べきちゃんのライブ日記

行ったライブの感想とかCDレビューとかそんなもんです。更新頻度はマイペースに。

KASABIAN Velociraptor! Tour

2012年01月17日 20時54分06秒 | 日記
KASABIAN Japan Tour at 新木場Coast

1/15はモダンブリットポップの代表KASABIANのライブに行ってきました。2012年2度目のライブ参戦です。いいペースですねー。笑

KASABIANは2004年デビューの新世代ブリットポップ。重厚なグルーブとひねくれたメロディーを兼ね備え、宗教的ともいえる雰囲気を武器に活躍するバンド。ここ日本でもデビュー前から注目度が高く、デビュー前の初来日となるサマーソニック04では5000人もの収容人数を誇るSonic Stageに入場規制をかけるなど、当時からその大物ぶりを発揮している。

自分もあの時パンパンのソニックでKASABIAN見ましたが、あれはもはや事件でしたね。ほんと凄かった。パンク全盛の当時の自分には衝撃だった。そんな
KASABIANですが、自分は2009年のサマソニ以来4回目のライブ参戦となります。今回の来日は4thアルバムを引っさげてのツアー!期待せずにはいられない。

1/15は日曜日ということもあり、今回のツアーで唯一チケットがソールアウトしていて、コーストは半端ない人ごみだった。入場は最後だったし、フロアにも降りるの大変だったし、ドリンクすら取りにいけないような状況でした。まぁそんな人ごみの中でも、居心地の悪さをぶっ飛ばすような素晴らしいライブをやってくれました!!

まずはセットリスト!!
KASABIAN at 新木場Coast(2012/1/15)
1. Days Are Forgotten
2. Shoot The Runner
3. Velociraptor
4. Underdog
5. Where Did All the Love Go
6. I.D
7. Take Aim
8. Club Foot
9. Re-Wired
10. Empire
11. Fast Fuse
12. Goodbye Kiss
13. L.S.F.
-Encore-
14. Switchblade Smile
15. Vlad The Impaler
16. Fire

なんというかもう!全曲がアンセムでした。メンバーが続々と現れる中で相変わらずといったサージと対照的に、「えっ!?U2のボノ!?!?」と思わせるくらいガタイが良くなったグラサン姿のトムに思わず失笑。

まずは4thアルバムの「Days Are Forgotten」からスタート。まるで客の様子見をするかのような選曲な気がする。これで今日の温度感を測っているかのようだった。続けて2ndより「Shoot The Runner」4thから「Velociraptor!」3rdから「Underdog」「Where Did All~?」とヒット曲の連発!このセットリストで盛り上がらないわけないじゃないですか!自分は結構後ろの方でライブ観てましたが、さすがの選曲にその場で飛び跳ねてた。
6曲目にまさかの1stより「I.D」を披露!今聴くとホント生々しい音をしておる。これは正直結構嬉しかった。会場によってここの選曲は違ったみたいで I.Dが聴けたのはかなりラッキーだった。次にサージがメインを取る「Take Aim」そしてここからが本番(?)。8曲目でKASABIANの代名詞「Club Foot」を投下!場内大合唱ですわ。こんな中盤でClub Foot出来ちゃうんだからKASABIANの楽曲の豊富さに驚いた。次に新作から「Re-wired」を挟み、サージの「ジャンプ!ジャンプ!」の掛け声から始まった。「Empire」が!!こちらも「ストーップ!!」で大合唱。盛り上げるの巧すぎるだろう。
次の「Fast Fuse」に続いてKASABIANの4thから新機軸の楽曲「Goodbye Kiss」を披露。これサージが書いた曲なのだろうか?Oasisが歌っていても違和感ないかもってくらい珠玉のバラード。こんなシンプルな曲も作れるんですね。正直評価上がった。そして本編のラストに定番曲「L.S.F」まで。曲のラストでサージがギター、トムがピアノでL.S.Fのフリックを弾き語り。客に合唱を促して合唱のまま本編終了。

合唱したまま待っていると、アンコール1曲目に新作のリードシングルから「Swichblade Smailes」のイントロが爆音でかかる!!ちょっとこの曲反則で
しょう。AメロからBメロに入るところのベース音がファジーすぎる。ああいうストレートな音作りが捻くれているようで意外とはまってる。
続いてアンコール2曲目に「Vlad The Impaler」!!もう自分はとにかくこの曲を待っていた。そして成功した。ベストタイミングで「ピーーーポーーー!!」って言えた。満足した。
そして最後に超反則アンセム「Fire」がキターーーーーーーーー!!!!ただでさえ盛り上がるハズのこの曲にカサビアンはギミックを忘れない。曲が全て終了したかと思いきや、「People! Get down!」との指示が。こんなパンパンな中で座れるかよ!と思いながらも渋々指示に従う。最後のサビに入ったら立ち上がって死ぬほど盛り上がれというメッセージなのだろう。よっしゃ任せとけ!!と言わんばかりに「I'm On Fireeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!!」

最高の幕切れでした。圧倒的盛り上がり。KASABIANってこんなに盛り上がるバンドでしたっけ?っていうのが正直な印象。昔は黙って聞いとけ!みたいな雰囲気あったけど、今は完全にエンターテイナーになりつつある。それはそれで全然かまわないけども。

まぁとにかくセットリストが完璧でしたよ。文句のつけようがない。もちろんもっと昔の曲聞きたい!とかはあるけど、恐らくこれが今のカサビアンの最高到達点なのだろう。素晴らしかった。

来日中のノエルが乱入!なんてサプライズは一切なかったけど、そんなサプライズなんかなくてもいまのKASABIANは王者の風格すら漂わせる。そんなことを感じ取れるライブだった。

いやーいいライブを観たね。間違いなく。

The Kooks

2012年01月13日 17時38分50秒 | 日記
はいどうもこんばんわ。いやこんにちは?
まぁどっちでもいいですけど、おはようございます。

まずはあけましておめでとうございます。
今年もガンガンライブに行って、レポしようと思います。宜しくお願いします。

そんな2012年の船出を祝う新年1発目に素晴らしいライブと出会いましたよ。2009年1月のジャパンツアーからちょうど3年ぶり!ブリットポップの新世代代表The Kooksのライブに参戦してきました。今日も内容薄いけど長いよー。笑

今回の会場は赤坂ブリッツということで個人的にここに来るのは約2年ぶりか。前回来たときはジュリアン・カサブランカスの来日公演だったと思う。ステージが高めで後ろからでも見やすいし、音も篭ってなくていい。比較的好きなライハウスのひとつ。とはいえ今回のKooksは最前線で見ましたけど。笑

そんなThe Kooksのセットリストは以下。ネタバレに注意!
↓↓↓↓
The Kooks at 赤坂BLITZ
1.Is It Me
2.Always Where I Need To Be
3.Sofa Song
4.Down To The Market
5.Rosie
6.She Moves In Her Own Way
7.Sway
8.Runaway
9.Eskimo Kiss
10.If Only
11.Seaside
12.Tick Of Time
13.See The Sun
14.How Do You Like That?
15.Mr. Nice Guy
16.Ooh La
17.Shine On
18.Do You Wanna?
Encore:
19.Saboteur
20.Junk Of The Heart
21.Naive

約80分間、息をつく暇すら与えない、期待以上のライブを見せてくれました。

ほぼ定演ぴったりの19時過ぎにステージへ現れると、おなじみのくしゃくしゃ頭ルークから「コンバンワ、トーキョー!」の第一声に観客が沸きあがる。ステージの前方にはクークス恒例の謎のお立ち台が。ルークはとにかく高いところに登りたいようだ。
そしてお待ちかねの1曲目!!「待たせたな!」というメッセージが如く、いきなり3rdアルバムから「Is It Me?」を演奏!最新作の中では最も疾走感のあるこの曲に会場も一気にヒートアップ。最前線はモッシュピット化wwこの曲、個人的には間奏部分のギターがとても好き。
続けて2ndから「Always~」!!ヒューのギターイントロで会場も大歓声&爆発。もはや楽しくなりすぎて全然記憶にない。更に3曲目でクークスが盛り上がり畳み掛ける!1stより「Sofa Song」を演奏。なんだい?新年1発目のライブからおれを踊り殺す気かい?新しいアルバムのイメージからは想像も出来ない代表曲の連発にもはや腰砕け状態。誰かおれを殺してくれと言わんばかりに踊ってやった。

それにしてもやはりKooksはライブバンドだなと感じる。CDだと結構地味に感てしまう3rdアルバムの曲群だったがライブでは大化けしていた。「Rosie」や「Runaway」「Eskimo Kiss」など既存の曲に負けないくらい盛り上がってた。いやむしろ3rdの曲のほうが光っていたように自分は感じた。やはりこの「Junk OThe Heart」を2011年の個人的ベストに挙げて正解だったと思う。

話は戻るが、ライブ中盤ではルークがソロで「Seeside」を披露。美しいシンプルなメロディーと歌声に酔いしれる。続けてバンドメンバーが再登場しヒューキーボードを弾きながら「Tick Of Time」を歌い上げる。しっとりとしたとてもいい雰囲気に会場全体もクールダウン。

だがクークスはクールダウンを許さなかった。続けて追撃のごとき「See The Sun」で再びモッシュの嵐。「How Do You Like That?」では少し合唱も起きてた。みんなもう少し予習して来いよー。このくらい歌えるだろー。そしてラストに必殺ナンバー「Do You Wanna?」キターーーーーーー!!キレキレのカッティングギターににシャウト気味のボーカル。もはや文句なし。圧倒的パフォーマンス!!

アンコールには1曲目に未発表曲の「The Saboteur」を披露。初めて聴いたけど昔のクークスって感じでかっこよかった。そして2曲目に3rdアルバムからのリードシングル「Junk Of The Heart」を演奏。I wanna make your happy~♪ってフレーズがとても印象的。新しいアルバムの中でも一際輝きを放つ1曲はライブでもその存在感を失わない。そしてラストに「Naive」まさかのラストに「Naive」ですよ。クークス屈指の名曲ナイーブで盛り上がらないわけがないじゃない。若さを閉じ込めたかのような曲に、大人の風味と苦味を付け加えたかのような新しい「Naive」を聴けた気がした。そして大興奮のままあっという間に22曲ものライブは終了。非の打ち所がまるでない素晴らしいライブだった。

総括するとセットリストが卑怯。これで踊るな!って方が難しい。昨年発売された実験的な3rdアルバムを聴いたときは少し落ち着いてきたのかな?なんて感じたけど、ライブでのあのはじけっぷりを見る限り全然そんな感じ
は無かった。むしろ観客にこれでもか!!と思うほど幸せと楽しさを運んでくる。やっている本人たちも観客も自然と楽しくなってくる。そんな素敵なライブを体感できた。

新年1発目からとてもいいライブを観れたなと思う。夏にでもフェスかなんかでまた来日しようもんなら、絶対に観たほうがいいとお勧めしたい。これからの活動と新作への展開に期待せずにはいられない。

さて、次は1月15日のKASABIAN。そして1月16日に控えるはブリットポップの大将ノエルギャラガー。クークス→カサビアン→ノエルなんてまるで 1つのフェスにでも行ってるかのような並び。こんな来日ラッシュ、基UK祭りに感謝したい。

まずはカサビアン!楽しむぞー!!