NOKO・Blog

BICICLETTA NOKOの活動報告

TDH・メカニックレポート 第五ステージ

2008年09月14日 10時01分01秒 | Weblog
9月14日(日) 天気:晴れ 第五ステージ
今日で街から街へのロードレースは最後、最終日はクリテリウムなので
タイム差が付き難い。逆転があるとすれば今日しかない。
今日は占冠村アルファリゾート・トマムから江別市野幌総合運動公園
までの180km。高低図を見る限りでは全体的に下り基調だが、所々に
アップダウンがあるので、決して楽なコースではない。



早朝食事を済ませて自転車を用意する。今日は昨日のゴール地点が
そのままスタート地点になっているので移動は無し。
少し早めに準備を始め、昨日、日没で出来なかった(見えなかった)
タイヤ表面の傷補修を行う。選手達に自転車を渡し、自分も車輪と携帯
工具を持ち、スタートラインに向かう。




レースがスタート。
いきなり勾配のある下り坂ということもあり、集団は超高速走行。
今日はサポートカー序列が3番目なので、比較的レースが見える。
序盤から細かいアタックがあるものの、下りという事もあり決まらない。
約20km地点で6名がアタック。最大55秒まで差が開く。



後続集団前方ではマルコポーロの選手が先頭を引き続けているという
ラジオツールからのアナウンス。どうやらジャイの様だ。
一つ目のKOMの手前でジャイの引くメイン集団は先頭集団を吸収。
リスの為に仕事をしている。
その後、KOMを過ぎて再びアタックの応酬。下り基調なので平均時速も
かなり速い。



約60km地点、平坦になって集団のスピードが緩んだところで一斉に
トイレタイム。スタートからいきなりの下りで冷えてしまったのだろう。
リスとジャイも止まっている。リスはすぐに集団に復帰したが、ジャイは
サポートカーの所に来て、持てるだけのボトルを持って集団に戻って
行った。今日も補給所は102km地点と少し遠いし、補給所でスピード
アップする可能性もあるので、早めに補給をしたかったようだ。




約70km地点、今度は3名の選手がアタック。タイミングが良かったのか
3名はドンドン差を広げる。逃げグループの中にはガロファロ選手(NIPPO)
がいる。総合では遅れているが、イチカバチカ逆転を賭けての勝負に
出たように思えた。メイン集団は昨日総合1位となりリーダージャージ
を着ている宮澤選手の梅丹チームがペースをコントロールする。
3名の逃げは最大で5分20秒まで差が広がり、ガロファロ選手(NIPPO)
がバーチャルリーダーとなる。
しかし梅丹チームは慌てることなく、ゴールまでの距離を計算しながら
無理をしないペースで淡々とメイン集団を引いている。
二回目のKOMポイントの手前で今度は山岳賞を狙うオランダチームと
SKIL-Shimanoチームが先頭に出てきてペースを上げる。
短い登りだったが、このペースアップで千切れてしまう選手も出てくる。
結局、山岳賞はオランダチームの選手が野寺選手を逆転した。
明日はクリテリウムなのでKOMポイントは無い。結果、オランダチーム
の選手の山岳賞が確定した。



その後の下りで前を逃げる3名とメイン集団の差が徐々に縮まる。
3分30秒前後のタイム差で進行する。メイン集団は再び梅丹チームが
コントールする。後半になり平坦区間に出るが、ここは強風が吹いて
いるので、何処のチームも梅丹任せになっているようだ。
この強風の中でもリスは集団前方のいい位置で走っている。
先頭の3名も疲れが出てきたのか、ガロファロ選手(NIPPO)が二名を
振り切り、単独で逃げ続ける。



しかし、この強風区間では集団の方が圧倒的に有利。流石のガロファロ
選手もついに165km地点で集団に吸収されてしまう。
ラスト10km地点、直角コーナーを利用して新たに3名がアタック。
強風の中、メイン集団に10~20秒の差をキープしながら逃げる。
後続のメイン集団もその気になれば捕まえられる差ではあったが、若干
牽制もあったのか、結局、僅差を保ちつつ勝負は3名でのスプリントに。
優勝はオーストラリアのドラパックチームの選手。
マルコポーロはジャイが前半、中盤と積極的に動いたが、リスの総合
順位を押し上げる事は出来なかった。3名とも集団で無事ゴールした。

ゴール後、すぐに今日の宿泊先に移動する。
今日のホテルは札幌郊外にあるシャトレーゼが経営するガトーキング
ダム札幌。ホテル玄関前に洗車用スペースが設けられていたので、
そこで洗車を行った。その後、諸々調整・確認作業を行った。
作業終了、午後6:00。




いよいよ明日が最終日。最後までトラブルの無いように緊張して作業を
行った。



最新の画像もっと見る