全日本メカニックレポート

＊日にち さかのぼって書き込みしています。

新城幸也選手 全日本ロード優勝！

全日本選手権ロードレース メカニックレポート　6月23日（日）
AM4:00起床　すぐに準備をしてマッサ―穴田氏と一緒にレース会場に向けて
出発。レーススタート時間はAM8:00だが、ホテルからレース会場までが遠く、
車で約1時間ほど掛かるのと、今回もOGKブースを間借りする事になっている
のだが、OGKブースが本部エリアに設置されているので、早く行かないと車
が入れず、荷物の搬入が出来ない。それにスタッフは選手よりも早めに準備
を整えておく必要もある。
激しい雨と濃い霧が立ち込める山の中を走ってAM6:00に会場に到着。
すぐに荷物を降ろして車を駐車スペースへ移動。レース用バイクをスタンバイ
する。スペアホイールもすぐに交換出来るようにエンド幅を合わせておく。
AM7:00 新城選手が会場到着。新城選手の準備を伺いつつ、機材の最終
打ち合せ。新城選手はギリギリまでホイールをHYPELONでいくかBORAで
いくか悩んでいたが、下りのスピード維持性をとりBORAでいく事に。
空気圧は雨なので、前7,2bar、後7,5barでセッティング。思っていた以上に
雨が降っているので、チェーンに雨用オイルを注油。
既にスタート地点である会場には多くの観客が詰めかけている。出走サイン
に行く新城選手の前を歩き露払い。（苦笑）
穴田氏がマッサージをして、スタート10分前。全員で気合いを入れて新城
選手をスタートラインまで誘導。

一瞬の静寂の中、号砲が鳴りレーススタート。
新城選手が無事スタートしたのを確認して、すぐにブースに戻ってスペア
バイクとホイール、簡単な工具セット、補給に必要なモノをみんなで持って
補給地点まで移動。



レース展開については情報サイトに任せるとして、新城選手は序盤から前
で走り、最後は単独になりました。
最終周回に入るところで私が「最後まで集中！ゴールで待ってるぞ～！」
と叫ぶと、新城選手は手を上げていきました。
最終周回は補給無しなので、我々も急いで撤収。ゴールで新城選手を待ち
ます。そして…大きな歓声、優勝のアナウンスと共に新城選手がゴール！
ゴールを過ぎた所で待っていた美和さんと感動的な抱擁。そしてその後に
私も新城選手と抱擁し新城選手と喜びを分かち合いました。

とりあえずメカニックとしてメカトラ無しで終われて良かったです。
新城選手には最高のご褒美をもらった気分ですね。本当に良かった。
幸也！全日本優勝おめでとう！
この瞬間を一緒に戦って共有出来たのはメカニックとして幸せでした。
本当にありがとう。

今回一緒にレースを戦った「チーム幸也」のメンバー。