トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

老人天国にもっと怒っていいいと思う

2022-03-16 09:00:20 | 日記
最近新聞やネットはウクライナの話題が中心だけど、昨日最も衝撃を受けた記事は

「年金受給者に臨時給付金、政府・与党検討 1人5000円案」 by 日経

こいつら気が狂ったのか?とマジで心配になる。
夏に予定されている参院議員選挙に向けての与党のアピールなんだろうけど、これって広島で河合杏里が会う人みんなにお金を配ったことと本質的には同じではないか。なんでこんなバカなことを考えるのか。

自分はアラカンなのでもうすぐあちら側の人間になるが、それにしてもこれはひどい。特に若い人はもっと怒っていいと思う。

日本ではどれだけ老人が優遇されていて、若い人へのサポートが足りないか、明確な資料がある。
OECDが発表している資料で、加盟国が老人及び労働者にGDPの何パーセントを使っているか、というグラフである。

https://www.oecd.org/els/soc/OECD2020-Social-Expenditure-SOCX-Update.pdf

これによると日本はGDPの22.3%を社会保障に使っており、OECD加盟国の平均より高い。それはOK
更に老人への年金支給はGDPの9.4%とドイツの10.2%と比べてもそん色なく、老人天国と言える。

一方で現役世代への補助金(児童手当のような現金によるもの)は1.7%。これは欧州の各国の半分のレベルであり、あの自己責任の権化であるアメリカとほぼ同じ。
日本より低いところは韓国とかメキシコぐらいしか見当たらない。

若い人は嘗められてますよ。もっと政治に興味を持って、老人から現役へ少しでもへ財源を移管するプレッシャーを政府にかけるべきです。
そうでないと益々日本は沈没してしまう。老人にお金を使っても将来は明るくならない。現役が頑張ってこそ将来があるのです。

余談ですが、韓国は年金3%、現役への補助金1.3%と両方ともOECDで最低レベルです。引退世代にも現役世代にもお金が回らない。
そりゃあ、ヘル・コリアになるわなぁ。



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