柄が全てひっくり返されてゆく
その展開と伏線回収の巧みさに感心しましたね。

上田が生きていると分かってからの一筋の希望感、ハンパなかったで。

そして、ミラクル三井があまりにも哀れで、何となく切ない終わり方でした…。



にしてもだよ、当時の深夜ドラマ事情はよく分かんないけど、
この回は色々と過激だったなあ。


(人形とはいえ)首なし死体がぶっ倒れてきたり、

上田さんかどうかを確かめるために股間(ピー)身体の一部分を確認したり…。

まあ当然ですが本物ではないでしょうけど。
「(見て)分かるんか!?」と、矢部じゃないけど爆笑してしまいました。
「矢部さんのと見比べてみていいですか」
とか、平気で奈緒子言っちゃうし(笑)


奈緒子って初期はこういうぼーっと低いテンションでぼそっとどSっぷり発揮したり
とんでもないことする女の子だったなあ。
何となく浮世離れしてる女の子。

上田の中の人曰く、初期では奈緒子はまだ苦悩の中にいる女の子だったから、
基本的に暗いんだよね。


今じゃ、奈緒子ってすごく喜怒哀楽激しいですよね。
すごく人生エンジョイしてる感ある。変人っぷりを隠そうとしてないし。

上田との出会いで、変わったんだなと思うと、何となくほっこりしたりして。


どーこーがー貧乳やねん!
(豊胸パットってこんだけ威力抜群なのか!?)

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出演者
山田奈緒子…仲間由紀恵  上田次郎…阿部寛
矢部謙三……生瀬勝久   山田里見…野際陽子

山田剛三……岡田真澄

石原達也……前原一輝   池田ハル…大島容子
ジャーミー…アベディン  瀬田一彦…遠藤直哉
照喜名保…瀬戸陽一朗

ナレーション…森山周一郎

エピソード2ゲスト
ミラクル三井…篠井英介

伊藤 公安……中丸新将  前田 進………加賀健治
塚田 泰子……松井紀美江 ひとみ  ……五十嵐瑞穂

有馬 辰夫……二瓶鮫一

スタッフ
脚本 - 蒔田光治、林誠人、太田愛、福田卓郎
演出 - 堤幸彦、保母浩章、大根仁、木村ひさし、鬼頭理三、丸毛典子
音楽 - 辻陽
チーフプロデューサー - 桑田潔(テレビ朝日)
プロデューサー - 蒔田光治、山内章弘(東宝)
制作プロダクション - オフィスクレッシェンド
製作 - テレビ朝日、東宝

主題歌
「月光」鬼束ちひろ


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