ディスクブレーキが来る～？？？

昨日（2/19）はメカピ定休日でしたが、岡山で開催された SHIMANO・テクニカル
セミナー に参加して来ました。
今回の講習内容は、最近シクロクロスやロードバイクでも徐々に増えて来ている
ロード用油圧ディスクブレーキの説明と内装変速ハブの説明でした。
ディスクブレーキの基本的な構造説明から、MTB用とロード用の違い、組付方法
やトラブルシューティングまで、詳しく説明していただきました。
以前、問屋勤務していた頃には、当時は恐らく唯一に近い状態で市販されていた
MOUNTAIN-CYCLE社の油圧ディスクブレーキを取扱していた関係で、MTBの
油圧ディスクブレーキを触る機会も多かったんですけど、その後、広島に帰って
メカニックピットをOPENしてからは、ロードバイクやシクロクロス（サイクリング車、
競技用ピスト）の専門店として、ずっとMTBの取り扱いをしていなかったので、
MTBの世界からは完全に取り残されてしまっていました。
ただ最近の流れ（メーカーの戦略的）では、シクロクロスだけでなくロードバイク
にもディスクブレーキを装着させる方向で動いています。
30年以上スポーツサイクルの世界にいて昔からの流れを見ていると、「そんな
モノは必要ないだろう。」って思っていても、いつの間にかそれが主流になって
いるんですよね。（＊中にはそのまま消えていくモノもあるんですけどね…。）
クリップレスペダルしかり、リヤの多段化しかり、手元変速しかりですよね。
最近では、電動変速がそうした「新しい流れ」にあたるかも知れませんね。
個人的な思いは別にして、今後ロードバイクでもディスクブレーキが主流になる
可能性がある以上は、しっかり勉強して対応出来るようにしておく必要があります。
とりあえず頭では理解出来たので、あとは現物を出来るだけ沢山触って色んな
部分でのノウハウを蓄積していくしかありません。
（＊皆さん、ご注文お待ちしていますって事ですよ。笑）

ロード用ディスクブレーキに関しては、まだ対応フレームやホイールの選択肢が
少ない事もあり、使ってみたくても簡単に交換取付という訳ではいきませんが
今後各社が対応モデルを多く発売してくれば、一気に広がるかも知れませんね。

私個人は「あたらしモノ好き」なので、毎回各社から新製品が出るとワクワク
しますし、昔のモノを知っているだけに懐古的に「昔が良かった」なんて思っても
いません。自転車もドンドン進化しているし、乗り手にとってドンドン便利になって
来ています。自転車は機材スポーツなので、最新の機材が使えるのであれば
積極的に導入してみる方が良いと思っています。
だって一般の皆さんは「趣味」なんですから、少しでも楽に走れる方が良いです
よね。色んな事を我慢して自転車に乗るのは楽しくないですからね～。