『○○から電話があってさぁ~』
昼直前に愚弟からTELが入りました。
施設で愚母が車いすから滑り落ちて救急搬送されたとTELがあり、いまどこへ運ばれるかわからない状態だと言います。
『せっかく来週火曜日に合えると思っていたのに~』
『だけど打ち所が悪かったら生身の人間とは会えないだろう』
『そりゃそうだ!』
この分だと愚母が三途を渡ったらついていく気配濃厚です。
『一人じゃ寂しいだろうからさぁ』
とでも言って。
真夏の怪談になったらどうするんでしょう。
マザコンもここまでくると迷惑です。
蟷螂は背中の傷がまだ癒えないのでスルーしました。
死んだ親父がよく言っていました。
『奴はオーバーだからな』と。
おそらく施設で『痛い!痛い!痛い!』とでも大騒ぎしたのでしょう。
あまりに痛がるから仕方なく救急搬送した。
で、しばらくしたら愚弟からTEL。
『〇科○○に決まった。これからタクシーで向かう』
といいます。
こりゃあ施設も大変だ。
コロナ受け入れの最前線の病院に運ばれるとなると、施設職員だって身構えるでしょう。
いくらコロナ重症者が少なくなったとはいえ、ウイルスのカスが残っていそうでヤバい。
ちょっと胸騒ぎがしていると、病院に着いた愚弟からTELが入りました。
『あのさぁ~勘弁してほしいよ。頭にたんこぶ、腰は打撲で入院はしないそうだ』
たんこぶ・・・義母はグループホームで夜中に徘徊して転び、ワルファリンを服用していたので頭を打ったら脳出血を起こし、植物状態で長い間寝たきりでした。
愚母は骨粗鬆症があるものの、心臓だけは毛が生えているのではないかと思うほど頑丈です。
なので少々頭を打っても出血なんぞはしない。
ま、O型なので出血傾向ではありますが・・・
施設職員も救急の付き添いで大変だ。