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べきちゃんのライブ日記

行ったライブの感想とかCDレビューとかそんなもんです。更新頻度はマイペースに。

朝霧JAM 2014

2014年10月15日 19時57分41秒 | 日記
ついに童貞卒業しました。

あっ、リアルな話ではなく朝霧JAMの話ですよ(童貞じゃねーし!)。ついに長年行きたいと願っていた朝霧JAMへ行ってまいりましたのでそんな初参加の朝霧JAMをレポートしたいと思います!

朝霧JAMは静岡県富士宮市の朝霧高原という標高800mほどの場所で開催される秋フェスの代表格でもあるキャンプインフェス。通常1泊2日、最大で2泊3日(いわゆるオーバーナイト)のキャンプが可能であるこのイベント。私は同じ静岡県内に住んでいながらも「キャンプ」という高いハード ルに阻まれ参加出来ずにいました。それが今回友人たちに紛れ込ませていただく形で参加することとなりました。正直普段からアウトドアはソロでも余裕だぜ!ってくらいの人じゃないとソロでの参加はキツイかと思いました。

参加が決まったころから、キャンプ用品やアウトドア用品を買い漁る日々が始まりました。それなりにいろいろとお勉強をし当日に備えたつもりでしたが、それでもまだまだ足りなかったなと反省しております。いや~キャンプは奥が深い…。とはいえベテランキャンパーの友人たちの好意もあって非常に楽しく過ごすことが出来ました。

2014年の朝霧JAMは超大型のスーパー台風とやらが日本列島に近づいているという影響も有り、開催前日まで開催が危ぶまれる事態にまで陥りましたが、スピードが遅いこともあって無事に開催される運びとなりました。準備にそれなりのお金をかけたので無事開催してくれて本当に良かった。。

当日は前乗りしていた関西組の友人たちを引き連れ、6時に地元を出発し8時前には朝霧のふもとっぱらへ到着。渋滞などもなくスムーズにサクッと来れる距離感が絶妙でした。

ふもとっぱらに到着するとそこにはだだっぴろい草原が広がる。広すぎてもはやどこをキャンプ地にしたらいいかわからないレベルwwなんとなーくこのあたりがいいだろうという指示のもと場所取りを開始しました。まぁ場所取りなんてしなくとも余裕そうな感じでした。このふもとっぱらを選ぶ理由の1番のポイントはやはり真正面に広がる景観でしょう。目の前に巨大な富士山がドドーンと現れます。他県の人はこれ見ただけでも相当満足すること間違いないでしょう。(私は静岡県民なのでそこまで…まぁ近いっちゃ近いけどもw)


と、あれこれ騒いでる内に友人たちもふもとっぱらへ到着。会場に行く前にキャンプ地の設営を開始。手慣れたキャンパー2人による指示であれよあれよと完成していくベース基地。いやアウトドア出来る人ってのはかっこいいね。自分は何も出来ずド素人丸出しでした。


ベースが完成してからはまだ開場時間までは時間があったのでお昼ご飯。これまた手慣れたキャンパーの準備が凄い。簡単なものといってはいたけど、こちらからしたらこんなもの作れるのかい!と突っ込みたくなるレベルの美味しいごはんタイムでした。いやーこのふもとっぱら何がいけないかってロケーションが良すぎて動かなくなるんですよ。お酒飲みながらご飯食べたり会話楽しんだりと、会場まで行くのが非常に億劫です。


このままでは会場に行かないまま朝霧JAMが終わってしまう危険性すらもあったので、重い腰を上げて会場へ向かうことに。ふもとっぱらから会場へ向かうには歩いて10~15分(キャンプ場所による)ほどのところにあるグリーンパーク駐車場Bからシャトルバス(10分程度)に乗って場内へ向かいます。言うほどめんどくさくないじゃんと思いがちですが、ふもとでまったり過ごしているとこの30分が非常に惜しいです。笑

バスに乗って会場へ到着するとそこはいきなりのメインステージでステージ後方のエリアにはびっしりとテントが張られています。思わずバスの中で歓声をあげてしまうほどに凄い光景でした。(写真参照)どちらかといえばキャンプメインでライブは二の次なんだなと感じましたね。バスから降りてすぐにリストバンドへと交換し場内へ。場内には所狭しと横一線に並ぶ露店があり殆ど並ばずに買えそうだなというイメージでした。いろいろと物色して いる間にライブがスタート。1日目も半分ほど終わったところで、ついに個人的な朝霧JAMがスタートする。


SKINNY LISTER
昨年のフジロックで爆発的な盛り上がりを見せたスキニーリスターが日本へカムバック!相変わらず圧倒的なステージングを披露した。 SKINNY LISTERはマムサンズのようなUKフォークを基調としながら、ポーグスのようなアイリッシュなどの民俗的な要素も多段に取り入れたとにかく聴いていて見ていて演奏していて楽しい音楽が特徴的なバンド。そんなバンドがこの朝霧JAMという開放的な空間でライブするのだから悪くなるはずがない。ロケーションも相まって素晴らしいパフォーマンスだった。楽器を振り回しながらステージを縦横無尽に駆け巡るメンバーやステージを降りてきて観客に 駆け寄るメンバー。まさしく嵐の如く爆発的なライブパフォーマンスで観客の心を奪い去ったと思う。個人的には最近発売された2ndアルバムは今年のベストアルバムに挙げたいほどの傑作だったのだが、このライブを見て更に評価を増した。フジロックでは彼らのライブを見ることが出来ず噂だけ聞いていたが、これは絶賛される意味がよく理解出きた。ヘッドライナーとかそういう存在感ではないけども今後のフェスには欠かせないピースとなりそうだ。スキニーリスター是非また観て踊りたい。


G.Love & Specail Sauce
少し暗くなってきた会場で始まったG.Love率いるG.Love & Special Sauceが朝霧JAMへやってきた。もはやベテランの域に足を突っ込むG.Loveことギャレットは、ジャズやサーフミュージックをベースにし、そこにヒップホップを取りこんだ他に類を見ない音楽性が特徴的。ギターでメインメロディを弾きながらラップするなんて並大抵のことではない。ライブは前 評判通りサーフミュージック的なアプローチも有りながらもオルタナなギタープレイやマシンガンのようなラップを披露する面もあり曲を知らなくても思わずかっこいい!と口にしてしまうほどだった。個人的なハイライトはギャレットがギターを弾かずにワンハンドでマイクを持ちラップし始めたところ。黒人ヒップホップにも通用しそうな勢いに鳥肌全開だった。ヒップホップ要素が強いとはいえ、あくまで演奏はバンドなので万人に受ける音楽性が彼の魅力なのだろう。非常にクールなステージングだった。


G.Loveが終わるころには会場は暗闇に包まれていましたが、イベントはまだまだ続きます。せっかく初の朝霧JAMということで場内を探索することに。まず入り口から10~15分ほど歩くと非常に開けた大きなエリアに出ました。ここがいわゆるセカンドステージらしい。ステージの上に大きなオブジェが乗っていて微妙に動いていたりと面白い雰囲気。メインステージとセカンドステージ広さ的にみてもあまり変わらない印象でした。ステージ後方には露店が立ち並んでいて、どちらかと言えば食品系ではなく小物や雑貨屋さんが並んでいる感じでしたね。

セカンドステージから、キャンプサイトを通って更に奥に行くと1番奥にカーニバルスターという場所が存在しています。ここも一応キャンプサイトらしいのですが、DJブースの中で何故か音楽に併せて球ころがしをしていたり、妙なオブジェがあったりと非常に朝霧らしく興味深い場所でした。夜だったためか殆どの催しがなされていませんでしたが、昼間に行ったら確かに楽しそうな雰囲気がありました。


1日目はこれにて会場を後にし、ふもとっぱらへ帰還。ふもとっぱらでは夜中まで宴会モードでご飯食べたりお酒飲んだり焚火をしたりと楽しんでいました。「ただお金を払ってキャンプする。」これぞ朝霧JAMの醍醐味な気がしました。笑
ほぼ初めてとも言えるテント泊も準備してきたぶん思ったよりも快適でした!


では2日目。
ご来光拝めるかなーと6時くらいにテントから顔を出すも残念ながら曇り模様。これは無理だなと2度寝(不貞寝)することに。そして2度寝から起きると再び朝から宴会状態。僕はあんまり飲めない体質なので二日酔いもなく朝から飲める友人たちが恐ろしいです。まさしくフェスマジック。凄まじいですねw

この日はなんとなく朝から体調が良くなくて無理して会場に向かうも体調が悪化する最悪な日でした。とりあえず不調を押してライブを見ることに。

JEFF LANG
いまや世界で大活躍するジョンバトラーにも大きな影響を与えたというオーストラリアの至宝、ギターの魔術師とも呼ばれるジェフラングが朝霧JAMのステージに登場。なんと今回はギターとドラムのみのセットによるライブである。初めてみたが凄いライブだった。ベンハーパーのワイゼンボーンを彷彿とさせるラップスライドギターでの演奏スタイルは間違いなく目を引く。更にはこれギターなの?という音の連続。オルタナギターの音から電子音のような音、ベースのような低い音にDJのスクラッチ音にスライドギターの持つ旋律の美しさなど、もはやジャンル分けが不可能なほど色んな音を鳴らしてくる。途中からは普通のギターに持ち替え、動き回りながら相変わらずギターをかき鳴らす。
圧巻だったのはラストのギター奏法。な んとギター弦をマイク代わりにし、ギターに向かって叫ぶことでアンプから歌声を聴かせる荒業を披露wwギターに向かって「Thank You So Much!!」というジェフに拍手喝采。震えるほど素晴らしいパフォーマンスだった。


ライブが終わった頃には忘れかけていた体調不良が如実に表れ始めました。ここ数ヶ月1の腹痛に見舞われる。本当は無理してでもQuanticを観たかったのだが身震いするレベルの腹痛に襲われてしまったので、友人たちに迷惑をかける前(自分で動けるうち)に会場を退散することに…ふもとに 戻ってテントで就寝。1~2時間くらい寝たのと風呂に入ることによってだいぶ回復しました。

その後は相変わらずの宴会模様だったが、台風の心配もあり片付けられるものは片付けて就寝。殆ど会場に行かずライブを見ずの2日目でした。


オーバーナイトした最後の朝は夜中に少し雨が降り始めて正直片付けめんどくせーなと思いつつ早めに起きて退散準備。ちょうど準備をしているときには雨も止んで片付けしやすかったのはラッキーでした。片付けも終わり名残惜しむも朝霧より離脱。離脱後は台風の影響により豪雨ww早めに退散して良かった!

というこで初めての朝霧JAMは終了しました。ライブは殆どみませんでしたが、そんなに観たいバンドも正直なかったのもあり、とりあえず雰囲気を感じられたので非常に満足だし、これ書いてる今もまだ後遺症に悩まされてます(キャンプしたいw)そう思うのも偏に周りの人たちの周到な準備のおかげだなと感じるし、頼りっぱなしだった部分も大きいので今回の反省点を活かして来年はもっと楽しめるように積極的にもういまから準備します。

ということで来年もよほどのことがなければ行きます!待ってろ朝霧2015!うおーーー!


校了。

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